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組織の中で本当に力があるのに不遇をかこつ人々へ
こうすれば、価値を作り出して行けるという注記以上の見通しが建てられるか
それはなぜ実行できないか
それを実行するには誰にどう任せチームを作るのかという点をはじめ、ブレイクスルーするためのアクション計画をどう作るか
そしてそれをどのような言葉や手業で実行してゆくか
この三つの段階の思考ができる人がリーダーとなるべきなのである
さらに、それを実行するとき失われるもの、実行したときの人々の幸せ
朝日新聞政治部 を読む。
「朝日新聞政治部」を読んだ。問題の核心は、福島原発の吉田所長が供述した調書を朝日がスクープしたが、それは誤報であったと朝日新聞自体が謝罪したと言うことの是非である。
このケースはそんなに複雑なことでは実はない。
スクープした調書は、本物であったわけであるから、虚報であったわけではない。
ただ、「誤報」をどう定義するのかと言うだけの問題である。形式的には。
この問題は報道と言うことの構造をよく
日本人は力による現状変更に対し、多くの市民に犠牲が出ても戦うのか?という考察の現実性について。
連日 中継で見るかのようにロシアのウクライナ侵攻の様子がテレビを賑わせている。
これを見て 日本人は何を感じなければいけないのか、何を感じているのか。
私の感じるところから述べてみたい。
結論から言えば、
①日本人も侵略を受けた時このウクライナ人のように戦うだろうかという疑問。
②それに連関し、「やはり、日本を守れるのは具体的には日米同盟だけであり、アメリカが守ってくれるには、日本人が侵略に対し
鳥がぼくらは祈り、 島口大樹
それぞれに父を失い崩れた家庭を持った4人の男子高校生の再生と友情の物語であるが、文体にある特色がある。この4人の主語がくるくると入れ替わり、映像のように、一つ一つのシーンがそれぞれ区分けされるようにその主語のもとで主観的な叙述がなされてゆく。ストーリーの骨格はさすがに若いなと思わせるほど明確で力強く悪意が微塵もない。
自分をかわいそうなものであると思っている以上幸せは無い。不幸の連鎖を断ち切って歩
きことわ 朝吹真理子
記憶と時間から見た日常と言ったら良いのかもしれない小説である。ストーリーは、ほぼ無い。葉山の別荘で幾たびか共に時間を過ごした歳の離れた女の子が40を過ぎ、別荘をたたむことを機に再び出会う。別荘で会わなくなったのは、年下の女の子の母が持病で亡くなった時からであった。そうしたことが、歳上の女の子の地質や気候への興味からの視線で、記憶を行き来させながら描かれる。生きることは現実の時間を刻むだけでなく、眠
もっとみる土の中の子供 中村文則
強度の強い小説である。両親に捨てられ育ての親に埋められて殺されそうになった過去を持つタクシー運転手。死の危険にわざと身をまかせるような衝動から逃れられない。死の瞬間の奥に何か見つけるものがあるような気がするのかだが。死を超えて生き残ることができた時、ほんのわずかな日常への信頼の入り口に立てた。
生きることのできない落ち行く魂の彷徨を一人称で描く。