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これからの季節に大活躍、焼きピーマンのスープ

これからの季節に大活躍、焼きピーマンのスープ

焼きピーマンのスープは、『スープ・レッスン』でご紹介してから多くの方に作ってもらっている人気のスープです。種もヘタも丸ごと食べる、ピーマンに焼き目をつける、塩昆布を味つけとだしがわりに使うなど作り方はかなり斬新ですが、食べてみるとピーマンが柔らかくて、ほっとするおいしさなのです。塩昆布はどのスーパーにもあるフジッコのあれを使っています。ぜひ一度、お試しください。

焼きピーマンのスープ

▼材料(

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大阪人が家で作る本当に旨いお好み焼き

大阪人が家で作る本当に旨いお好み焼き

実家で毎週のように食卓に登場していたお好み焼きがどれだけ美味しいのかを知ったのは、上京してからだ。そもそも大阪に住んでいた頃は店でお好み焼きを食べるなんて習慣は一度もなく、お好み焼きといえば家族でサザエさんを見ながらホットプレートを囲んでわいわいと食べるもの。翌日のお弁当のおかずにはお好み焼きが必ず登場し、大量に作っては冷凍してのエンドレスループ。白米にお好み焼きをオンして食べるのもごく日常の風景

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私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚

私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚

我が家にお越しいただいた事がある方や、毎年ワークショップにいらっしゃる方は食べたことがあると思います。
私の1番好きなおもてなし料理、焼き豚です!

老若男女、皆が気に入ってくれる自慢のレシピです。
2月のお味噌教室の時も80歳近いお婆ちゃまがお気に召されて、レシピをプレゼントしました。

何が良いって、前日仕込んでおけば、食べる直前に魚焼きグリルかトースターで焦げ目を付けるだけ。
バタバタ焦らず

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セロリ好き集まれ!セロリづくしのボロネーゼ

セロリ好き集まれ!セロリづくしのボロネーゼ

玉ねぎは入れず、セロリだけで作ります。
フライパンにひき肉をまとめて入れて、ハンバーグのように焼いてから、ほぐして作ると、香ばしさと、いつもよりひとまわり大きいひき肉が、口の中でこれでもかと主張してくれるので、とってもおいしい。
これは、いいレシピだ。

材料 ふたり分 (調理時間:30分)
・合挽き肉…………200g
・セロリ……………1本
・にんにく…………1かけ
・セロリの葉………1本分

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なぜ「赤だしの味噌汁」が美味しくできないのか?―― 名古屋めし料理家のレシピ #5

なぜ「赤だしの味噌汁」が美味しくできないのか?―― 名古屋めし料理家のレシピ #5

味噌汁。それはおうちごはんの基本中の基本。ほかほかご飯とおいしい味噌汁、焼き魚にお漬け物が二切れ三切れついてこれば、ほっと温まる立派なごはんになります。

全国各地で様々な味噌汁が飲まれていますが、名古屋ではもちろん豆味噌を使った「赤だし」が主流。

しかしこの赤だし、どうも他県他地方の人たちには不人気のようなのです。

曰くしょっぱい、曰くいがらっぽい、曰く味が濃すぎる……。

こんなに美味しい

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「作り置き」ではなく「作りかけ」

「作り置き」ではなく「作りかけ」

「そんなことしてたら将来お姑さんに笑われる」というのが母の口癖だった。キュウリの端っこを大きめに切ってしまったり、お茶が濃かったり薄かったり、お茶碗洗うのにお湯出しっ放しだったりした時に、このセリフは発動される。

四角い部屋を丸く掃除機かけたり、洗濯物をたたまずにタンスに突っ込んだり、お金を出しっぱなしにしている時などにも使われる。節約をきちんとして、ブレのない家事ができることが女の生きる道だと

