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#フィットネス

腰椎の生理的前弯&骨盤前傾の保持に重要!教科書には書いてない「腰部多裂筋」をダイレクトに使う運動療法のコツ!

腰椎の生理的前弯&骨盤前傾の保持に重要!教科書には書いてない「腰部多裂筋」をダイレクトに使う運動療法のコツ!

今回は、腰部多裂筋の運動療法について。

多裂筋も脊柱の分節的な動きを行うために、重要な筋肉になり、骨盤前傾の保持や胸腰椎の生理的弯曲の構成において作用しています。

その脊柱に幅広く付着する多裂筋の中でも…

腰部多裂筋に関しては、実際に触診も行えますし、多裂筋の中でも筋断面積が大きく、骨盤から腰椎にかけるコントロールにおいて非常に重要な役割をしていると入れています。

ですが…

腰部多裂筋の

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反り腰と判断するための3つの基準!

反り腰と判断するための3つの基準!

姿勢評価をする際には…

見た感じが猫背とか、、

見た感じが反り腰とか、、

そういう判断をするのはNGであって…

〇〇という様な評価をやって、評価から〇〇という結果が出たらからという様な理由付けがなければ、何となくのアプローチですし、ギャンブルの治療になってしまします。

今回は…

臨床に多い「反り腰」「ロードシス」の姿勢を判断するための指標を3つのポイントに分けて解説をしていきます。

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腸腰筋が確実に使える運動療法の工夫!

腸腰筋が確実に使える運動療法の工夫!

以前のツイートした内容ですが…

腸腰筋の運動療法って腸腰筋を使っている感覚がある人って少なくて、逆に代償動作として「大腿筋膜張筋」「大腿直筋」「縫工筋」といった股関節の屈曲作用がある筋肉を働かせることで、腸腰筋の運動療法をやってる風になっているだけのことが結構よくあるケースです。

そして…

大腿筋膜張筋や大腿直筋に硬さがあったり、股関節を曲げた時につまり感がある方は、おそらく腸腰筋ではなく、

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反り腰なのに「体育座り」や「座位」が出来ない人がいる理由について!

反り腰なのに「体育座り」や「座位」が出来ない人がいる理由について!

今回のコラムの内容は…

誰もが臨床で不思議だなと一度は思ったことがある様な内容だと思います。

反り腰なのに、体育座りや座位が出来ない人がいる理由

タイトルのまんまなんですが、臨床でこういう人って実際にかなり多くないですか?

反り腰の姿勢で骨盤が前傾しているはずなのに、「座位姿勢」「体育座り」「長座位」を取る時に骨盤が後傾してしまって、骨盤が起きない人。

こういう方を臨床をやっていても、か

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「スウェイバック」と「ロードシス」の姿勢の共通点と改善のための運動療法!

「スウェイバック」と「ロードシス」の姿勢の共通点と改善のための運動療法!

臨床で姿勢改善を行う上で…

・スウェイバック
・ロードシス(反り腰)

ほとんどの姿勢パターンはこの2つのどちらかです。

スウェイバックの特徴としては…

骨盤を前方にズラした状態。

ロードシスの特徴としては…

骨盤が過度に前傾した状態。

姿勢のパターンは違いますが、臨床をやっている中で姿勢改善する運動療法の組み立て方はさほど2つの姿勢パターンともに大きく変わらないと思っています。

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呼吸から体幹機能を改善する運動療法のコツ!

呼吸から体幹機能を改善する運動療法のコツ!

今回のコラムでは、呼吸と体幹機能の関係性について解説します。

呼吸は1日2万回近くしている運動であるため、呼吸パターンの良し悪しによって体全体の状態に影響してくるのはイメージできるはずです。

臨床でも、呼吸機能を必ずと言っていいほど、重視して評価したり運動療法を行う際にも呼吸を上手く活用しながらアプローチすることも多いです。

呼吸に関しても…

胸式呼吸と腹式呼吸があるように、呼吸が関与する

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呼吸を使った体幹機能アプローチ!

呼吸を使った体幹機能アプローチ!

今回は呼吸と体幹へのアプローチについて。

体幹へのアプローチを行う際には、、

呼吸を活用してアプローチを行うことが非常に有効的です。

今回のコラムでは、、

4パターンの体幹へのアプローチ方法を写真付きで実際のクライアントさんに行っている方法を紹介しています。

実際にリアルの臨床現場で、、

こういうアプローチをよく用いることが自分の場合は多いです。

セルフケアとしても指導できますし、、

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「多裂筋」は運動療法でシンプルに鍛えれば良いわけじゃない話!

