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雨の日の美術館Ⅴ

「雨の日の美術館」は、2017年のレールガン開発の顛末(サドガシマ作戦の4、5年前)を書いたものですが、なぜか、日本人男女のお付き合いという脱線になってます。

エレーナ少佐のサドガシマ作戦、時系列 R1
マガジン『エレーナ少佐のサドガシマ作戦

■ 付き合う意味がわからない。男女が「付き合う理由」とは?

男女の間の性を除いた同性と同じような友達付き合いは難しいのだろうかね?

恋愛から少し離れたり、恋に疲れたりしていると、「人を好きになるって何だっけ」とわからなくなる瞬間もあるのでは? そもそも「付き合う」とはどういう意味なのか。また、男女が付き合う理由とは何なのか。

「付き合う」という意味がよく分からなくなってきた。男女が付き合う理由って何?恋に疲れたり、恋愛から少し距離を置いていたりすると、そんな疑問がふっと湧いてくる瞬間もあるのではないでしょうか?

そもそも「付き合う」とは、どういうことなのか。付き合うとは「男女でペアを組む」ようなものだと考えます。

付き合い方は人それぞれですが、「トリオ」ではないので、「2人の関係に第三者を入れないこと」は最低限のルールです。

ある意味、お互いに相手を独占する関係であり、もし他に気になる人ができても、そちらに目を向けてしまうのはルール違反になります

また、付き合うということは、「恋人同士だからこそできること」をする特権を、相手に与えることでもあるといえるでしょう。

付き合う理由は、人によって異なります。恋愛について真剣に捉えていれば、付き合う時点で結婚の可能性を考慮する人もいます。

恋愛をフランクなものだと捉えている人は、付き合うというのは「一定期間だけ持つ特別な関係」くらいに考えている場合も。

「付き合う」というよりは「付き合える相手かどうかのお試し期間」という認識をしている人もいるでしょう。

「付き合う=肉体関係が持てる」くらいに考えている人もいます。本来は、付き合わなくても肉体関係を持てるような“都合のいい関係”を持ちたいと思いつつ、それでは相手が納得しないから付き合うという形をとっている、というパターンも少なくありません。

付き合うというのは、『特別な関係を築くこと』です。お互いに「自分にとって一番好き」だと思える相手と付き合うに越したことはありません。少なくとも、「この人と一緒に月日を歩むぞ」という気持ちが持てるかどうかは大切です。

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2017年11月14日(火)、尾崎

 出張だった。協力企業の一つに打合せに行く。場所は山形県。不便な場所だ。

 16:00発18:08着のJR東北新幹線つばさ145号で米沢まで行き、18:40発18:44着のJR奥羽本線山形行で置賜駅まで向かう。この路線で一番早いのは13:00発で、1時間おきに出ているが、いずれも15:30着とかその日は移動日になってしまい打合せには使えない。だから、俺は月曜日の夕方に出発したのだ。1泊しなければならない。帰りの便も最終が13:45発で16:48東京駅着。置賜駅は無人駅だ。

 駅からタクシーで5分ほどのところにボロボロのホテルがあって俺はいつもそこに泊まる。周囲は田んぼでなんにもない。協力会社に頼むのも最近のコンプライアンスでご法度だ。

 午後13:45発で東京に帰るつもりなので、無理を言って朝7:30にアポを入れた。工場はシンガポールの工業団地のような無愛想な本部棟とその後ろの数棟の工場群。

 タクシーでエントランスに乗り付けると担当者一同が待ち構えていた。みな若い。

 早速、本棟を抜けて工場棟の方に向かう。簡易パーテーションの中でさまざまな製品が開発されている。この企業はもちろんリチウムイオンキャパシタばかり研究開発しているわけではない。自動車関連の蓄電池部品製品がメインだ。この企業は自社設計、自社生産に徹していて機密保持上のレベルが高い。下請け企業などからの機密漏洩がないからだ。

