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旅することと生活すること、そのあいだについて。不定期更新の日記です。建築や本の話題が多…

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旅することと生活すること、そのあいだについて。不定期更新の日記です。建築や本の話題が多いかも。

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記事一覧

180821 旅は準備するのも楽しい

滝のような雨が降ったり、急に晴れ間が見えたり、忙しい天気。 甲子園の決勝は、1回の緊張感がすごかった。 さて、8月ももう終盤だけれど、日記に書くことがない。 以前日…

ぺんぎん
6年前
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180727 経験の芸術

夏日。5年ぶりに、花火大会へ。 途中で色が変化したり、不思議な動きをしたり。 知らないうちに、花火の技術も進化しているのかも。 一瞬前の色とかたちに、次の色とかた…

ぺんぎん
6年前
8

180723 変わることと変わらないこと

研究室の同期が、ぜんぶで7人いる。 でも、そのうち一緒に修了する予定なのは3人だけだ。 ひとりはオーストリアへ留学中。それからあとふたり、この夏から1年間の留学が決…

ぺんぎん
6年前
9

180716 目的地までの距離と時間

朝、ランニングをしていると、すれ違いざま見知らね男性に声をかけられる。走っているときに呼び止められるのは初めてで、少し驚きつつ立ち止まる。 大学のキャンパス内だ…

ぺんぎん
6年前
5

180715 耳元で囁く彼女

夢の中で、猫を抱いていた。 小学生だったころに、彼女は近所のお姉さんの家に拾われてきた。名前を付けてもらえない?と頼まれて、弟とあーでもないこーでもないと考えた…

ぺんぎん
6年前
4

180713 手応えと信用の関係

朝から、後輩たちの卒業設計の講評会を見に行く(建築学科では、卒業論文とは別に卒業設計という制作を行う大学が多くあります)。 卒業設計は相当に自由度が高く、どこに…

ぺんぎん
6年前
6

180710 雑多な日常から作品を切り出すこと

今日も雨。まるで梅雨のようだ。 劇場で、2度目の『万引き家族』をみる。 1度目とは少し印象が変わって、シーンごとのバラバラさ(時間や場所の変化の多さ?)を強く感じ…

ぺんぎん
6年前
8

180706 目の前の世界と未来のつなぎ方

久しぶりに、晴れ。 本屋さんと図書館で1日の大半を過ごした。 いろいろ本を読んでいて、未来を予測/予想してなにかをつくるよりも、すでに目の前にあるものから未来を想…

ぺんぎん
6年前
11

180705 部分が全体に奉仕しないデザイン

午前中からお昼過ぎまでプロジェクトの打ち合わせ(チームで、大学で使うあるプロダクトを作っています)。 かなりスピードが求められている局面ということもあり、その場…

ぺんぎん
6年前
6

180704 メガネをかけること

アラーム音で起きた。今日も雨。 7時前に研究室に到着。午前中を目一杯使って、プロジェクトの状況整理と研究(3時間)。 お昼前に、一日のうちで1番重要なことを終えられ…

ぺんぎん
6年前
8

180703 ミドルシュート、目標、リズム

W杯、ベルギー戦。2-0のスコアが表示された瞬間は、なんだか夢の世界にいるようだった。 試合終了のホイッスルまで、「すごいものを見ている(すごいものに立ち会っている…

ぺんぎん
6年前
5

180702 雨、やりたいことリスト、生活の部分と全体

昼前から強い雨。明日からもしばらく傘マークが並んでいて、なんだか梅雨のよう。 9時過ぎに研究室へ行き、後輩の卒論ゼミ、建築家についての研究会、6月の振り返り。 6…

ぺんぎん
6年前
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180629 木、白、屋根

朝からレンタカーを借りて建築ツアー。 #日記 #建築 #写真

ぺんぎん
6年前
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180622 背中、正弦定理、お惣菜

朝起きると、背中が痛い。寝違えたみたいな感じ。なんとか起き上がるものの、動くとつらい。ので、諦めてしばらくベッドで本を読んだりした。 昼頃だいぶ落ち着いてきたの…

ぺんぎん
6年前
5

180621 縦と横、赤いもの、制限

朝からひたすらプロジェクトの作業。いくつか文章をまとめ、図面をやりとり。あっという間に夜。 横に広げる時間と、縦に掘りすすめる時間。 このふたつをきちんと区別し…

