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ショウタ
2024年4月25日 07:03
スピーカーから聞こえる不思議な音不純物に満ちた混じりけのない音やたらと心がざわつく音音と自分の間を取り持つ空間は僅かに揺れ動くかのように黙っていた吹きかけた吐息がガラスを曇らせる呼吸をするその一息がブルース・マンの神話と共鳴する「やぁ、お前さん何を聴いてんだい?」愛を語っているようで愛を求めていない自らの正体を打ち明けるが白昼堂々と寝返りを打つ
2024年4月24日 19:13
血の通った名前にして下さい血が通っているのであれば偽名でも構いません繰り返される日常呼び戻される感情名前の形をした日夜繰り返される 形の無い無常表情のない我が視線とらえた形に囚われて独り「型」に思考をはめる名をつけられた全ての事柄そして物質・事象たちあの自然もあの雨もあの道もあの建物もあの自動車もあの人も不思議と世の中はイメージで出来ている名は体を
2023年11月16日 16:16
予定にない予定予定するはずのない時計の動き予定にない風景心に押し寄せた衝動つまらない邪推に沈んだ夕日を背に歩かない足取りに飛びこんで行く無機質な鉄の陽だまりの冷たさ仰ぎ見る柔らかな夕日はメランコリックに慕情を押し付けるその波に身を任せ入っては 戻り戻っては 呼吸をし暗闇の先に見えた風を浴びる何もかもが懐かしく何もかもが新しいそこに見えた蒼さに有機的な
2023年10月30日 21:14
夜の帳が下りる頃己とも思えない影に乗り情けにも似た夜風を浴びる堰を切ったかのようにさんざめくノイズやりきれない自らを投影しているような滑らかに軋む窓辺の景色無粋で情緒のカケラもない欠けた満月 その曖昧さが時に心をなぐさめる 明かりが灯る道すがら自然と背中は押されてゆく不思議だ秋風の功名導かれたかのように目の前を煌々と照らすぬくもりを
2023年10月28日 17:09
一杯の香りに不思議と全てを思い出す春の芽吹きの瞬き夏の隆盛の時代秋の枯草の香り冬の銀白の出で立ち茶葉の香りとうま味のアロマ達その味が五味を退け忘れていた爽やかさを醸す身体に溶け込んでゆく慇懃な苦みに眼を瞑り天高く透き通る彼方に思いを馳せる春夏秋冬太陽も雲も木々も畑も人々も憩いの全てを焼き付いた情景をくまなく全てを闊歩させ脳裏に
2023年10月26日 21:57
文字にも起こせないつまずきを与えたのは一体何?それとも一体誰?俺には見えやしない感じやしない想像もつかない祈りは時に冷たさをはらみ黄金色の陶酔感を紡ぐヒリヒリした頭痛は孤独の原点を咀嚼する浮き上がる視線には虚空を睨む情念をはらんでいる聴こえる…力のこもった歌声それは一杯のカクテルのような不滅の調和に似た哀しみと罪その響きに嘘はないその
2023年10月22日 22:46
乾いた空気が注がれるグラスに並々と浮き立つ気泡が私を夢中にする一杯のワインよりも赤くウイスキーよりも琥珀色で余裕たっぷりに透き通るような笑みで私に微笑みかけてくる季節の移ろいに合わせるようにその味は目を通り越し肺に達して 鼻腔をすり抜けるすり抜けた意識にフラフラと浮かぶ街の落陽の満ちた甘み全ての通過点のように湿り気を帯びたグラスそのグラスに映る
2023年10月22日 16:43
居心地の悪い歯切れの良い時間色づくには惜しすぎる散るにはためらってしまうその感じは曖昧でいつも行儀よく自分には常に隣にいる錯覚さえ覚える覚える…溺れる…深い蒼さは愛すべき視覚であり五感を研ぎ澄ました感受性でもある常に隣で佇んで溶け込んでいる曖昧さは我が物顔で腰掛けるキツい旅にでも出たつもりか深い意味はより深く止まらない鳥達の羽ばたきは絞りきっ
2023年10月20日 19:23
つまらねぇ酔い方目も当てられないこりゃ一体何だ?目も回るような狂おしいBlues酔っているのか?世界が俺に合わせてるのか?併合しきった楽しみは痒いだけなのか?言葉にもなりゃしない頭が回るこれは十字路か?運命の分かれ道か?人生の岐路か?魂が咆哮するのか?悪魔に魂を売り渡してしまおうか?ひどい頭痛言葉にも出来ないヒドい染み一体現実か?
2023年10月19日 21:10
その流れに乗ってみたい。乗ったところで意味がない。意義を見いだすこと自体が下らない。特に意味なんてありゃしない。意味を見いだすこと自体が愚かな事だ。分かっているのに何かを後付けしてしまう。考えても溺れるだけしかない。その試行錯誤が自らを鈍化させる。いっその事酔狂に思考を溢れ返させてみようか意味がない意味がない意味のない漂うポーズ。ポーズこそが全て。
2023年5月16日 19:11
美しい朝日を見た一日が始まろうとしている厳かに光を射す空の色まぶしさは冴えわたり木々を神々しく描写する鳥達はさえずり時と調和した羽ばたきは約束された美しさを掘り起こす荘厳たる太陽が支配している中金色に輝く川面を見つめ一人黙然と言葉を探す明るさに誘われた言葉は美しさを形容するための言葉なのか単純で複雑な情景を言い表すための言葉なのかどちらにせ
2023年5月9日 16:01
何をするわけでもなく何かをしたいわけでもなくそれでも見つけられる太陽というやつは遠慮というものを知らんのかどこにいても 何をしてても光は導かれるように正体を突き止めるあばかれた眩しさは突き動かされるように冷静さを弾かせて外気に浮かぶ蒼天に罪はないあるのは積み重ねられた名残惜しさだけだジッとはしていられないたゆまず歩み続けた先に見た
2023年4月30日 20:33
あの頂きには無限の世界が広がっている。そう信じて疑わずいつも表情を変えない頂きを眺めていた不思議だ何処を見ているわけでもないのに夜が更ける 街の様子さえもあの頂きは写しだそうとしているのかきっと人は無限の美しさを手に入れて憧れが届くものと知る事になるだろうあの遙か頭上のてっぺんには畏敬の念すら感じる無言でいて優雅で丁寧な所作なんて侘びさびの効いた佇ま
2023年4月28日 07:59
束の間の休息をしに訪れた寒さは迷いのない空気を纏いつくし立ち返りもせず 進みもせず意識のあちこちに住み着いていく揺れ動く季節のようにかけ離れていきながら惑わすように記憶を暖める自分の瞼を閉じてみるといつしか謎めいた言葉使いに行き着いたそれは自分自身に届いた声なのか決して分かち望み至った決心であふれんばかりの痩せ我慢なのか寒さは叙情的に自らを揺り動