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自分の「強み」って何? 自分らしい人生のために「意外な自分」に気づく工夫とは

「なるほど、自分の強みを見つけるにはむしろ『弱点』に目を向けるのが良いということか」

仕事などではよく「強みを活かして、弱点はチームで補い合いましょう」といった会話をよくします。この個人の「強み」はどのように見つけるべきでしょうか。

そして、この個人の強みについて、誤解をしているケースも多いです。改めて自戒の念もこめて整理してみます。

「強み」に対する大きな誤解

「強み」と聞くと、どんなイメージを想像しますでしょうか。人よりずば抜けた、とんでもない才能をイメージする人もいます。これは誤解であり、その先の強みを活かすという思考を邪魔しかねない考え方です。

下手にハードルを上げてしまうと、本来自分の中にある強みにフタをしてしまいます。ただでさえ自分の強みというのは自分で気付きにくいもの。それをさらに見えなくしてしまいます。

本来「個人の強みを活かそう」という議論をする時の「強み」とは、ずば抜けたとんでもない特別な才能のことを指すのではなく、「その人個人が持っている能力の中でより優れているもの」ということです。

他人と比べて優れているといった考え方ではなく、個人の中でより優れている一面にスポットライトを当てるものです。この前提は「万人が誰しもそれぞれに強みを持っている」ということです。そのスポットライトの当たる場所が人によって違うというだけで、誰もが光っている場所があるということが前提です。

強みを探す方法1:ジョハリの窓

誰もが強みを持っていると考えた上で、「で、自分の強みって何だろ?」というのが次の疑問です。それを探るのに有効なのが「ジョハリの窓」という考え方です。

自分が知っている「自分の特徴」、他人が知っている「自分の特徴」の一致・不一致を『窓のように見える4つの枠』に分類。自己理解のズレや自分の強み、弱みを深く知る上で有効なフレームワークです。

4つの窓の役割はそれぞれ異なる自己理解を表現しています。

「開放の窓」:自分も他人も知っている自己
「盲点の窓」:自分は気がついていないが、他人は知っている自己
「秘密の窓」:自分は知っているが、他人は気づいていない自己
「未知の窓」:誰からもまだ知られていない自己

この自己分析の手法はこちらで詳しく、そして分かりやすく紹介されていますのでご参照ください。

強みを探す方法2:ストレングスファインダー

例えばストレングス・ファインダーという手法があります。これは私もやりましたがとても優れた手法ですね。アンケートに回答することで自分の強みが手に取るように分かるメソッドです。

ストレングスとは自分の才能(=強みの元)であり『無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン』。自分の思考、感情、行動の「特徴」そのものです。

ストレングスは34の資質に分類されており、その中から最も特徴的(優先度の高い思考、感情、行動のパターン)な5つを知ることができます。※別料金ですが34資質の順位を全て知ることもできます。

実際に自分のストレングスを知ると「確かにそうかも」と自己理解が進み、その強みを活かすように思考と行動が変わります。そしてこのメソッドの最も有効な使い方はチームメンバーとシェアすることです。お互いの強みを知り、その強みを頼り合うことで、個人が能力を発揮し合う生産性の高い組織に近づいていきます。

まだ体験されていない方は是非チャレンジしてみてください。意外な自分を知る機会にもなります。

強みを探す方法3:「ダメと言われてもやっちゃうこと」から見つける

先日、気付きをもらえるnoteに出会いましたのでシェアします。とよふくさんの記事で、とても素敵な内容です。

共感される方も多いのではないでしょうか。この記事の中に出て来る「ダメと言われても、ついやっちゃうこと=才能のかけら」という考え方は、なるほどと思いました。

強みとは自分の中で苦も無くできてしまうこと、楽しみながら夢中になれることだったりします。この記事にある「やっちゃダメ!」と言われても、ついやっちゃうことは実はこの強みの条件を満たしている行動だったりします。

昔から「気づいたらずっとやってるな」という行動は何でしょうか。私の場合、行動としては「本を読むこと」かもしれません。子供の頃に家族でキャンプに行く時に本を持って行って、親から「本はいつでも読める、自然を楽しみなさい」と言われたのを覚えています。今でも週に何度も図書館に行きます。実際、ストレングスファインダーの上位5つの中に「学習欲」が入っているので、ここは私の中で「ついついやっちゃうこと」に当たるのかなと思います。

とよふくさんの言う「才能のかけら」を自分で気付いて行けるといいなと思います。

まとめ

今回は「自分の強み」にフォーカスしてみました。自分のことは意外に自分で分かっていなかったりします。自分らしいとは自分の強みが活かされていることであり、自分らしい人生を過ごす上では「強み」の理解が欠かせません。

そして、この「強み」はなかなか気付きにくいという特徴を持っています。今回ご紹介した、ジョハリの窓、ストレングスファインダー、そして「ついついやっちゃうこと」など、いろんな角度から自分を深く知っていきましょう。

そしてそこで見つかった強みはぜひ一緒に働くメンバーなど身近な人に伝えていきましょう。そうすることで、余計な誤解が減り、ささくれのないスムーズな人間関係が築けると思います。

どんな資質にも二面性があります。同じ資質でも「強み」となっている場合と、時と場合と相手によっては「弱み」として表出しているケースもあります。また、その逆もあります。「自己主張が少ない」という一面があったとしてもそれは「慎重に考えられる」という強みとも取れます。

「強み」の部分は自信を持って自覚し、「弱み」の部分はひっくり返して翻訳し強みに変えることで自分の「強み」のカードをより豊かに持てると思います。

改めてご自身の「強み」について考えを巡らせてみてはいかがでしょうか。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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