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社会

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2022年9月の記事一覧

文明とは代替肉である

文明とは代替肉である

かつてスティーブ・ジョブズはこういった。

こうも言っている。

彼の言っていた意味をほそくすると、たとえばビルを建てようと思ったら砂利が必要であり、砂利を運ぶにはトラックが要る。だからトラックは「使われ続け、価値もあり続ける」が、大多数の人には砂利を運ぶ必要はないので乗用車に乗るようになる。

これとおなじで、ウェブサービスを開発しようと思えばキーボードや大きなモニターが必要だが、ほとんどの人は

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「アンヌ、ぼくはね、地球の人間じゃないんだよ」

「アンヌ、ぼくはね、地球の人間じゃないんだよ」

ぼくはすごくアタマのいい人、つまりとびきりの秀才には会ったことがあるが天才にはあったことがない。

ただし、そうしたとびきりの秀才が「自分の友人に天才がいる」と言っていたのを聞いたことはある。

かれによるとこの天才は数学者で、世界の最先端の30年先を一人で考えているのだそうだ。ただし見ていて苦しそうなので、自分はああはなりたくないとも語っていた。ただしこう言う本人が、日本代表クラスの頭脳である。

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フェラーリの広告宣伝費はゼロ円だって知ってました?

フェラーリの広告宣伝費はゼロ円だって知ってました?

フェラーリの広告宣伝費はゼロ円だって知ってました?

無知をさらけだすようだが、ぼくは最近まで知らなかったので、びっくりしている。フェラーリは広告宣伝はいっさいやらず、唯一やっているのはF-1レースへの参戦だけだそうだ。

F-1で優勝争いをすることでメディアに露出するし、話題になるし、ブランドイメージも向上する。

あとは、ぼくみたいに、こうして「フェラーリ、フェラーリ」とタダでさわいでくれるの

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今いちばんだいじなのは争わないこと

今いちばんだいじなのは争わないこと

この先、世の中が悲惨になるとしたら理由は一つしかない。みんながカッとなったらおわりだ。そこで

ということをイベルメクチンを例にして書いてみる。

イベルメクチンというだけでカッとなる人もいそうだが、もう1回言っておくと、この記事のメインテーマは

という点にある。いきなりカッとならないでほしい。

・・というふうにおなじことを2度書いたけど、映画『原発をとめた裁判長 そして原発をとめる農家たち』

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自然に年をとりたいが、キモいおやじにはなりたくない

自然に年をとりたいが、キモいおやじにはなりたくない

ぼくは今年54歳になった。気が早いかもしれないが、そろそろ「老い」について考えるようになった。

50歳になった時にはまだ40代のような気持だったけど、なんやかんやでもう50代半ばが近づいている。この調子であと数年なんやかんやしていたら還暦が近づいてきてしまう。あっというまだ。

稲川淳二さんが赤いちゃんちゃんこを来て舞台に登場したのをまったくの他人事として見ていたけど、もう自分の番が近づいてくる

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「カツ」が苦手だ。就活も、婚活も、パパ活も

「カツ」が苦手だ。就活も、婚活も、パパ活も

就活や婚活のような「カツ」が苦手なんだけど、これは多くの人がそうだろう。じつは就活も婚活もやったことないんだけど、かなり消耗すると聞いている。

「活」というのは、自分という素材が市場に並べられて値踏みされるということで、就活なら学歴、婚活なら年収などというスペックが、魚市場のマグロみたいにゴロゴロっと並べられて、他人と比較されて、値段をつけられていく。

そこまでの人生を共有していない相手にゴロ

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スマホは、「買う」人と「機種変更する」人がいる

スマホは、「買う」人と「機種変更する」人がいる

こまかいことを言うようだがスマホの「機種変更」という言葉に違和感がある。なぜかというと、パソコンには「パソ変更」などという言葉はないからだ。パソコンは新しいのを

とおもった時に買う。変更するのではなくてほしいときにお金を出して買う。

「機種変更する」という人だってじっさいには結構なお金を払って買っているわけだが、長年キャリアを使っていると、モノを買うというより契約にくっついてくるという意識なの