 キャパシタバンクは一般の建築物の高圧受変電設備で使われる。無効電力を打ち消す方法として使う。力率の調整のためだ。

 実は、表立ってはレールガンの開発は防衛装備庁の陸上装備研究所が研究を進めていることになっている。俺の航空装備研究所は関係ないことになっている。

 陸上装備研究所が保有する研究用レールガンは、電磁加速装置としては、砲身の長さが2メートルで、砲身の内径(レール間の距離)が16ミリ、レール材料は主に銅で、絶縁体の材料がポリカーボネイトのもの。飛翔体については、電機子の材料がアルミニウムで20グラムの重さ、長さ44ミリ、幅16ミリのもの。研究ではこれまで、磁気センサを使った飛翔体速度の測定で、砲身内部の飛翔体の速度が毎秒2.7キロメートルまで加速させることが可能となったという。

 陸上装備研究所のレールガンの銅のレールでは、27発の射撃を行うと、レールに飛翔体のアルミと見られる金属が付着するなど、大きな摩耗が見られた。材料の違いによるレールの変化を計測した結果、タングステン70%、銅30%の合金を使用したレールでは、基本材料の銅と比べて37%の摩耗の低減に成功した。これは銅の約60%まで低減したモリブテンのレールよりもさらに摩耗の低減に成功。同研究がさらに進むかたちとなった。

 しかし、俺の方では、飛翔体の材質をチタン・アルミニウムに変える。レールの素材も彼らとは違うのだ。

 レールガン研究で重要なことは、キャパシタバンクの小型化だ。電気エネルギーを利用して高初速を得るため、現段階では大型のキャパシタバンクが必要。これが将来の技術的課題だとする。原理として、1メガアンペア以上の電流が流れれば、10キロ以上の飛翔体を毎秒2000メートル以上の初速で発射することが可能だとしている。
レールガン研究、20年度にはフィールド射出も視野
capacitor bank

「出力密度はいい線いってるんだけどなあ。10の5乗W/kgまで来た。エネルギー密度を9Wh/kgからもっとあげないと、40フィートコンテナに収まらないからな。100Wh/kg近くまで上げる素材がどうにも思いつかん。高耐熱効果もそろそろ限界だ。あとは高効率の冷却システムをキャパシタ、砲身とも考えないといかんな」

 俺は協力企業のこの研究のスタッフに次回の目標値を説明した。やれやれ。ネットでも打合せは可能だが、機密漏洩の恐れがあるので出張しないと行けないとは面倒なことだ。


雨の日の美術館Ⅴ
2017年11月14日(火)、優子

 東京駅に着いた。俺は都知事が顔をしかめる喫煙という風習をまだ守っている。それも流行りの加熱式タバコではなく、紙タバコだ。最近は世知辛い。喫煙所が少なくなっている。

 東京駅の喫煙所は頭に入っていた。11箇所だ。山形新幹線「つばさ」のホームは2階にある20〜23番線ホーム。今日は22番線に到着した。とりあえずホームに有る喫煙所で一服する。

 女性が喫煙所に入ってきた。さっそくポーチを開けてタバコの箱を取り出したが、ポーチの中をガサガサさせてなにか探している。見つからないようだ。

 彼女は部屋の中をキョロキョロ見回した。四人居た喫煙者はあいにく俺以外はみんな加熱式タバコを吸っていた。紙巻きタバコを吸っている俺に彼女が目をつけた。「あの、申し訳ありません。火を貸していただけますか?」と俺に聞く。俺は黙って持っていたジッポを彼女に渡した。慣れた感じでシュポッとタバコに火をつけた。彼女のはマルボロのメンソールだ。

「ありがとうございます」と彼女がジッポを俺に返した。「すみません、ライターを制服のポケットに忘れたみたいで・・・」と言い訳をした。「構いませんよ。最近、加熱式タバコが増えていて、俺もライターを忘れたとき紙巻きを吸っている人を探すのに苦労することが有る」

 改めて彼女を見る。髪はショートカット。白のボタンダウンに黒のパンツスーツ、黒のトレンチコートを羽織っている。ビジネスウーマン?「私も紙巻きを止めて加熱式タバコにしようかしら?」と俺を見上げて言う。ローヒールの靴を履いているが背の高さは160センチぐらいだろうか?「加熱式かあ」と俺は彼女に顔を寄せて小声で「あれ、味気ないと思わない?」と聞いた。彼女も小声で「私もそう思います」と言う。

