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エッセイ・コラム・ショートショート等々

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ヘッダー画像は尊敬するナンシー関さんの著書です。
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2023年1月の記事一覧

【エッセイ】進め!進ぬ!少年だった頃

【エッセイ】進め!進ぬ!少年だった頃

Twitterは予想もしてなかった線がいつの間にか繋がっていたりする。
やはり縁とは面白い。

ドラマや映画などの演出、監督などされている方が同郷であったことからフォローさせてもらったことからはじまり、ありがたくもフォローをしてくださって、知れて良かった情報がタイムラインに流れてくるようになった。
2023年1月から始まる新ドラマの中で特に注目して待っていた「警視庁アウトサイダー」もその同郷の方が

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【エッセイ】ハスキーな子守唄

中学校の美術の先生はハスキーボイスの女性だった。年齢は三十代後半だったろうか。当時はもっと大人な女性に写っていたが改めて振り返ってみると今の自分と変わらないのかもしれない。
中坊だった私は今よりも何も知らなくて例えのレパートリーも少なくハスキーボイスの先生に内藤やす子さんの六本木ララバイ歌ってよなんて冗談、思いつきもしなかった。
今ならやす子先生(ここからはそう呼ばせてもらう)にデュエットなんてい

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ナンシーさんと松尾貴史さん

ナンシーさんと松尾貴史さん

『信仰の現場~すっとこどっこいにヨロシク~/ナンシー関』は私の頓服的文庫本である。

遂に最後のガラケー所有者になっていた。
当時の職場の昼休憩に誰もがスマホやタブレットでゲームをしたりネットショッピングでポチりあっていたりする中、たった一人のガラケー(自分)は超ハイテク便利機能ワンセグでドラマ『やすらぎの郷』を観ていた。
そうそう、地上波ドラマでタバコ吸ったっていいじゃないか。さすが倉本聰先生。

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次回予告

時は西暦2500年。深夜のネバダに墜落した一機の飛行物体。長きにわたる宇宙人論争は搭乗していた数体の人型生物によって終止符を打つ。彼らは人類に溶け込み地球で新たな歴史を刻む。授業参観にはヒトや彼らとの間に生まれた様々な姿の生命体が愛しの我が子らの背中を見つめる。生きるものに感情がある限りその先に待つ未来とは…
次回

来週もスタディスタディ!

【エッセイ】思い出はシャワーのお湯に流して

風呂場はタイムマシーンなのかもしれない。
大山のぶ代さん時代のドラえもんのエンディング曲「あしたもともだち/西脇唯」を例の如く口ずさんでいた。
シャワーの湯気に紛れて思い出のモワモワが穴という穴から侵入してきた。

あれは小学校高学年だったろうか…
私はいつもと変わらず登校し教室の後ろのドアから「おはよう」と目に入ったクラスメイトに挨拶した。隅の方で数人がかたまって文字通りヒソヒソ盛り上がっていた

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【ショートショート】逃げろ!◯ロス

◯ロスは走った
◯ロスは走って走って走りまくった

かの暴虐な論破好きの数学から

◯ロスは逃げた
◯ロスは逃げて逃げて逃げまくった

1の矢が刺さる
一番真っ直ぐ刺さるのがシンプルに1だった

牢獄で◯リヌンティウスは林檎を4等分した
その一切れをまた4等分しようとフォークで押した
1/4の林檎をまた4で割るってことは…

待っていてくれ!
◯リヌンティウス!
来年になれば選択で文系が選べるから

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【コラム】人を物単位で数える怖さ

ある芸人さんのお話。
その芸人さんは大学を卒業すると地方局のアナウンサーになった。
当時の映像が流れていた。
その芸人さんはよく見かける爽やかで真面目そうで誠実そうな地方局のアナウンサーだった。
そして時は流れその人はアナウンサーをやめ、お笑い芸人になった。

その芸人さんは配信番組であることをさらりと言った。
ネタとしてでも自慢というわけでもなく、つまりは嫌味なく自然とさらりとこう言った。

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【エッセイ】いつかはきっと一握り

一握りになるのは稀なことであることは確かだろう。例えその手がダイダラボッチの大きさであろうと。
先日、私の詩にスキをくださった方が元ジャニーズの方で、noteの枝分かれがどのように派生しているのか様々な方のページに私の記事がちょこんとあるのだなということに書き続けていくモチベーションは上がった。
そんなところはどこかミーハーなのだ。
森高千里ではないがミーハー宣言である。
そういった華やかな世界で

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