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フェラーリの広告宣伝費はゼロ円だって知ってました?

フェラーリの広告宣伝費はゼロ円だって知ってました?

無知をさらけだすようだが、ぼくは最近まで知らなかったので、びっくりしている。フェラーリは広告宣伝はいっさいやらず、唯一やっているのはF-1レースへの参戦だけだそうだ。

F-1で優勝争いをすることでメディアに露出するし、話題になるし、ブランドイメージも向上する。

あとは、ぼくみたいに、こうして「フェラーリ、フェラーリ」とタダでさわいでくれるのでそれが宣伝になっているともいえる。

楽天の三木谷社長は、本日9月28日のオンラインイベントで講演し、1997年の楽天事業立ち上げ時を述懐して

今のコンピューターの性能がフェラーリだとすると、当時は三輪車くらいのパフォーマンス

だったと語っている。こうして三木谷さんのような有名人が、大規模なオンラインイベントで

頼まれもしないのにタダで

宣伝してくれるのがフェラーリというものだ。パン屋がチラシを配るだけでもタダではやれないけど、世界に名だたる超高級車フェラーリの広告費はタダなのだ。

なので、1台あたりの利益率はトヨタ車の44倍あるそうだ。ちなみに日本車は、軽自動車も含めて1台当たり22万円の広告費がかかっている。

これ

を1台宣伝するのに22万円かかっているのに

これ

の広告費はタダなのだ。

トランプ元大統領の過去10年間の納税総額が約7万円だと聞いたときにもおどろいたが、それと似た衝撃をおぼえる。

まさに「富める者はますます富み、貧しき者はますます貧しくなる(ルカ伝十九章二十六節)」である。

ちなみにテスラも宣伝していない。ぼくは先週まで知らなかったが、テスラにはディーラー店もないし、営業マンもいない。

テスラの宣伝はぜんぶイーロン・マスクがツイッターでやっている。マスクのアカウントには1億人以上のフォロワーがいるので、彼が騒げばそれだけで宣伝になる。

テスラ車は全部オンライン受注で、注文から納車まで丁寧にサポートしてくれる専門のオンラインアドバイザーがついているそうだ。ただし、このアドバイザーには営業のノルマが課されないのでストレスも溜まらない。

ディーラーを介さないことで利益率はフォードやGMの4.8倍になり、しかも営業のストレスもないので、いいことだらけである。

さて、以下ディーラーという職業の悪口を書くつもりはないんだけど、読んでいる人にディーラーさんがいたらあらかじめあやまっておまきます。

近所に某ディーラー店があるんだけど、ちょっと訪ねていっただけでコーヒーが出たり、納車の際にはスタッフが総出でおじきしたりしているのをみてまえから違和感があった。

コーヒーもおじきもボランティアではなく、最終的にはクルマの値段に上乗せされるんだから。

また、以前知り合いになった関西のあるディーラーの営業担当者は、

顧客が東北に転勤したら、ねじ1個でも届けに行く!

と熱く語っており、それを聞いたときにも「へーすごいですね」と言っておいたけど、内心では「うっとうしいなあ。封筒に入れて送れよ」と思っていた。「そういうのいらないんじゃないかなあ」と。

マスク氏はそこをさっぱりと解決してしまったわけなのですごいし、直感的にもスッキリするのだ。こういうのはほかにもいろいろありそうなのである。

ちなみに今日書いた情報は、「タダ」ではない。ちゃんとお金を払って入手しました。お金といってもねじを封筒に入れて送るくらいしかかかっていないけど(120円くらい)それでもタダではない。

頭を下げてくれるディーラーに何万円も払うのはイヤだが、こういうことを教えてくれる情報にはよろこんで120円払う。

さて、一部の情報を使わせてもらったので最後にタダで宣伝しておくと、こういうメルマガをとっている

月500円で4回送られてくるので1本約120円かな。

ビジネスを立ち上げる気がなくても、世の中の動きがサクッとわかるし、新しいアイデアもうかぶので、かれこれ10年は愛読している。

というわけで、フェラーリやテスラだけでなく、ぼくのような一般市民も、

どこにどれだけお金をかけるのか

というのは重々考えたほうがいい。つまらないことをやっていると待ち構えているのは貧困だ。

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