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生き続ける智恵

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世の中の仕組みはどうなっているのか、現象の奥の意味を一枚深く考えるとちょっとスッキリ見えてくる、そんなヒントを考えます。
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眞子さまの結婚

眞子さまの結婚

眞子さまのご結婚に反対という人は、一度、ゆっくりとなぜそう思うか自分の心の中を整理確認して見るのが良いかと思う。それは、天皇制に対する向き合いかたを考えることとなる。

なんであんな男とわざわざ結婚するのというレベルの心配ならば、まずは、わからなくもない近所の噂レベルの心配事だが、ご本人が、全てを捨ててもというくらいの思いであるなら、失敗しても良いから、頑張ってみろと言ってあげるのが 普通 だろう

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戦争責任とは何か

戦争責任とは何か

戦争責任と戦争犯罪の違いについて
 犯罪とは現代においては、法に対する逸脱、侵犯である。
共有された規範に逸脱したことで賠償や処罰が発生し、それらを負わねばならないという状況を言う。とりあえずは法に対する応答でるある。

 では、責任とは何か。生起した結果に対する因果の原因を発生させた主体であるという指名である。特に近代において人間の主体概念が確立し、法的概念が発達してきたところから形成された意識

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神秘体験とは

神秘体験とは

どこから話していゆくのが良いのかわからないのですが、神秘体験と言うものの意味は何かと言う形で話してゆこうと思います。

神秘体験と言うのは、結論から言えば、定常状態に生きている人間の感覚とは別に、思っても見ないような逸脱した感覚を得た経験であると言えます。
それは間違いなく存在します。

なぜなら人間は簡単に言えば、世界を受け止める感覚的受容体であると言えますが、それを支えているのは、生物的生理レ

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オリンピックの可否以前に日本が抱える根本問題

オリンピックの可否以前に日本が抱える根本問題

コロナとオリンピックの状況が日本人の特性を実によく表わしています。

オリンピックが始まり選手がメダルを取り始めると開催に反対していた者たちを揶揄するような意見も出てくるようになりました。どうして日本の議論は常にこのレベルの言い合いにとどまっているのでしょう。
開催に反対か、賛成か、その結果ではなく、それをどう議論し得たのか、そこでこそ国民のレベルが見透かされると思うのですが。

多少オーバーなこ

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デジタル時代はどのようにして新しい生産交換関係を生み出していくのか

例えば、自分の目的順位が決定している場合、どのような保険に入ったらいいのか答えは1つである。ところが、どのような保険があるのか、それぞれの優先順位ことに一つ一つの保険がどのような優位性を持っているのか、すべての情報を集めることができず、また、比較の仕方の複雑性で結局はある時点で妥協してしまう、すると、そもそも自分がこの保険に入っているのが最善なのかどうかもわからずその保険に入り続けると言うことにな

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関係性の深層

関係性の深層

分節化されたものの奥にはすべて相関があり相関が分節を生む。相関の重点は常に動いておりそのことが分節変質を生み分節を変える。人間の目から見れば、運、不運と言う見え方がある。あるいは、運気と言う見え方がある。それは、今相関のどこに力があり、どこが力がないのか、先程の相関の網目の中の重点が変わっているのである。相関の重点の動きが見えれば、人は運気に乗ることができる。その人に関わりのなかったものが実は深く

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野党が持つべき国家指針

野党が持つべき国家指針

批判勢力以上の力を持たず、2009年の野党政権時に官僚の使い方もわからず

自滅した野党がもう一度国民のために役立つには、明白で有効な国家指針を持たねばならない。

その方向は、現在すでに示唆されている。

一つは、環境を守るには 市場至上主義の資本主義は、有効でないということ。もう一つは、コロナ化で示されたように、需要というものを未来を含めた時間軸の中でとらえ、それにもとづいた税法をはじめとする

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NHK改革とは公共をどうするかということである

NHK改革とは公共をどうするかということである

並の数を減らし番組を減らす無駄をなくす 今回の改革案のきちんと見える形は そういうことだ。 私も賛成である
しかし 本質的な問題は解決しない
その狭まった中で何をやるのかを会長が言っていることは 以前と全く変わらない あまねく 受信者の意向に沿う ことといった言い方をしたり 具体的には 災害への対応だとかいうが それは以前から変わらない 
受信者の意向などというが それは 公共性と対価性を混在した

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クソのような仕事について

クソのような仕事について

デヴィッド グレーバーの「ブルシット ジョブ」実は私はまだこの本を読んでいない。ただ読む前から全くその通りだ!と思う気持ちになっている。
この本に書いてあることと私が思い予想することと同一であるかどうかわからないが、この本の題名に触発されてちょっと話してみたい。

一言で言えば、今の世の中の格差の原因は、このようなクソのような仕事をしている高給取りの存在によるところが多いと言うことなのである。

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真実、価値、遵法性(真実)

真実、価値、遵法性(真実)

トランプは敗北を認めず、証拠もないのに、選挙を訴えるとあおり、支持者たちは街頭に繰り出す。その間、国防機密の次期政権への継承が空白化している。

まるで共和制ローマにおける帝政暴君の移行における状況はかくあったかと思わせるほどだ。

このことは、民主主義がいかに脆いものであるかを我々に明白に示してくれた。

つまり、民主主義とは、基本にポピュリズムがあり、それを抑えているものは、公的なるものを第一

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分断の民主主義

分断の民主主義

民主主義は構造的に分断の危険をはらんでいる。

そして、今、世界各地で民主主義が分断の危機に見舞われている。

なぜ今か? 
一言で言うならば、他人など構っていられないと切羽詰まった人間とそれでもなお他者との関係の中で共存の方法を見つけようという人間の考え方の対立である。
そこまで個々の人々は切迫詰まっていない日本でも、資本主義の最終段階に近い状況に突入する中で緩やかな分断が生まれている。この資本

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扇動主義者と化したトランプ

扇動主義者と化したトランプ

選挙戦でトランプのポピュリストとしての危険な姿がはっきりと露呈した。

かれは、開票結果の途中で投票の一部が川に捨てられていたと根拠のない嘘をつき、勝利宣言をし、開票の停止を求めることを訴えた。自身の正しさを正当づけ、その上で開票を阻止する行動に出ることを支持者に示唆し始めた。

選挙戦の時は、黒人に対立的な白人暴力右派グループに、「待機せよ(いずれ前に出よということか)」とメディアで示唆を送って

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出世する方法

出世する方法

菅総理の部下を使うやり方を見ていてあまりにもあけすけで品がないので、若い、あるいは、中間管理職の方々に、組織で出世する秘訣をお授けしようと思い立ちました。

ただ、対象となる皆様は、コツコツ真面目に努力しているのに、とか 結構自分でも有能だと思うのだが と思っている方々です。あるいは、ただひたすら仕事をしまくっていて出世とかはあとからついてくるものだと思っている方こそも是非お読みいただいた方が良い

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底の外れたこの時代の絶望。

底の外れたこの時代の絶望。

今の日本は底が抜けてしまった。
昔は何か表現しようとする人は、少しは修練をしよう、少しは頭が良くなってからにしようと言う羞恥を持っていたはずだ。
政治家たちは、自分の知らない人々のできれば隅から隅までの人々の心の痛みを知ってからものを考えようとしたものだった。
人と生まれたからには何かわからなくとも広さと深みを持った何者かに向けて生きていく努力が必要であると思ったものだった。
今は、どんな人間も何

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