「こういうご時世ですと喫煙所も限られてきますね。私、泊まりで新大阪に一泊して今帰りで非番になって。でも、東海道の喫煙所は混んでいるのでいつもこっちに来るんですよ。あなたも出張か何かで?あ!ごめんなさい。余計なことを・・・」
「俺も山形県まで出張だった。不便な場所ですよ、あそこは。便も1日4、5本しかない」
「ああ、たぶん東北新幹線で米沢まで行って、奥羽本線乗り換えですか?あの方面だと確かに1日の便数は限られていますね。出張で日帰りは難しいわね」
「よく知ってるね?列車マニア?」
「フフフ、商売柄です」
「なるほど」と商売柄の意味がよくわからないが、俺は相槌をうっておいた。

「スモーカーがマイノリティになってしまっって『嫌煙』が当然の権利みたいに言われる。世間の目線も冷たくなっって肩身が狭いですね。こういう喫煙所だとおられる人に連帯感を感じてしまって、親近感を持っちゃいます」と彼女。

「確かに。俺やあなたのような接点のない人間同士がなぜか会話が成立してるものな」
「不思議ですわね。火をお借りしただけなのに・・・」
「一期一会だな」
「・・・あの、今日は出張帰りでこれから会社に戻られる?」
「いいや、俺はもうオフ。家に帰って一杯飲もうか、どこかに寄ろうかと考えていたところ」
「私もオフなんです。いかがかしら?一杯お付き合いなんて?・・・あの、差し付かえなかったらですが・・・」

「問題ありませんよ。俺も暇だし。この近くでタバコが吸えていいところがあれば・・・」
「神田駅の東口の前に喫煙可のバーが有るんですけど?そこなんていかがかしら?BAR官兵衛ということろです。東京駅に戻ってくるといつもそこで一人で飲むんですよ」
「いいですね。そこにまいりましょう」

 俺たちは新幹線ホームから4番線ホームに行って山手線内回りに乗った。神田駅の東口から歩いて3分。雑居ビルの2階のバーに行く。扉を開けると逆L字形の4+4席のカウンターしかない店だった。彼女がジャパンバーテンダースクールの卒業生の方がオーナーのお店なんですよと説明した。二人共コートを脱いだ。彼女が俺のコートもハンガーにかけて壁に吊るした。

 彼女が左手の逆Lの角の席に座った。俺はその隣に。グラスを拭いていたバーテンが「いらっしゃいませ。三國さん、1週間ぶりですね?」と彼女に言う。常連さんなのかな。「ああ、そうそう、私、三國優子と言います。自己紹介してませんでしたね。失礼いたしました」と舌を出して言う。

 なかなかコケティッシュで可愛い。「俺は尾崎紀世彦。言われる前に言うが本名です。父親を恨んでいる」「尾崎さん・・・」「いや、いや、また逢う日までなんて歌い出さないからご心配なく、っていつも言っているセリフだ」

「面白い方。自己紹介ついでに、私は・・・」「俺に推理させてくれ。新大阪までの出張をしている。出張が多そうだ。黒のパンツスーツに白シャツというビジネスウーマン。外資系企業の営業?」

「外資系企業の営業なんて・・・この格好は私のスタイルで帰宅服をフォーマルに着替えているだけ。同僚はカジュアルな子が多いんですよ。1日中制服なので。あ!飲み物!」
「ふむ、ヒントにならないな」俺はボトルの並んでいるバックバーを見回して「ああ、シングルトンがある。シングルトン12年、トリプル、ロックで」と飲み物を頼む。「あら、私もシングルトン好きです。同じ物。でもダブル。尾崎さん、トリプル?」と彼女もバーテンに注文した。「どうせダブルも十分持たない。だからトリプル。十五分は持つだろう?勘定は同じさ」「合理的なお考え!」

