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LunaDisplay Windows版で可能になるWindowsとAppleの両刀使い
はじめに
LunaDisplayのWindows版をプレオーダーしていたんだけど、ついさっき、発送の連絡が来た。3年前にパソコンを買うタイミングがあり、かなり長時間リサーチして、いろいろ考えた結果、ミニデスクトップの画面をiPadで代用するというアホっぽい構成を考えて、実践してみたことがある。その当時はiPadをサブディスプレイ化するアプリとしてDuetDisplayを使っていたが、安定性が低くて
即興試行_0001_過去と未来の整理
はじめに
ベルリンに住み始めてから、約1年が過ぎた。
こっちに住み始める前、いろいろ計画を建てて、準備していたけれど、良くも悪くも思うようにいかず、考える時間が多くなった。その結果、これから先のことに目を向けるようになった。それと同時に過去を振り返り、今まで行ってきたことにも目を向けるようになった。今だから立てる客観的な立場で過去の軌跡を整理していくと、自然と先の方向性も確度の高さを伴って、決まっ
後編 アウシュビッツに行ってきた(知的好奇心の刺激)
はじめに
去年の2月の後半にアウシュビッツ(Auschwitz)に行ってきた。
前編と後編とに分けて書いているので、もし良ければ前編も見てね。
前半は少し真面目な内容。後半は個人的な発見、面白かったことを書いてます◯
好奇心
場の空気や状況を置いておいて、好奇心が優先的に働いて、興奮しちゃうことがある。実際に空気を読まずに好奇心が働いちゃった例がある。
もう何年も前のことだけど、破局寸前のカップ
即興試行_0000_はじめに
はじめに
即興試行というシリーズで文章を書くことを始めてみたいと思う。
背景
これまで、文章を書く時は「書きたい!」という欲求が出てきたときに欲求に任せてバババッっと書いて、それをしばらく寝かせて、時間が経ってから、その文章の論理構造だったり、言い回しだったりを整形するという工程を何度か繰り返し、納得がいった段階で公開するという手順を踏んでいた。
この工程を踏んでいたのにはいくつかの考えと僕自
0006_身体と都市の間の自転車
はじめに
自転車に初めて乗ったのは確か保育園生のときだと思う。
タイヤが2つしか無いのにどうやって倒れずに乗れるのか、全然意味が分からなかった。全然乗れる気がしなかったけれど、何回か練習をして、乗れるようになった。その後、幼稚園生の時に初めて自分の自転車を買ってもらった。
親が「自転車免許証」なるものを発行し(天才か?)、自転車に乗るときはこの免許証を持たなければならなかった。免許証には顔写真や住
0005_身体から生まれる音
「身体から生まれる音」というのを感じる時がある。
ここでの「身体から生まれる音」というのは、言葉の通りの、人間の声帯から出る声や、手と手をぶつけ合って出す、拍手のような音という意味合いとは少し違う。
かりそめの定義を与えるとするならば、「身体の内側から溢れる言語化される前の動きや体験から生まれる音」と言えるかもしれない。
具体的な音を出す要因としての身体に関してというよりも、もう少し身体を取り
失敗の記述のすすめ ”失敗のアーカイブとマネタイズ”
初めに
大学を卒業してからずっと、いろいろな事務所で働きながら、限られた時間で小さい個人のプロジェクトなどを行っていた。行っていたというよりは、本当にありがたい機会をいただいたり、融通の利く働き方を許容してもらったりして、個人のプロジェクトが成立していた。
これまでそういったものを公の場で発表?する機会が無かったし、してこなかったと(というか、発表の仕方が分からない)。それで、これまでの個人のプ
基本編 Mobile(モビール)の作り方
はじめに
ベルリンでゆるっと就活中だったのだけど、コロナの影響で何もすることができず、1ヶ月後には資金が尽きる。お先真っ暗な状態である。
就活中であったり、転職活動中の人、自分のやりたいことのために独立したばかりの人など、このタイミングでどこにも所属しておらず、次の段階に進もうとしている人達にとって、一番辛い状況のような気がする。
かといって他に何もすることがないのも確か(僕だけかもしれないけど)
0004_今後の方向性について
初めに
ベルリンに来てから、働きもせず、大学生活以来の自由な時間を過ごしている。これを書いている今も、もちろん例外でなく、いろいろ気が向いたときに文章を書いたり、スケッチしてみたり、ポートフォリオを作成してみたりということをしたり、しなかったり(しなかったり?)。
ポートフォリオに関してはやらなければという気持ちが強かったのだけど、なかなか先に進まず、めちゃくちゃに時間がかかった。いったん、完成さ
0002_ことば(言語)について
ことば(言語)についての考え方がある時からずっと変わらなくて、そこから抜け出そうとしてもなかなか難しい。受け入れるしかないのかなと思っているけれど、今回はことば(言語)について書いてみたい。
何かを言語化するということは常にジレンマで、言語化しなければその対象を認識することができない一方、言語化すると多くのことが抜け落ちてしまう。
これから書くことは大学時代に丸山圭三郎さんの「ソシュールの思想」