![マガジンのカバー画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/143450219/5701113c814cf51a888e1d5e7b07bb3a.jpg?width=800)
- 運営しているクリエイター
記事一覧
生きるための狩猟と楽しむための狩猟。
現在、人口1000人を切る旧大野見村にも、かつて狩りの名手がいた。
狩猟を生き甲斐とし、狩猟を愉しみつくしたその猟師の姿は
現役の地元猟師にも重なる。
狩猟を経験している私自身の感触とともに、
娯楽としての狩猟を、どうとらえたらいいのか考えてみた記録。
幕末の土佐藩主に認められた猟師
東の空が白みかけた朝まだき、凍てつくような霜柱を「サク、サク」ふみしめながら、西に向って進む狩り姿の一行があっ
炭焼きという貴族のたしなみ。
これは、今からおよそ100年前に生きた炭焼き職人の話。
昭和53(1978)年の大野見の広報誌に編まれている。
炭焼きの歌
炭焼きは、汗と涙の仕事。山小屋でとまり、夜明けと共に、木をきり、日が暮れてからおく(おく:終わらせる)。そんなに働いても儲からない。 かつてふる里の山あいからは、薄紫の煙が、もうもうとあがっていた、そこには、窯と小屋と炭を焼く、たくましい人々がいた。
雪の日も、風の日も