「三國さんの職業だったな。え~、そうだなあ、外資系企業のビジネスウーマンじゃない。1日中制服・・・化粧品の営業?・・・う~ん、化粧はほとんどしてないし・・・降参だ!」
「制服は、今の冬服はブラウスと紺のジャケット。ブラウスはグリーンとブルーの2種類。ボトムスはスカートかキュロット、パンツ、首元にスカーフ・・・」

「航空会社のCAみたいだ・・・」
「接客業では似てますけどね・・・」
「・・・新幹線のパーサー?」
「ご名答です」
「だから、山形県まで出張で乗換駅と便数がわかったんだな」
「商売柄『鉄道オタク』になってしまって・・・じゃあ、尾崎さんのご商売は?なんだろ?」
「俺の商売は、食品会社の営業兼研究職だよ」と俺は高砂食品営業/研究部という名刺を彼女に渡した。昨日は思わず美香さんに本職を白状したが、普通はダミーの職を名乗れと指示されている。

 この名刺の住所に電話すると、その会社を名乗る都内のビルにつながり、女性が応答する仕組みになっている。なんでも自衛隊情報保全隊、公安警察、内閣情報調査室が複数そういうオフィスを所有していて、機密保持者のバックアップをしているそうだ。「全国の都市の名産品の商品開発と営業をしている」とまあ、地方の協力会社への出張も多いので名産品などは詳しいのでウソがバレることもない。

 美香さんもそうだがこの子も俺が総務課に身上明細書を提出すると、裏を取られるんだろうなあ。商売柄とはいえ仕方ない。

 そのバーでナッツ、生ハム、パスタなどを頼んで、二人でかなりウィスキーを飲んだ。三國さんはかなり飲める口だった。

「尾崎さん、私たち新幹線のパーサーと国際線のCAのサービスの決定的な違いってわかります?」
「なんだろ?お客さんに対応する言語が違う?新幹線は日本人メインだから?」
「最近は外国人のお客様も多いですし、少なくとも英語対応はパーサーも求められますよ」
「そうだよなあ。決定的な違いじゃないな。陸上と空中の違い?緊急時のセキュリティー?」
「新幹線でも脱線事故や地震を想定して訓練を受けます」

「わからないな。何?」
「国際線のサービスはフリードリンクですよね?でもお客様の持ち込まれた無税品のお酒などは飲めません。殆どの航空会社はそれを禁止しています」
「確かにそうだ。数十年前は違ったらしいが、テロ事件の影響で酒類や香水などの液体はジッパー付きの透明なプラスチック袋に売店で入れてしまって開けてはいけないと言われているな」
「そうです。対して新幹線の場合、飲み物も食べ物も有料です。でもお客様の持ち込まれたお酒は飲めます。ワゴン販売からも自由に買えます」
「ふむふむ、そういうサービスの差があると・・・」

「サービスの質の差というか、国際線のCAはお客様の飲酒量のコントロールがある程度可能です。何度もお酒を頼まれるパッセンジャーにはそばに寄らないとか、お酒が切れたとか、飲み過ぎを注意するとか可能です。でも、新幹線ではそれは難しい。泥酔者で他のお客様にご迷惑がかかる場合は、次の駅で駅警備員に引き渡すことも可能ですが、酔っぱらいのお客様は基本、コントロール不可能です。余程のことがない限り酔っ払いのお客様は見守ってどうか迷惑を起こしませんようにと願うだけです」
「そういうヨッパ絡みの迷惑ってよくあるの?」

「ハイ、特に出張帰りの方が帰り便で緊張が溶けたのか飲み過ぎることが毎便1車輌に数件はありますよ。今日は新大阪からの朝便でしたが、酔われているお客様からお尻を触られました」
「注意しないんですか?」
「難しいでしょう?意図して触ったのか、偶発的なのか、私たちが証明できません。通路側に偶然手が出ていてそれにパーサーのお尻が当たったんだ、と言われれば何も言い返せません。揉んだりされたら別ですけど」

