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翔んで揺れて萌えて🫧

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デイリーエッセイ💭
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2023年5月の記事一覧

いいとしのエリー

いいとしのエリー

アラサーでもむじゃきにon my mind

今日も千代田線に揺られながら、大好きな懐メロの1つでもあるサザンオールスターズ大先生の「いとしのエリー」を聴く。「あなたがもしもどこかの遠くへ行きうせても、今までしてくれたことを忘れずにいたいよ。もどかしさもあなたにゃ程よくいいね。」という歌詞が物凄く今の私の心を揺さぶるのだ。愛しさと感謝の気持ちで満たしてくれる、とても素敵な曲だ。

そして、足立区女

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送信取り消しという緑魔術

送信取り消しという緑魔術

送信取り消しさせない男とさせる男

現代のソーシャルメディアの発展が故に起きている弊害がある。それは、送信取り消しという「緑魔術」だ。特に恋愛観関係にある相手とのLINEのやり取りを意味する。何か気持ちの齟齬があったり、急に不安に駆られることがあると、送信取り消しをしたいという気持ちが抑えられなくなるのだ。このエキセントリックな機能に、こんなにも頭を悩まされる日がくるなんて思ってもみなかった。これ

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春を言祝ぐ重み

春を言祝ぐ重み

それはヘビー級チャンピオン

人の春を寿げる者、それはヘビー級チャンピオン以外の何者でもない。アラサー独身女たちは素直に人の幸せを祝福することができないcreatureなのだ。それは好き嫌い関係なく、親しい友人にさえそうなのである。20代後半に差し掛かると恋愛や仕事に転機が訪れ、結婚や昇格というように着実に成功への階段を登って行く者が多い。その中で自分が取り残される立場になると、やはり心から春を寿

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ホット・オブ・アイスラテ症候群

ホット・オブ・アイスラテ症候群

ジェーン・スーという処方箋

私には1年に数回程、定期的にやらかしてしまう悪い癖がある。それは、カフェで「ホットのアイスラテで」と無意識に注文してしまうことだ。そんな時期は決まって、仕事・恋愛・友情・家族・人生全てにおいてフラストレーションを感じている。何もかも嫌になり、自己欺瞞と自己憐憫に陥ってしまう時でもある。自分の意に反した言動で恋人・友人・家族を傷付けてしまったり、自分の見た目・年齢・才能

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5つ星より3.5星

5つ星より3.5星

揃いすぎている男たち

私は良い条件が揃いすぎている男たちに気後れしてしまう。気兼ねなく一緒にいることができないのだ。日々のちょっとした言動で常に100%の自分を求められているようで気が気ではない。70%の完璧ではない自分でも受け入れてくれる、そんなパートナーが理想なのだ。ちょっとお腹が出ていても、箸の持ち方が完璧ではなくても、方言が抜けていなくても、そんな私を愛でてほしいのだ。その分、ここぞと言

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二律背反なユーモアとシニカル

二律背反なユーモアとシニカル

ユーモアとシニカルの対峙

誰にだって苦手な人、嫌いな人はいる。その度合いは人それぞれだが、どう頑張っても譲歩できず、理解し合えない人種もいるだろう。もちろん、私にもいるのだ。特に、ユーモアとシニカルを履き違える人種である。

連絡が遅すぎる人は海底2万マイルにでも住んでいて、電波が1Gくらいしかないのだと思う。仕事の忙しさを理由に何かをできないと言う人は人間には皆、平等に24時間与えられているこ

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冬眠暁を覚えよ

冬眠暁を覚えよ

冬×失恋=感情で沼る恋

冬の失恋程、長引く物はない。それは、全て「感情で沼る恋」がそうさせているのである。アラサー独身女子の恋愛は幾分、厄介なのだ。それまでのエキサイトメント主体な恋愛に終止符を打ち、大人の恋愛をしなければいけないという重責に追われている。まだ遊びたいという気持ちに惹かれつつも、大人の恋愛をするためにプラトニックな関係性から始まる恋愛を優先してしまうのだ。しかし、純真無垢なプラト

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