「多裂筋」は運動療法でシンプルに鍛えれば良いわけじゃない話!

多裂筋は重要なんだけど…

多裂筋の運動療法や徒手療法ばかりしていても良くならないですよって話を機能解剖学的にお伝えするコラムにしていきます。

脊柱をコントロールする筋肉としては代表的な筋肉として「多裂筋」があります。この多裂筋に対して運動療法や徒手療法としてアプローチすることもあると思います。

そんな多裂筋のアプローチとして、多裂筋だけ考えていてはNGな理由についてもお伝えしていきます(^^

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【ピラティスは結局何を鍛えているのか?】体幹機能やモーターコントロール以外のピラティスをやる価値とは?

【ピラティスは結局何を鍛えているのか?】体幹機能やモーターコントロール以外のピラティスをやる価値とは?

マットピラティス・マシンピラティスともに、ピラティスを行う価値について今回のコラムではお伝えしていこうと思います。

自分自身がピラティススタジオを経営しているので、数年間ピラティススタジオを経営する中で感じたメリットだったり、提供する価値についてです。

今回のコラムに関しては、一般的にピラティスの効果効能として取り上げられることが多いモーターコントロールや体幹機能の改善などの調べたら簡単に出て

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スウェイバック姿勢の「骨盤前方シフト」をコントロールする着眼点について!

スウェイバック姿勢の「骨盤前方シフト」をコントロールする着眼点について!

今回はスウェイバック姿勢について。

以前のスウェイバック姿勢について書いたコラムも大変好評なので、見てない方は以下のコラムも合わせてご覧頂ければと思います↓↓

スウェイバック姿勢の方は臨床上とても多くて、病院やクリニックでも医療機関でなくても10人いたら7〜8人はスウェイバック姿勢といえるくらいの割合でよくみる姿勢パターンだと思います。

この姿勢パターンを理解して、改善するためのスキルがある

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スウェイバック姿勢で機能不全になる体幹筋群に対する運動療法のアイデア!

スウェイバック姿勢で機能不全になる体幹筋群に対する運動療法のアイデア!

臨床において、不良姿勢の代表的な姿勢としてスウェイバック姿勢があげられます。10人いたら8人はスウェイバック姿勢というくらい割合としてはとても多いです。

スウェイバック姿勢の仕組みを理解しておくだけでも、アプローチを行う際にスムーズに介入することができます。

今回は、スウェイバック姿勢の体幹機能について解説をして、それに対しての運動療法のコツや姿勢改善をするための考え方についてお伝えしていきま

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【スウェイバック姿勢】姿勢改善のための大腰筋の運動療法をする前提条件とは?

【スウェイバック姿勢】姿勢改善のための大腰筋の運動療法をする前提条件とは?

オンラインサロンも350名を超え、とても賑わってきて有難いです。

今回は、オンラインサロンの内容の一部を抜粋した内容として、スウェイバック姿勢を改善するための大腰筋トレーニングの考え方について解説します。

スウェイバック姿勢についてスウェイバック姿勢の特徴として…

知っている方も多いと思うので深くは解説しないですが、、

骨盤が前方シフトする様な姿勢がスウェイバック姿勢。

上半身重心より下

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反り腰・リブフレアになっていると歩き方がおかしくなる理由について解説!

反り腰・リブフレアになっていると歩き方がおかしくなる理由について解説!

肋骨が開いていたり、反り腰になっている状態が気になっている人は多いですし、自分のYouTubeの動画でも色んな動画をアップする中でも、とても需要があるのは実感しています。

ですが、肋骨が開くとか、反り腰になっているとかでもそれが歩行にどういう影響を与えて、反り腰になっていると何が良くないのかまで理解している人も少ないと思います。

今回は、リブフレアや反り腰の状態になっていることで起きる歩行のエ

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【大腰筋の機能解剖学】起始〜停止の関係性から運動療法を考え直す!

【大腰筋の機能解剖学】起始〜停止の関係性から運動療法を考え直す!

大腰筋のコラムは今までにいくつか挙げていますが、今回はまた少し違う観点から大腰筋の機能解剖学についてお伝えして、、

それに対しての運動療法の考え方まで紹介します。

明日からの臨床に役立つ内容になると思いますので、、

是非最後までご覧ください^^

では、、

本題に入っていきます。

大腰筋の起始〜停止から考える

【起始〜停止の関係から大腰筋を考える】