ぺんぎん
6年前
11

180619 生け捕り、AKB48、W杯

明日のゼミへ向けて、朝からひたすら研究。 仮説を走らせてみて結果を出す、結果を観察して新しい仮説を立ち上げる、そしてまたそれを走らせる、の繰り返し。 ココが面白い…

ぺんぎん
6年前
9

180821 旅は準備するのも楽しい

滝のような雨が降ったり、急に晴れ間が見えたり、忙しい天気。
甲子園の決勝は、1回の緊張感がすごかった。

さて、8月ももう終盤だけれど、日記に書くことがない。
以前日記に書いた「ひとりで考えたことや経験したことはいくらでも文章にできるのに、だれかと一緒に考えたことや経験したことは言葉にすると失われてしまうような気さえする」という状態がずっと続いている。

今後もしばらく同じような状態が続きそうだっ

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180727 経験の芸術

180727 経験の芸術

夏日。5年ぶりに、花火大会へ。

途中で色が変化したり、不思議な動きをしたり。
知らないうちに、花火の技術も進化しているのかも。

一瞬前の色とかたちに、次の色とかたちが重なっていく。時間の芸術。

そして、物理的に重なっていなくても、あたまのなかで重ねて見えることもある。とすると、経験の芸術とも言えるかも。
#日記 #エッセイ #花火 #写真 #平成最後の夏

180723 変わることと変わらないこと

180723 変わることと変わらないこと

研究室の同期が、ぜんぶで7人いる。
でも、そのうち一緒に修了する予定なのは3人だけだ。

ひとりはオーストリアへ留学中。それからあとふたり、この夏から1年間の留学が決まっている(それぞれオーストリアとフィンランドへ)。

そして、韓国からの留学生で、院には進まず国へ戻った同期がいる。いまは兵役に就いている。
その彼が、休暇を使って札幌へ戻ってきた(!)ので、同期みんなでラーメンを食べに行った。
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180716 目的地までの距離と時間

180716 目的地までの距離と時間

朝、ランニングをしていると、すれ違いざま見知らね男性に声をかけられる。走っているときに呼び止められるのは初めてで、少し驚きつつ立ち止まる。

大学のキャンパス内だったので、道案内かな?と思いながら引き返すと、案の定「××会館へは、どう行ったらいいですか?」と。
「あちらのつきあたりを左に曲がると、すぐ大きな道にぶつかるので、その道を右に曲がって、1kmほどずっとまっすぐ行くと着きます。ここからだと

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180715 耳元で囁く彼女

夢の中で、猫を抱いていた。
小学生だったころに、彼女は近所のお姉さんの家に拾われてきた。名前を付けてもらえない?と頼まれて、弟とあーでもないこーでもないと考えたことを覚えている。

夢の中ですり寄ってきた彼女は、懐に飛び込んできて、そのあと耳元でなにかを囁いた。そして、肩によじ登り、鎖骨のあたりを蹴ってふわりと飛んで、姿を消した。

彼女はなんと言っていたのだろう。たしかにひとの言葉を囁いていた。

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180713 手応えと信用の関係

180713 手応えと信用の関係

朝から、後輩たちの卒業設計の講評会を見に行く(建築学科では、卒業論文とは別に卒業設計という制作を行う大学が多くあります)。

卒業設計は相当に自由度が高く、どこに建てるのか(敷地をどう設定するか)、どんなビルディングタイプなのか(機能をどう想定するか)といったことが全員バラバラになる。
アーケード街の小さな店舗の増改築と、巨大な万博記念公園のリノベーションとが隣に並んだりする。

こうなると、ひと

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180710 雑多な日常から作品を切り出すこと

今日も雨。まるで梅雨のようだ。

劇場で、2度目の『万引き家族』をみる。
1度目とは少し印象が変わって、シーンごとのバラバラさ(時間や場所の変化の多さ?)を強く感じた(1度目の日記はこちら)。
ストーリーを追うことに向ける意識が相対的に減って、部分に目がいくようになったからかもしれない。
そんなバラバラのシーンを1本の作品として成立させることに、長回しのシーンが貢献しているように思えたけれど、まだ

