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雨の日のホットな過ごし方
思い返せば、私は唐辛子をナメていた。農家の昼飯時、青唐辛子のタバスコ大匙大盛り一杯。トマトリゾットにかけるその挙動に迷いはなかった。それでいて燃えるような口内、反省は微塵もなかった。
高知県の真ん中より少し西寄りの小さな町、中土佐町・久礼(くれ)の海に面した小さな集落に、私が週の半分通う中里自然農園はある。
昼すぎ、あいにくのにわか雨に降られて午後の畑仕事は中止になった。農園長が昨日作ったと言
炭焼きという貴族のたしなみ。
これは、今からおよそ100年前に生きた炭焼き職人の話。
昭和53(1978)年の大野見の広報誌に編まれている。
炭焼きの歌
炭焼きは、汗と涙の仕事。山小屋でとまり、夜明けと共に、木をきり、日が暮れてからおく(おく:終わらせる)。そんなに働いても儲からない。 かつてふる里の山あいからは、薄紫の煙が、もうもうとあがっていた、そこには、窯と小屋と炭を焼く、たくましい人々がいた。
雪の日も、風の日も