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日々の言葉

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現象と言葉の順

現象と言葉の順

まず、見た。何かがいる。ある。
ここから名刺が生まれる。
分節して指し示す。
雷が 発生する。
雷が ある。あるようになったという言葉。

木が折れた。
折れるという動きを折れるという言葉で掴む。

自分も折れる。かがむ。折れる という動詞。

折れるという ことがあるようになったことが 私にも生じた。

和ツィが自分をそうさせることができることに気づく。

対象をおってみる。それもできることがわ

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裏切り者ということ

裏切り者ということ

この労働を受け入れねば食べていかれないという強制の中で、労働をさらに強化させる管理者という名ひとりの者よ。お前は、何に味方しているのか。労働を強化すれば全員の取り分が必ず多くなると善意で信じてそうしているのか。強化された者が一人だけ辛い思いに浸らぬような方法を同時に考えてやっているのか。我が事のように配慮を尽くしているか。そもそも強化とか、短絡的方法しか考えられずに人の上に立っているのか。まさか、

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これからの世の倫理

これからの世の倫理

結局言えるのは、組織的な強制を持って人に命じるものは、組織の平均より高い報酬を受けたものであってはならない。
あえて言えば徳の高いものにすべきである。
高い報酬を得るものは、相談、戦略やアクションを遂行する者の中で選ばれていけば良い。
高い報酬を得る者に決定権を与えてはならない。

劣化

劣化

本当は、組織のトップは人格者であり、日常からひとりひとりを尊重するにはどうしたら良いかそして組織、社会の未来を少しでもどう今の活動でつなげていくのか、現実と理想とをつないでいくのかそういったことを自然に同時に考え目の前のアクションを決定できるような人間であることが望ましい。
それに比べると今の日本のトップたちは恐ろしいほど劣化している。根拠ない合理化進行か、お手盛りでしか判断ができない。

最大の欺瞞

最大の欺瞞

世の中には2種類の人間がいる。
コンサルに入りたいと思う人間と入ってはならないと思う人間である。
コンサルに入る人間は、知的な読書経験を誇ったりもする。しかしそれは全くの遊戯に過ぎない。1つの組織の優位を勝ち得ることと社会全体がどうなってゆくのかと言うつながりになやまぬ人間にとって人文は全く個人の趣味という消費でしかない。
自分がどのような立場を生きようとするのか自覚を持ちえなかったものに人文を語

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業界紙という謙虚さ (日々の言葉 1)

業界紙という謙虚さ (日々の言葉 1)

いつから日経新聞は業界紙でなくなったのだろう。
昭和40年代には、まだそんな匂いの新聞だった。

皆、サラリーマンとして出世するのが生き甲斐になったからだろう。
資本主義の中で生きるのはこんなに楽しいですよ あなたのまわりにそれ以外の空間はありませんよ、その世界で工夫することが人生1番の価値でしょうと教えてくれます。やりとりが楽しい素敵な八百屋さんだってあるのに。
自然の事を体に染みてわかっている

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