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コミュニケーションディレクター|白馬⇄葉山|自然、環境、旅、観光|スノー業界のPR|認…

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コミュニケーションディレクター|白馬⇄葉山|自然、環境、旅、観光|スノー業界のPR|認定PRプランナー|長野県ブランド戦略|雪と海のメディア @flumen_official 🪐

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    個人的な報告や振り返り、興味のままにじっくり考えたことを置くところ。土足厳禁。

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    ミニマルなゆるい雑記。日々のなかで感じる「ちょっと思ったけど」をさらりと書くやつ。短め。

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    オーガニック&ヒッピーの街Byron Bayでの暮らしの記録。ささやかな日常の進歩。

記事一覧

海のありがたみを噛みしめた、2024年の夏の終わり

今年も夏が終わった。 葉山に住むようになって4度目の夏。まさかこんなに長く住むとは思っていなかったけれど、4年も過ごすことでようやく見えてきたこともあり、まだまだ…

RYOKO
3週間前
15

2024年のキャリアアップデート─社会人10年、民間から行政へ

お久しぶりです。お元気ですか。私はやっと元気になってきました。 最近キャリアに大きな変化があったので、さすがにアップデートしなければと思い続け、やっとキーボード…

RYOKO
1か月前
37

「居場所」はアイデンティティで、二拠点生活は自己表現

ここ数年「居場所」について考え抜くのは人生のテーマみたいになっているのですが、二拠点生活をしてみたことでますます拍車がかかっています。どんな生活をしているかは前…

RYOKO
3か月前
46

23-24冬の二拠点生活のわりとリアルな振り返り

冬が終わりましたね。白馬において正式な冬の終わりとは、すべてのスキー場が営業を終了するGW最終日を意味します。 世の中的に春になってからはほとんど滑ってなかったの…

RYOKO
4か月前
38

企業のエイプリルフール発信、そろそろやめどきかもしれない

私は前からエイプリルフールがあまり好きではありません。 4月1日はSNSのタイムラインに嘘か本当かよくわからない情報があふれるので、なるべくSNSを見ずに過ごします。こ…

RYOKO
5か月前
31

白馬と葉山、どちらにも帰る家がある冬

ここ数年ずっと出入りしている長野県白馬村に、この冬ついに部屋を借りてみています。 相変わらず神奈川県葉山町に自宅はあるので「二拠点生活」ということになるのですが…

RYOKO
7か月前
32

3年ぶりのオーストラリアは、あの日常の続きだった

あれは本当に3年も前のことなのだっけ。 見慣れた景色、だけどちょっとずつ記憶と違う景色の中を歩きながら、ずっとそんなことを思っていた。 2019年にオーストラリアに…

RYOKO
10か月前
42

さようならPR。私はコミュニケーションをやっていきます

PR=Public Relationsというのを軸に10年くらい仕事をしてきましたが、ここらで勇気を出して「PR」という言葉を捨てようかと思っています。そう思った背景がこちら。 あま…

RYOKO
11か月前
63

メディアに抗議することで私たちが失ってしまうもの

メディア(TVや新聞など)の報道に対して、民間企業や個人が抗議の声を上げるケースがたまに見られると思います。「自分たちが情報解禁する前に報道された」「取材されたが…

RYOKO
1年前
10

PRパーソンと企業のミスマッチを防ぐための5つの判断材料

企業活動における広報PRの大切さが知られるようになり、スタートアップなどでも早くからPRパーソンをつける企業が増えましたが、その一方でPRパーソンと企業のミスマッチの…

RYOKO
1年前
42

スラスラと最後まで読める“わかりやすい”文章を書くための10の視点

ビジネスシーンでも日常でも、文章を書く機会は生きているとたくさんあります。そして誰でも発信できる昨今なので、「文章力」を上げたいと思っている人も増えています。 …

RYOKO
1年前
60

Public RelationsからCommunicationsへ。職域の拡がりと企業コミュニケーション新潮流

そんな広報PR・コミュニケーション職の人がいま急増しています。メディアリレーションズだけやっていればよかった時代はとっくに終わり、伝えるための手法も使えるメディア…

RYOKO
1年前
28

流れを生んで流されて、季節を味わえた2022年の振り返り

今年1年を振り返らねば。なにがなんでも振り返らねば。そう思ってすべてを後回しにして何かを書きだしたあの日から1年だなんて。今年も去年とまったく同じように、すべてを…

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1年前
4

2022年に買ってよかったもの / ガジェットとおしごと道具

noteのみなさんこんにちは。2022年も1秒で終わってしまって、何してたんだろう……と虚無に襲われたりしているけど、お元気でしょうか。 さて、買ってよかったもののシー…

RYOKO
1年前
39

メディアと事業会社が競合していく時代に──ファンビジネスとPR

時代が変わるにつれ、その在り方がころころと変わっていくメディア。マスメディアはいまだ大衆に対して大きなパワーをもつけれど、従来のようなPRとしてのアプローチは効き…

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2年前
43

1ヶ月間の白馬留学を終えて

2022年5月、白馬に1ヶ月ほど行っていました。 仕事かプライベートかというと両方で、ワーケーションとも言えるような、そういう境もないような滞在。言うなれば白馬留学。…

RYOKO
2年前
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海のありがたみを噛みしめた、2024年の夏の終わり

海のありがたみを噛みしめた、2024年の夏の終わり

今年も夏が終わった。

葉山に住むようになって4度目の夏。まさかこんなに長く住むとは思っていなかったけれど、4年も過ごすことでようやく見えてきたこともあり、まだまだ飽きずにいられている。

「移住者」の目と、「地元民」の目と。古くから受け継がれてきた地域の祭事から見えてくる、神々に守られた土地としての街の姿。ただ自然が豊かなだけではないこの地の歴史や深みが浮かび上がってきて、今あるものへの感謝の気

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2024年のキャリアアップデート─社会人10年、民間から行政へ

2024年のキャリアアップデート─社会人10年、民間から行政へ

お久しぶりです。お元気ですか。私はやっと元気になってきました。

最近キャリアに大きな変化があったので、さすがにアップデートしなければと思い続け、やっとキーボードを叩き始めました。

2024年5月から、長野県庁で働いています。
昨年設立した会社は無事に2期目に入りました。
白馬と葉山の二拠点を行き来しながら慌ただしい日々を送っていたら、あっという間に3ヶ月が経ってしまいました。

3ヶ月というと

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「居場所」はアイデンティティで、二拠点生活は自己表現

「居場所」はアイデンティティで、二拠点生活は自己表現

ここ数年「居場所」について考え抜くのは人生のテーマみたいになっているのですが、二拠点生活をしてみたことでますます拍車がかかっています。どんな生活をしているかは前回までのnoteをどうぞ。

私のまわりには移動距離感覚がバグっている人がたくさんいます。良い雪や良い波などの自然現象を追ってどこまでも行く人たちは、私なんて足元にも及ばないほどフットワークが激軽。拠点が2つ3つある人も珍しくないけど、それ

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23-24冬の二拠点生活のわりとリアルな振り返り

23-24冬の二拠点生活のわりとリアルな振り返り

冬が終わりましたね。白馬において正式な冬の終わりとは、すべてのスキー場が営業を終了するGW最終日を意味します。

世の中的に春になってからはほとんど滑ってなかったのだけど、せっかくなのでこの節目に23-24ウィンターシーズンにやってみた葉山と白馬の二拠点生活について振り返ってみたいと思います。

こういう生活をしようと思った経緯や、やってみて今のところどうですということは中間振り返りに書いているの

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企業のエイプリルフール発信、そろそろやめどきかもしれない

企業のエイプリルフール発信、そろそろやめどきかもしれない

私は前からエイプリルフールがあまり好きではありません。

4月1日はSNSのタイムラインに嘘か本当かよくわからない情報があふれるので、なるべくSNSを見ずに過ごします。これは本当の情報か?といちいち判断が挟まるのが疲れるし、発信する側としても無駄に誤解されても嫌なので、何も発言しない日となります。企業PRにおいては、数年前から「4月1日は発表ごとをしてはいけない日」のような暗黙の了解があると思いま

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白馬と葉山、どちらにも帰る家がある冬

白馬と葉山、どちらにも帰る家がある冬

ここ数年ずっと出入りしている長野県白馬村に、この冬ついに部屋を借りてみています。

相変わらず神奈川県葉山町に自宅はあるので「二拠点生活」ということになるのですが、その言葉もなんだかしっくりこないなーなんて思っていたら2ヶ月が経っていた。早くもシーズン中盤だけど(もはや冬終了の空気すら漂っているけど)、近況報告をします。

帰る家が両方にある生活を「はじめました」とも「やっていきます」とも宣言でき

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3年ぶりのオーストラリアは、あの日常の続きだった

3年ぶりのオーストラリアは、あの日常の続きだった

あれは本当に3年も前のことなのだっけ。

見慣れた景色、だけどちょっとずつ記憶と違う景色の中を歩きながら、ずっとそんなことを思っていた。

2019年にオーストラリアに上陸したとき、私はかなり沈んでいた。久しぶりに海外に住むというのにポジティブな気持ちになれなくて、陰のオーラをまとってとぼとぼと歩いていた。だけどなんとか暮らすうちに景色が彩りを帯びてきて、帰る頃にはすっかり大好きな国のひとつになっ

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さようならPR。私はコミュニケーションをやっていきます

さようならPR。私はコミュニケーションをやっていきます

PR=Public Relationsというのを軸に10年くらい仕事をしてきましたが、ここらで勇気を出して「PR」という言葉を捨てようかと思っています。そう思った背景がこちら。

あまり言葉の定義だとか、概念の捉え方だとか、そういう話ばかりをするのは好きではないのだけど、さすがに今区切りをつけておかないと自分がつらくなっていくかもな、という感覚があります。PRという言葉は、もう取り返しがつかない。

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メディアに抗議することで私たちが失ってしまうもの

メディアに抗議することで私たちが失ってしまうもの

メディア(TVや新聞など)の報道に対して、民間企業や個人が抗議の声を上げるケースがたまに見られると思います。「自分たちが情報解禁する前に報道された」「取材されたが横柄な態度だった」など、いろいろと不満もあるのでしょうが、抗議の声を上げることで何か解決するのでしょうか。

どちらかというと、メディア報道に対して抗議をすることは、いかなるケースでも世の中をよりよくすることには繋がらないと考えています。

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PRパーソンと企業のミスマッチを防ぐための5つの判断材料

PRパーソンと企業のミスマッチを防ぐための5つの判断材料

企業活動における広報PRの大切さが知られるようになり、スタートアップなどでも早くからPRパーソンをつける企業が増えましたが、その一方でPRパーソンと企業のミスマッチの事例もよく聞きます。

こんなことが実はそこかしこで起きている。フリーランスのPRパーソンや独立した人が立ち上げる小さなPR会社が増えていることもあり、PRを外に頼むときの選択肢はとても多くなってきています。

ニーズ急増に伴い乱立状

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スラスラと最後まで読める“わかりやすい”文章を書くための10の視点

スラスラと最後まで読める“わかりやすい”文章を書くための10の視点

ビジネスシーンでも日常でも、文章を書く機会は生きているとたくさんあります。そして誰でも発信できる昨今なので、「文章力」を上げたいと思っている人も増えています。

私が書く文章はよく「わかりやすい」と言っていただけます。感動したとか笑えたとかはあまり言われないのですが、わかりやすさには少し自信があります。

わかりやすい文章とは、読んでいる途中で引っかかるところがなく、気づいたら最後まで集中して読め

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Public RelationsからCommunicationsへ。職域の拡がりと企業コミュニケーション新潮流

Public RelationsからCommunicationsへ。職域の拡がりと企業コミュニケーション新潮流

そんな広報PR・コミュニケーション職の人がいま急増しています。メディアリレーションズだけやっていればよかった時代はとっくに終わり、伝えるための手法も使えるメディアも無限に増え続けています。

私はPRの仕事に触れて10年になりますが、この領域は過去10年間でもっとも激しい変化を経てきたといっても過言ではないかもしれません。グローバルかつアカデミックな観点からも、PRを取り巻く職種や業務範囲の捉え方

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流れを生んで流されて、季節を味わえた2022年の振り返り

流れを生んで流されて、季節を味わえた2022年の振り返り

今年1年を振り返らねば。なにがなんでも振り返らねば。そう思ってすべてを後回しにして何かを書きだしたあの日から1年だなんて。今年も去年とまったく同じように、すべてを後回しにして書きはじめています。

先日noteさんがご親切に今年の振り返りデータを算出してくれたのですが、2022年に書いた記事はたったの3本だったようです。他のところでたくさん書いていた2022年、さっと振り返ってから新年を迎えようと

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2022年に買ってよかったもの / ガジェットとおしごと道具

2022年に買ってよかったもの / ガジェットとおしごと道具

noteのみなさんこんにちは。2022年も1秒で終わってしまって、何してたんだろう……と虚無に襲われたりしているけど、お元気でしょうか。

さて、買ってよかったもののシーズンですね。いつもブログにまとめているけど、noteでしか届かない人もいるよなぁ、と、過去記事経由でじわじわと増えてくださるフォロワーさんを眺めて思ったりして、こっちにはガジェットとおしごと道具をまとめようかなと。

noteで初

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メディアと事業会社が競合していく時代に──ファンビジネスとPR

メディアと事業会社が競合していく時代に──ファンビジネスとPR

時代が変わるにつれ、その在り方がころころと変わっていくメディア。マスメディアはいまだ大衆に対して大きなパワーをもつけれど、従来のようなPRとしてのアプローチは効きづらくなってきたと感じています。

PRパーソンが情報提供をし、それをメディアに取り上げてもらう。そこに金銭取引が発生することは少なく、企画提案力を磨いて情報の価値を高めることで、お金を払って枠を買う“広告”とは違う形の掲載を交渉するのが

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1ヶ月間の白馬留学を終えて

1ヶ月間の白馬留学を終えて

2022年5月、白馬に1ヶ月ほど行っていました。

仕事かプライベートかというと両方で、ワーケーションとも言えるような、そういう境もないような滞在。言うなれば白馬留学。

出会ってくれた人がたくさんいて、学びだらけの濃厚すぎた1ヶ月。記憶が飛び飛びになるくらい大量のインプットがあったので、振り返りを残しておきたいと思います。

白馬との縁白馬との縁は9年ほど前まで遡ります。当時まだ学生で、1年休学

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