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豚バラ肉の黒胡椒煮付けの作り方

豚バラ肉の黒胡椒煮付けの作り方

cakes連載の更新。

テーマは『豚の角煮』でした。この豚の角煮の問題点は『一度目の下茹で90分』→『二度目の本加熱60分』と時間がかかること。その点を踏まえて、こちらでは30分くらいの煮込み時間でなんとかおいしく食べられる豚バラ肉料理を、というコンセプトで考案したレシピをご紹介します。

豚バラ肉 300g
砂糖   15g
塩    3g
酒    100cc
水    200cc
醤油  

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基本のソフリットの作り方

基本のソフリットの作り方

ソフリットは玉ねぎ、にんじん、セロリが基本の香味ベースで、フランス料理だとミルポワ、スペイン料理ならソフレジという具合に世界中で共通言語として使われている基本パーツです。イタリア料理の本を読んでいると「ソフリット 大さじ2(作り方 p204)」みたいな感じでよく登場します。ちなみにルイジアナ料理の場合はニンジンの代わりにピーマンが入ります。

ソフリットは野菜の糖分、酸、塩分、旨味アミノ酸、芳香成

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コロナの影響でスーパーで買うカツオの刺身が美味すぎる。

コロナの影響でスーパーで買うカツオの刺身が美味すぎる。

昨日近所のスーパーで買ったカツオが衝撃的に美味しかったのでその話をします。

我が家では一皿のカツオのお刺身が5人家族によって争奪戦になり、最後に3枚残ったお刺身のうちの2枚を次女が食べようとして大ヒンシュクを買ったり、競争に敗れた三女が大泣きしたり、けっこうな騒ぎとなったわけです。

そのカツオの写真がこちら。

普通のお刺身用のカツオ…と思うでしょう!?

でも、私は元・築地のセリ人で今でも自

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TONJIRU STAND おうちで楽しむ基本の豚汁レシピ

TONJIRU STAND おうちで楽しむ基本の豚汁レシピ

こんにちは、豚汁エバンジェリストを名乗る世界豚汁協会会長のいわあゆ(iwa_ayu)です。

TONJIRU STANDという屋号を掲げ、世界一ホッとする豚汁を届けるべく、普及活動を行っています。

このnoteでは、私が提供しているTONJIRU STAND基本のレシピを紹介したいと思います。(お家で作りやすい分量にアレンジしています)

TONJIRU STANDの豚汁は、これ1杯でおなか

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得意料理は豚汁

得意料理は豚汁

って、言っても怒られないぐらいに美味しい豚汁の作り方を後輩のまみこちゃんから教えてもらって感動したのでメモ。

豚汁の作り方から学ぶ生きるヒント、みたいなオチはありませんのであしからず! ただただ人生で一番とも言える、めっちゃくちゃ美味しい豚汁が超簡単に仕上がったのが衝撃的で書き留めておきたくなっただけです。ふふふ

1. 鍋底に塩をパラパラして、エノキなどきのこ類をわっさり。

2. その上に

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シンプル・アクアパッツァの作り方

シンプル・アクアパッツァの作り方

イタリア生まれの魚料理、アクアパッツァ。 イタリア語で「狂った水」という意味のナポリ料理です。この料理、他のイタリア料理と同様に起源が不確かな料理です。漁師さんが海水を使って魚を煮込んだことに由来する、と説明されたり(塩水だと塩っぱすぎると思いますが)します。語源としてはもともと「狂った水」はトスカーナでワインを地主に納めてしまった後、残った茎や種、絞りかすを水で延ばして発酵させた粗悪なワインを指

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贅沢たらこスパゲッティ

贅沢たらこスパゲッティ

ランチを簡単に済ませたいときに役立つのがパスタ料理です。今回はたらこスパゲッティの贅沢バージョンを作ります。通常のたらこパスタに使われるたらこの量はパスタ100gに対して30g〜40gといったところ。味を補うためにクリームやらバター醤油やらめんつゆやらを加えたりしますが、贅沢バージョンはパスタ100gに対して80gのたらこを使います。これくらいの量を使ってはじめて「たらこを食べた!」という感動が生

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