Photo by b_mary 【詩】 侘び寂び 25 ショウタ 2023年10月28日 17:09 一杯の香りに不思議と全てを思い出す春の芽吹きの瞬き夏の隆盛の時代秋の枯草の香り冬の銀白の出で立ち茶葉の香りとうま味のアロマ達その味が五味を退け忘れていた爽やかさを醸す身体に溶け込んでゆく慇懃な苦みに眼を瞑り天高く透き通る彼方に思いを馳せる春夏秋冬太陽も雲も木々も畑も人々も憩いの全てを焼き付いた情景をくまなく全てを闊歩させ脳裏に在りし日の歩みをつま弾かす侘びと寂びの調合に奥ゆかしくだらだらと暮れる時間に身を寄せながら急須の湯気が目に映る ダウンロード copy この記事が参加している募集 #私の作品紹介 98,496件 #詩 #私の作品紹介 #自由詩 #詩のようなもの #お茶 #急須 #湯気 25 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート