Photo by north 【詩】 赤提灯 21 ショウタ 2023年10月30日 21:14 夜の帳が下りる頃己とも思えない影に乗り情けにも似た夜風を浴びる堰を切ったかのようにさんざめくノイズやりきれない自らを投影しているような滑らかに軋む窓辺の景色無粋で情緒のカケラもない欠けた満月 その曖昧さが時に心をなぐさめる 明かりが灯る道すがら自然と背中は押されてゆく不思議だ秋風の功名導かれたかのように目の前を煌々と照らすぬくもりを讃えた赤提灯匂いや賑わいや艶やかさや世の染みに省みる事もなく黙然と盃を揺らす日々の喧騒に深呼吸した心の虚構と自尊心を肴に埒もなく秋茄子をつつきツルリとした徳利をのぞき込む ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 96,427件 #今こんな気分 75,373件 #詩 #私の作品紹介 #今こんな気分 #自由詩 #社会人 #詩のようなもの #秋 #お酒 #居酒屋 #ジャパニーズソウル 21 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート