田中 伶

台湾がもっと好きになるウェブメディアHowtoTaiwan(http://howto-…

田中 伶

台湾がもっと好きになるウェブメディアHowtoTaiwan(http://howto-taiwan.com )編集長。台湾まわりやIT企業のPR/ライター/翻訳などのお仕事してます。台湾とビジネス書と映画をこよなく愛する2児の母。

最近の記事

  • 固定された記事

お肉屋さんで肉を買うというライフハック

「肉は肉屋で買うのが、いいよ」 …と、13文字で書けることを、長々と語りたいのが私です。 今年「財布を小さくしたら毎日が変わった」というnoteを更新してみたり、日々の暮らしの中での小さなライフハックをいろいろと研究している私。 毎日来るDMを、なんとかかんとか受信拒否設定したことも書いたっけ。 そんな私が新たに見つけたライフハックが「肉を肉屋で買う」ということだ。お家の近くに贔屓の商店街や個人商店がある人からすれば「?」と思うことかもしれないけれど、何を隠そう、これ

    • 中国のアイドルオーディション番組の多様性に熱狂した日々のこと

      一体いつぞやの話を…… という感じなんだけど、かれこれ4年ほど前のコロナ禍、 "中国版プデュ" とも呼ばれるアイドルオーディション番組「青春有你2」にドハマリしていた。中国内外から集まった109名の練習生たちのレベルが凄まじかったのは言うまでもないのだけれど、それよりなによりこの番組に驚かされたのは、練習生たちの多様性。 番組テーマソングの映像を見ればすぐに気がつく。練習生たちの顔ぶれは、女性アイドルと聞いてみんなが想像するようなスタイル抜群の純粋美少女にとどまらず、クール

      • イルカポリス『羽球少年』 の歌詞を日本語訳してみた

        フォロワーの皆さんを混乱させてしまいそうだけど、私にはかれこれ15年以上前から「好きな台湾のアーティストの中国語の曲の歌詞を翻訳して発表せずにはいられない」という偏った癖があり、(以下略)。 というわけで、以前書いた『安平之光』に続いて、またまた大好きなイルカポリス(海豚刑警)の歌詞の日本語翻訳をしてみようと思います。 今回は『羽球少年(バドミントン少年)』というヒットナンバー。 2023年に発表された2ndアルバム『羽球大報社 Bad News Punched!』に収録

        • 4歳娘の習いごと(チアダンス)のコスパが期待以上だった

          いやそもそもね、子どもの習いごとについてメリットやらコスパを語るなんて不躾なことだと思うんですよ。習いごとっちゅうもんは本来、子どもの可能性を広げる、成長機会を増やす、新しい出会いや体験、などを考えて親が提供するものであって、それによって家族みんなで得をしようとか、そんな。そんな……! という前置きをおいた上で張り切って書きますが、4歳の娘がチアダンスを習い始めて1ヶ月。つい先日、初めてのステージを終えて、その感動がいろんな意味で期待を超えていたのでこの気持ちを記録しておく

        • 固定された記事

        お肉屋さんで肉を買うというライフハック

          イルカポリス『安平之光』の歌詞を日本語訳してみた

          フォロワーの皆さんを混乱させてしまいそうだけど、私にはかれこれ15年以上前から「好きな台湾のアーティストの中国語の曲の歌詞を翻訳して発表せずにはいられない」という偏った癖がある。学生時代はそんな癖をアメブロで勝手に発散していたわけだけど、今回初めて! note でやってみることにしました。 取り上げるのは、最近日本でも「サニーデイ・サービス」とツーマンライブをしたり、 ”台湾インディーシーンを牽引する最注目バンド” として日本の音楽フェスに出演したりと大活躍中のオルタナポ

          イルカポリス『安平之光』の歌詞を日本語訳してみた

          外国語で名前をつけるということ

          台湾留学をしていた頃、親しくなった友人に私の中国語の名前を考えてもらったことがある。友人は重大な任務を請け負ったようにとても真剣に考え、数日後、ちょっと改まった様子で「馨慈(シンツー)」という二文字を紙に書いてくれた。その名前はなんだか自分には大げさなようにも感じたけれど、外国語でつけられた(というか勝手に決めた)自分の名前は、妙に神秘的でくすぐったくて、私はとても気に入った。 目の前で友人がうんうんと悩んだり、私の性格やイメージを振り返りながら「XXっぽい」「△△はなんか

          外国語で名前をつけるということ

          小学校入学準備で買ったもの【備忘録】

          ついに長男が小学校に入学だ! 準備すべき学用品や指定商品は学校によって違うけれど、妹が入学する頃には記憶の彼方だと踏んで、自分のための備忘録メモ。意外と100均で買えるアイテムや無地指定のものが多かったから、ざっとリサーチしてまとめました。 親も子もこだわり少なめ、最低限でパパッとやりたい人はどうぞ! Amazonで買うもの・筆箱(無地) https://amzn.to/3UHDgb0 可愛いキャラものにワクワクしていたけれど、無地指定。持っていく鉛筆の本数なども決まって

          小学校入学準備で買ったもの【備忘録】

          ”YOLO” の効能

          気づけば、2024年を迎えて一ヶ月が経とうとしている。はて、今年の目標はなんだったかな? と思い返す。私には、去年ぐらい前から漠然とした焦りがあった。それは「理想の自分」や「目標」を見出すのが、昔に比べてすごく苦手になったこと。学生時代から常に自分の理想の姿や「こうなりたい」という気持ちを恥ずかしげもなく日記にぶちまけて、それをすべての機動力にしていた私は、この状況にとても戸惑っていた。ない。目標が、目指すものが、指針がない! コンパスを失った途端、急に不安になる。二人の子

