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CHAMELEON

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(光になれたら、みんなのためではなく、そこのあなたへ)  何色に染まるか分からない僕が創る世界に現れた一匹の気まぐれな案内役が、どうやらまた新しく、どこからか迷い込んだらしい者を… もっと読む
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【消える言葉を刻む】リアリティフィクション、冷たい熱いどちらか分からない僕、青春は夜空に打ち上がる、最初より最後が記憶に残るのは何故、予報が外れて立ち尽くすと傘の優しさを知り、いつか会おうを信じた。朧げな君のロングトーンが海まで届く頃、人や物はなくなってしまうから進行形の現在を。

叶わなかった夢、傷付けられた記憶、失った人や物、眠れなくて不安な夜、報われない日々、投げ出したい全部、今まで生きてきたことは、何もかも自分が主役のストーリーで、またページが増えていって、転んだら立ち上ればいい?それが難しい時もありますよね。僕は彩生透として書き続ける道を選びます🏍

曖昧/A.M.【ただいまnote】

曖昧/A.M.【ただいまnote】


鶯の鳴き声で目が覚める。
夢現つのなか、まず壁時計に視線を向けた。
まだ余裕があると微睡む直前、出窓を覆うカーテンの隙間から光が差し込み、落ちた影が卓上に置いたペットボトルを幻のような琥珀色に染める。それが極めて美しく見え、身体を起こして近寄った。

あれ、昨夜はお茶を持ってきたっけ、などとぼんやり考えながら煌めきに触れる。
その正体がラベルレスのミネラルウォーターだと気付いても、しばらく魅せら

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実は10月末から3月上旬にかけて、ここで毎日連載した長編とは対照的なのに共通点があるような中編を去年の夏休みに暇潰しで書き上げ11月以降、某小説投稿サイト🫧にて公開していました(初期にリンクを貼っていたので読んだ人は少ないと思います)。それが2番目、いつか改作するかも知れません。

(ごめんなさいちょっと言わせて)
バンドを続けてくれて本当にありがとう。もう3人には会えなくてもあの光に届くようになりたい、僕の夢はずっと変わっていない

(1)在宅ストレンジロードムービー『ありもしないマトモだとか』

(1)在宅ストレンジロードムービー『ありもしないマトモだとか』

一昨年から姉と同居している。

こちらの大学卒業並びに就職後、年上の恋人と結ばれた彼女は順風満帆らしくたまにメッセージアプリで連絡を取った。
幸せそうに見えたが、やがて憔悴しきった顔で土砂降りの中、遠路遥々、関東へやって来て、すぐさま迎え入れる。しばらく身を寄せ、いつも通り明るく振る舞う姉が何とも痛々しくて離婚を条件に引っ越しを持ち掛けた。
非常に喜ぶも容易ではなかった道のり、残る傷跡、物音に怯え

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(2)在宅ストレンジロードムービー『今日からは一味二味違う』

(2)在宅ストレンジロードムービー『今日からは一味二味違う』

どうも寝付けない午前1時、居間にてスナック菓子片手にシリーズの映画を楽しむ姉と出会う。沈んだソファと大欠伸、寛ぎの極みはまるでトドのようだ。
幻想を抱くなどとんでもない、嫌という程、思い知らされる。
「やっぱ何度観ても面白いや。私もファンタジーの世界に住みたいな。」
「ここ出て行くなら来月分の家賃払ってね。」
「ヤダ。あの服かわいい。」
軽く遇らわれ、溜息を吐いて床に腰を下ろした。
台詞まで覚えて

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床に落ちた一粒のサプリメントだけがこちらを見つめている夜。渦巻く感情のゲームセンター、音楽が鳴り、走る閃光、言葉は溢れた。収拾がつかなくて出来なかったことも責めずに良しとする。明日からまた程々に生きましょう。今日はもうおしまい。

(制服の群れにはぐれた少年少女) #薔薇

(制服の群れにはぐれた少年少女) #薔薇


「あなたは、」
正面の椅子に座る、養護教諭が困ったような笑顔をこちらに向けながら口を開いた。
「見た目が良くて、勉強も割とできて、優しい家族や心配してくれる友達が居て、すごく恵まれているのよ。何が不満なの?今ちょっと躓いてしまっただけじゃない。」
それは麗らかな春の午後、眠気に襲われた一瞬の出来事である。しかし確実に投げられた言葉は私の胸に突き刺さった。

「…先生、何にも分かってないね。」

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(制服の群れにはぐれた少年少女) #蜃気楼

(制服の群れにはぐれた少年少女) #蜃気楼

いつの間にか自分の顔を嫌い、上手に笑えなくなり、おかげで小学生時代のわたしは大抵、表情が引きつっていた。運動会での一枚ばかりか修学旅行の集合写真でさえニコリともせず。
やがて中学校の先輩と会話中に手で口元を隠したところ、彼女から
「うららはなんか、お上品だね?」
と不思議そうに言われる。そのような訳ではなく、単に癖が付いただけだった。

当時を振り返ってプリクラを見ると、試行錯誤の末〈こうしたら写

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(制服の群れにはぐれた少年少女) #砂糖菓子

(制服の群れにはぐれた少年少女) #砂糖菓子

料理やお菓子作りが好きな理由として〈レシピはしっかり食材とその分量などを教えてくれる〉という点を挙げることができる。
ただ何も考えずに従えばそれなりのものが完成するとは、私にとってどれだけ安心か。
加減が分からないような、桃の話を聞いて欲しい。

例えば定期テストの対策では綿密に計画を立て可能な限り机に向かった。よって勉強をしていないなどの(ありがちな)軽口を叩くクラスメイトの前で馬鹿正直に
「○

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(制服の群れにはぐれた少年少女) #雨傘

(制服の群れにはぐれた少年少女) #雨傘

都合のいいように使われる。
学級委員長?誰も手を挙げないなら僕がやろう。
どのみち、そういった〈面倒事を放っておけないタイプの鈴木〉に押し付けよう、など皆が考えているとは見抜けなかった。
ひとりぼっちの子には積極的に声を掛けて仲間に入れる。いつも広く浅い関係だった。
すると厄介者にまで好かれて、しかも先生から世話を任され、呆気に取られる。
明らかに傷付けられたこともあった。
お笑い芸人のいじりはプ

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六畳半と"現"想曲 〜飾る仮面〜

六畳半と"現"想曲 〜飾る仮面〜


〈方向性の違い〉によって解散した筈の、あの子から届いたメッセージを返せないまま

朝寝坊、天気予報は雨のち曇り、春愁と諸々を気圧の所為にして、揺蕩う、炭酸飲料で流し込むブランチ、穏やかな雫の音が心地好い、部屋干しのバンドTシャツ、間もなく降り止み、季節は巡る、横たわりフィクションへ誘われて、どこまでも旅に出た、浮遊、情緒の螺旋階段にて待ち合わせ、突然のノイズ、午睡から覚めて、相応しいプレイリスト

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音楽好きの僕がnoteを始めて半年過ぎたようです。現在は趣味として書き溜めたものを無理なく投稿、それがまだ幾つかあって、最初の作品より短くても一定期間、連載できそうな小説が(流石に毎日2〜5話更新はもうしません)。いつもありがとうございます。次はまた物語の中でお会いしましょう。