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自然に年をとりたいが、キモいおやじにはなりたくない

ぼくは今年54歳になった。気が早いかもしれないが、そろそろ「老い」について考えるようになった。

50歳になった時にはまだ40代のような気持だったけど、なんやかんやでもう50代半ばが近づいている。この調子であと数年なんやかんやしていたら還暦が近づいてきてしまう。あっというまだ。

稲川淳二さんが赤いちゃんちゃんこを来て舞台に登場したのをまったくの他人事として見ていたけど、もう自分の番が近づいてくる。そう思えば、老いを考えるのが早すぎるとも思えない。

基本的に「みょうに若ぶるのはみっともない」という気持ちはあるし、みなさんもそうだろう。「自然なながれで老いるのがいい」と思うのでムリに白髪を染めようとも思わないが、かといって「自然に老いる」というイメージもイマイチわからない。

平均寿命が延び始めたのは太平洋戦争後のこと。昔の人は大半が50歳くらいで死んでいたので、そもそも老いの入り口まで到達していない人がほとんどだった。つまり老いのモデルはまだ確立されていない。

白髪染めはともかく、まったくの無為自然でいいともおもえない。若ぶらないにせよ適度なケアは求められる。

たとえば、歯がぜんぶぬけてしまうのが昔の「自然なお年寄り」だったかもしれないが、デンタルケアが普及した現在、歯をぜんぶ失うのが自然な老い方だとは思えない。

筋肉もなるべく落とさないようにしたい。僕くらいの年になると放っておけば筋肉はおとろえていく。

わかりやすいのは肩回りで、ゼレンスキーは10歳年下なので、肩回りにはたっぷり筋肉がついている。

一方、テレビに出てくる「専門家」には年上の人が多いけど、おしなべて肩のあたりが小さくなっている。ただし、楽天の三木谷社長は別だ。ぼくより3つ年上だがゼレンスキーなみの筋肉をアピールしている。

57歳でも毎日トレーニングしていればおとろえないのだろう。ぼくも三木谷社長のレベルにはいたいので筋トレは続けている。

カラダ以外で問題になるのは言葉づかいだ。とりわけSNS。みょうに若者言葉を使うのもおかしいのでフツーにしていたいと思っているけど、たまに「オヤジ認定」という言葉に脅されることがある。

おじさんの送ってくるLINEは、絶妙にキモい

などと言われるとそういうのは避けたいと思ってしまう。

キモくなるのはパパ活オヤジが、みょうに媚びたり若ぶってくるからだろう。ふつうにしていればそれほどのこともない・・とおもいたいが、いまでは「おじさん文章ジェネレーター」などというものもある。

ためしに、「なつみ」と入れてみるとこういうのが出力される。

なつみちゃん😃♥ 😃✋(^з<)今日はもう寝ちゃったのかナ😎😤そろそろご飯行こうよ😄😃😃♥ ❗ご要望とかはあるのかナ😆😚❓⁉

おじさんくさくてキモい文章には以下の特徴があるそうだ。

・かな?~かい!で締める
・絵文字顔文字を多用
・文章が長い

そういわれて最近顔文字を使わないようにしていたんだけど、おびえている自分がなさけなくなってきた・・・。もともと( `ー´)ノ (´Д`) (´_ゝ`) などは好きなので、ガキにどう思われようがこれからも使うことにする。

また、文章が長いといわれたって、頭の悪い感じまでマネしたくはないので、これからもある程度長めの文を書くつもりだ。

というわけで、カンケーねーぜ!といきたいところなのだが、しかしこないだ深夜の通販番組で「ポータブルDVDプレーヤー」を宣伝していたおじさんが

なんとシーデーも聞けるんです!

と言っているのを聞いて「シーデーはさすがにまずい」と感じた。この商品の時代遅れ感を象徴している。

というわけで年相応のことばづかいをしようとは思うが、シーデーは避けたいので、いったいどうしたらいいのだろう。

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