「三國さんは魅力的だから、魅力的と思っているだけじゃなくてつい行動に移してしまうヨッパもいるんでしょうね。接客業は大変だ・・・そうそう、そういう三國さんに俺はお客さん代表じゃないですか、米沢のお土産を差し上げましょう。いっぱい買ったんでこれを一つ」と俺はバックから土産を出して多めにもらった紙袋に入れて彼女に渡した。
「尾崎さん、せっかくお土産で買ってきたものを・・・」
「多めに買ったんで受け取ってください。お尻を触られた心の傷を和らげるために」
「あら?これ『上杉五沾水』じゃありませんか?クルミをたっぷりで。お茶うけに最適のお菓子」
「さすが、いろいろ乗務されているのでよくご存知ですね」
「ありがとうございます」
「いえいえ」

「さて、お開きにしましょうか?」と俺は言うとバーテンにチェックをお願いした。「尾崎さん、私がお誘いしたので私が出します」と三國さんが言う。「それはダメ。世間様は知らないが、俺の中学高校で男が出すもの、と躾けられた。ジェンダーなんとか言わないこと。俺が出します」「せめて割り勘とか・・・」「気にしないで。俺が持ちます。ごめんね」と押し切る。公務員のコンプライアンスもあるので、俺が出したほうが面倒がなくていいのだ。

 二人して神田駅まで歩いていった。彼女は大井町に住んでいるという。錦糸町の俺とは反対方向だ。

 ホーム下の階段で別れ際「尾崎さん、また出張の折にでも帰りにお酒を付き合っていただけますか?」と聞かれた。「いいですよ。出張して帰ってきて、予定が合えば飲み友達がいる、というのはうれしいことだ。明後日は大阪まで出張です。今度は日帰りです」

「私も明日もまた東海道勤務です。明日は夕方便の乗務なので午後出社で、のぞみ勤務。東京-大阪-東京-大阪のいち往復半で、明後日、大阪-東京の夜便でのぞみ38号だから・・・東京に19:36に戻ってきます」
「分数までよく覚えているなあ。拘束時間、長いですね?」
「結構、ブラックですよ」
「俺はまだチケットを買っていないからな。そののぞみは新大阪何時発ですか?」

「あら?合わせて頂けるんですか?17:09ですが?」
「梅田の近くの企業との打合せで、朝行って工場を視察して梅田に戻るから・・・17:09は大丈夫だな。でも、夜のお帰りでお疲れでしょう?」
「大丈夫。明々後日も午後出社ですから。。だから、8時過ぎに今日のお店で尾崎さんを待っているのって、だめですか?」
「構いませんが・・・いいのかな?」
「尾崎さん、出張して帰ってきて、駅の側で誰かが待っているのもいいものなんですよね?」
「まあ、三國さんがよろしかったら・・・」

「SMS入れます。都合が合わなかったらご遠慮なくキャンセルでいいですから」
「じゃ、そうしましょう。明後日。俺も新幹線に乗る時にSMSしますよ」と言って彼女と別れて反対側のホームに行った。向こうのホームから三國さんが手を振ってバイバイしていた。

 彼女の電車が行ってしまって、俺は彼女と逆方向の山手線で秋葉原から総武線に乗り換えるつもりだ。そう言えば美香さんに今日は連絡しなかったな。家に帰ったら電話してみようかな?と思った。

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● 女性新幹線パーサー(車内販売員)の本音/「制服着て働いてみたい」けど、実際のとこどうなの?

● 東京駅付近喫煙所


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フランク・ロイドのリンク

参照:フランク・ロイドのマガジン

私のトップページを見ても、続き物が多いので、何がなにやらわかりません。できれば、下記のマガジン一覧から追っていただければ幸いです。


マガジン「エレーナ少佐のサドガシマ作戦」

マガジン「縄文海進と古神道、神社、天皇制

マガジン「ヒンズー教と仏教の原風景

マガジン「フランク・ロイドのエッセイ集」

マガジン「フランク・ロイドのサイエンス」

マガジン「フランク・ロイドの音楽」

マガジン「フランク・ロイドの『総集編』」

マガジン「フランク・ロイドのヰタ・セクスアリス」

マガジン「性同一性障害と勘違いして悩む義理の妹に悩むぼくの物語」


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