【詩】 頂き
あの頂きには無限の世界が広がっている。
そう信じて疑わず
いつも表情を変えない頂きを眺めていた
不思議だ
何処を見ているわけでもないのに
夜が更ける 街の様子さえも
あの頂きは写しだそうとしているのか
きっと人は無限の美しさを手に入れて
憧れが届くものと知る事になるだろう
あの遙か頭上のてっぺんには
畏敬の念すら感じる
無言でいて優雅で丁寧な所作
なんて侘びさびの効いた佇まい
完璧に思える優しさ
この現実を噛み締めるには
どうやら自分としては眺めているのが
一番なのかもしれない
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