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180706 目の前の世界と未来のつなぎ方

180706 目の前の世界と未来のつなぎ方

久しぶりに、晴れ。
本屋さんと図書館で1日の大半を過ごした。

いろいろ本を読んでいて、未来を予測/予想してなにかをつくるよりも、すでに目の前にあるものから未来を想像するようにつくる、というやり方が好きだなと思った。

そう思うのには、たぶん、建築の持つ長い時間スケール(すなわち、予測/予想できうる未来のはるか先まで、建築そのものが残る可能性があるということ)が影響している。
#日記 #エッセイ

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180705 部分が全体に奉仕しないデザイン

180705 部分が全体に奉仕しないデザイン

午前中からお昼過ぎまでプロジェクトの打ち合わせ(チームで、大学で使うあるプロダクトを作っています)。
かなりスピードが求められている局面ということもあり、その場の議論・判断でポンポンと決まっていく。心地よくもあり、怖さもあり。状況が変わると判断も変わることもあるので。

制作を担当してくださっている方が打ち合わせの中盤あたりで試作品を持ってきてくれて、盛り上がる。
試作品を眺めていると、先に決断し

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180704 メガネをかけること

180704 メガネをかけること

アラーム音で起きた。今日も雨。
7時前に研究室に到着。午前中を目一杯使って、プロジェクトの状況整理と研究(3時間)。
お昼前に、一日のうちで1番重要なことを終えられると、午後から気楽でよい。

午後は、夏休みに予定している東北旅行の宿をとったり、読みかけだった『まなざしのデザイン』を読み終えたり、ゆるゆると過ごす。

建築を学ぶようになってから、行きたい場所がたくさん増えた。知識はメガネのようなも

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180703 ミドルシュート、目標、リズム

W杯、ベルギー戦。2-0のスコアが表示された瞬間は、なんだか夢の世界にいるようだった。
試合終了のホイッスルまで、「すごいものを見ている(すごいものに立ち会っている)」という感覚がずっとあった。
これまで積み上げてきたものが、ほんの一瞬に集約される感じは、アスリートでなければ出せないものかもしれない。

興奮冷めやらぬまま、研究室へ。プロジェクトのタスク整理・今後の進め方の検討をしたのち、7月の目

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180702 雨、やりたいことリスト、生活の部分と全体

昼前から強い雨。明日からもしばらく傘マークが並んでいて、なんだか梅雨のよう。

9時過ぎに研究室へ行き、後輩の卒論ゼミ、建築家についての研究会、6月の振り返り。

6月は、月はじめに書き出したやりたいことリストのほとんどに横線を引けたのだけれど、それぞれがやや断片的な感じも。
もう少し研究と制作、制作と旅行、旅行と読書など、連関させられないだろうか。

そんなことを思っていると、我が意を得たり、と

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180622 背中、正弦定理、お惣菜

朝起きると、背中が痛い。寝違えたみたいな感じ。なんとか起き上がるものの、動くとつらい。ので、諦めてしばらくベッドで本を読んだりした。

昼頃だいぶ落ち着いてきたので、お昼ごはん。研究室へ行き、同期の発表練習を聞いて、そのままアルバイト。中3の男の子に、正弦定理と余弦定理を教える。

帰りにスーパーへ寄って、切れてしまったお米や安くなっていたお惣菜を買って帰宅。バタバタした1日だった。明日は学会。

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180621 縦と横、赤いもの、制限

朝からひたすらプロジェクトの作業。いくつか文章をまとめ、図面をやりとり。あっという間に夜。

横に広げる時間と、縦に掘りすすめる時間。
このふたつをきちんと区別しないと、ずるずると斜めに流れていってしまって、面的に広がっていかないな。うまくスイッチしていきたい。

デザイナー・菅俊一さんに関する記事が面白い。

数を出せといわれても、なかなか出せずに悩んでしまう人もいると思います。僕はいつもア

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180619 生け捕り、AKB48、W杯

明日のゼミへ向けて、朝からひたすら研究。
仮説を走らせてみて結果を出す、結果を観察して新しい仮説を立ち上げる、そしてまたそれを走らせる、の繰り返し。
ココが面白いはず!というポイントは見えているのだけれど、まだうまく生け捕りができない。気長にやろう。

夕方、建築家の作品集(洋書)をパラパラと眺めていたら、AKB48と初音ミクが載っていて驚く。しかも隣に「THERD NATURE」なんて見出しが書

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