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世の中には「まじめ」だけではクリアーできないことが多い

世の中には「まじめ」だけではクリアーできないことが多い

「冗談半分」ということばがあるが、ぼく自身は冗談半分で生きている。冗談が半分あるということは、もちろんまじめも半分ある。

別な言い方をすると

と思っているということで、そう思っているほうがなにかと攻略しやすく、ムダな苦労がいらないのでそう思っている。

とはいえ50%くらいは

と思っているのだが、100%じゃなければゆるせないという人もいて、つまり冗談が通じない。

世の中はまじめな方が上等

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ビジュアルにとらわれすぎると、大事なことを聞き逃す

ビジュアルにとらわれすぎると、大事なことを聞き逃す

どんな本でも初読と2回目とでは印象が変わる。あたりまえなんだけど、ガラッと変わることもある。

なんでもそうだ。

映画でも、マンガでも、受験参考書でも、スポーツの試合でも、観光地でも、おいしいお店でも、1回目とリピートしたときでは印象が変わるし、2回目があったほうがより深く理解できるのはまちがいない。

しかし、2回目があると思うと気がゆるむ、のもまた真実である。

「チャンスの女神には後ろ髪が

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ウラの組織とはどういうものか?

ウラの組織とはどういうものか?

ウラ組織ってどこにでもあるものだ。

人生の実感としてそう思う。

すでに別の記事に書いたからこまかく繰り返さないけど、ぼく自身、かつてドラッグのウラ組織や、同性愛者のつながりらしきものに接触されたことがある。

もちろん両者を一緒にしてはいけないし、するつもりもない。前者が人目を忍んでいるのは法律を逃れるためで、後者は社会の目を逃れるためだ。しかし「地下に潜っている」という点だけは似ている。

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「気配」の話は通じる人と通じない人がいる

「気配」の話は通じる人と通じない人がいる

「気配」の話をすると、かんたんにわかってくれる人もいるけど、まったくわかってくれない人もいる。

これまで女性と気配の話をして理解されなかったことはないが、男性と話していると、その何割かにはまったくつうじない。

このnoteをどっちの人が読んでいるのかわからないので、どっちに向けて書けばいいのか迷うが、とりあえず「???」となっている人に向けて書いてみよう。

よく時代マンガや時代小説で、「殺気

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異性との認識のくいちがいは、共感だけでは埋まらない。

異性との認識のくいちがいは、共感だけでは埋まらない。

さいきんネットを読んでいて、興味深いページに遭遇した。

それは「男性心理がわからなくて悩んでいるあなたに解説します」みたいなもので、なぜおもしろいと思ったかというと、ぼくがつねづね

と考えていたからだ。「女性心理がわからなくて悩んでいるあなたへ」だったら共感していただろう。ぼくにもわからないから。

とはいえ、木嶋佳苗死刑囚の手にかかった男性たちは、みなコロッとだまされたらしいが、座間9人殺害

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ポリアモリー(複数恋愛)について

ポリアモリー(複数恋愛)について

今日の内容には、性的描写が含まれています。なるべくあいまいな言葉づかいをこころがけましたが、それでもサファリパークのライオンのようなワイルドさがあります。苦手な方はご遠慮ください。

さて、性愛の悩みというのはかんたんに人に相談できない分、根が深い。LGBTQがこれだけ話題になるのも「自分の性を生きる」というたったそれだけのことを、できないで苦しむ人がいかに多いかということだ。

ぼくじしんは

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世の中から普通が減っている。「普通のかつ丼」から考える普通とは?

世の中から普通が減っている。「普通のかつ丼」から考える普通とは?

今日は「普通のカツ丼」をつうじて「普通とはなにか」ということを深堀りしてみたい。

話しの流れとしては、まず

ということを書き、つぎに

ということを書く。そのうえで、

ということになる。そして最後に

というのが本日の結論である。

以上は25分くらいで組み立てたんだけど、ここ10年ほどぼんやり考えていたことが土台になっている。

なので、かなりソウルのこもったソウルフルな記事であり、10人

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