          ”YOLO” の効能

          2022年、買ってよかったものをフリーランス2児の母が雑多に振り返る

          今年も年の瀬、世間はすっかり師走モード。そんな中で比較的落ち着いた日々を過ごしている私は、もしかして結構のらりくらり過ごしてたんじゃ? なんてちょっと不安を感じています。だけど待って、思い出して? 私今年、2回も引っ越していたんだよ…!(過去note参照)。のらりくらりどころか、ドッタバタ(まあもう落ち着いたけど)。 そんなわけで今年は、お部屋のカーテンから経験まで。とにかくもう、色々なものを買いました。 リネンのカーテン引っ越しを機に部屋のカーテンや照明を一新したのだけ

          2022年、買ってよかったものをフリーランス2児の母が雑多に振り返る

          田中伶プロフィール / お仕事依頼お待ちしてます

          こんにちは! ライター/Webメディア編集者 として活動している、田中伶と申します。自分が得意としていることや、お仕事としてお受けできることの棚卸しとして。フリーランス歴7年目にして初めての(!) #私の仕事 noteを書いておくことにしました。 自分のキャリアの幅を広げるためにも、新しい挑戦をしてみたいなと思っている今日このごろです。「おっ」と思う案件があれば、ぜひお気軽にご連絡ください! PROFILE前職ではスタートアップでの広報や新規事業の立ち上げをしていました。

          田中伶プロフィール / お仕事依頼お待ちしてます

          共同生活の問題を、夫婦の問題にするな

          私が「ラブイズブラインド」というNetflixのリアリティショーに夢中になっている話は、随分前に熱く語っていたけれども。 最近配信されたシーズン3で、なるほど、と思う言葉があった。それが「共同生活の問題を夫婦の問題にするな」というもの。 この番組を通して結婚したアレクサ&ブレノン夫妻が、初めての同棲で、やれ誰がお皿を出しっぱなしだとか、小さなケンカを繰り返していたときに友人にもらったアドバイスだ。正確には ” Don't let roommate issues be ma

          共同生活の問題を、夫婦の問題にするな

          本当にこれで良いのかな? と悩んだときに読むブログ

          確かあれは10年ほど前。経営学を勉強していた頃に出会った記事がある。 もはやサムネもうまく出てこない(!)、2012年に孫泰蔵さんが書かれていたTumblrの記事。それは「リスクとのつきあいかた」と題したもので、私はこの記事で学んだリスク分析の手法を「Aという選択をするかしないか」で悩んだときに、必ずと言ってよいほど実践している。 「リスクとのつきあいかた」と言われるとちょっぴり構えるけれど、私たちが「彼氏と結婚すべきか否か」「子供を小学校受験させるべきかどうか」で悩んで

          本当にこれで良いのかな? と悩んだときに読むブログ

          誰かに届ける、じゃなくて

          仕事をするときはいつも「ターゲットはだれだ?」と考える。 それは文章を書くときだけじゃなくて、イベントの企画をするときも、メディアやコミュニティを立ち上げるときも。企画はいつだってターゲットありきであり、それなしでは何ひとつ決められない。ビジネス脳としては大変重要なことだ。 それゆえ、note で文章を書くぞという時だって、「ターゲット」なる読者像を明確にイメージできないと書き出せない状況に陥ってた。あの人に届けたい、そのために書かなければ、と。 だけど、改めて考えてみ

          誰かに届ける、じゃなくて

          5歳息子が自分を「オレ」と呼んだ日

          親としての新しい感情が生まれた記念に、書き残しておくことにした。 先日保育園にお迎えに行ったとき、帰り際にトイレに行く友人を見て「オレもトイレいく〜」と独り言のように呟いていた。のを聞き逃さなかった。あれは私が人生で初めて聞いた息子の「オレ」。 しかもイントネーションが「オ↑レ↓」。 大人の「俺」じゃなくて、小学生男児らしいカタカナのあれ! 友達の前や保育園でしか見せない新しい顔があることに気づき、いや〜 微笑ましいな〜 と思った次の瞬間、なんとも言えない寂しい気持ちに飲

          5歳息子が自分を「オレ」と呼んだ日

          誰からも好かれていたいという自分勝手な感情よ

          幼い頃に仲間はずれにされたトラウマからか、転勤族で、見知らぬコミュニティで当たり障りなく生きていかなきゃいけない環境に育ったからなのか。みんなに嫌われたくない、誰からも好かれていたいという気持ちが人生のベースにある。それは社会に生きるモノとして当然の感情なのかもしれないけれど、誰しもがそうではないのかもしれない。 「自分のことが嫌いな人間もいるでしょ」「私はわたし、気にしない」と周りに見せても、内心そうは思えていないのが私で、基本的にみんなから好かれていたいし、嫌われたら辛

          誰からも好かれていたいという自分勝手な感情よ

          引っ越したけどしっくりこなくて、前の街に出戻りした話

          自営業夫婦、コロナ禍での暮らしを考えて。 6年間住んでいた都内を離れ、同じ沿線にあった郊外の街に引っ越したのは、わずか6ヶ月前のことだ。前のマンションの2倍もの広さがある部屋は、都内ではなかなかお目にかかれない広々とした4LDKの賃貸。夫婦2人がそれぞれ同じ時間にリモート会議を入れてたってなんら支障はない。近隣のスーパーやドラッグストアにはもれなく大きな駐車場があり、マイカーライフも充実。私はこの街でペーパードライバー講習も受けた。あちこち徒歩で散策してお気に入りのベーカリー

          引っ越したけどしっくりこなくて、前の街に出戻りした話