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共同生活の問題を、夫婦の問題にするな

私が「ラブイズブラインド」というNetflixのリアリティショーに夢中になっている話は、随分前に熱く語っていたけれども。

最近配信されたシーズン3で、なるほど、と思う言葉があった。それが「共同生活の問題を夫婦の問題にするな」というもの。

この番組を通して結婚したアレクサ&ブレノン夫妻が、初めての同棲で、やれ誰がお皿を出しっぱなしだとか、小さなケンカを繰り返していたときに友人にもらったアドバイスだ。正確には ” Don't let roommate issues be marriage issues. " と話していたように思う。

畳んだ旦那の洗濯物が、来る日も来る日も部屋に運ばれず、リビングに置きっぱなしにされているのを見て「はあ、」となっていた私は、思わず食いついた。

パートナーを roommate として見ると、ちょっとだけ冷静になれる。
ひとつ屋根の下に住んでいる相手が大恋愛の末に結ばれた人だとしても、超合理的な判断で結ばれた人だとしても。共同生活をするルームメイトとは、絶対に何らかの問題が生じるはずだ。そしてどちらかが我慢できないほど気になれば、価値観のすり合わせや、ときにはある程度の妥協も譲歩も必要になる。育ってきた環境が違うから〜だ。

ルームメイト。海外ドラマ見すぎな私にとっては甘美な響き。
初めての寮生活、たまたま同じ部屋になったのは、まったく違う環境で育った子! 彼/彼女の言動には、驚かされてばかり★ (憧れ!)

ルームメイトに、自分がまったくストレスを感じない挙動や生活を求めることはほぼ不可能だと思う。寝る時間も生活習慣も違うだろうし、洗い物が一晩汚れたままになっていることが全く気にならないこともあるだろう。

一方で、「済んだ食器は流しに運んでほしい」とパートナーに言われたら。妻/夫にまた小言を言われたと苛立つよりも先に、ルームメイトからのクレームが発生していると思って対処してみる。私があなたにとって最初のルームメイトなのか、何人目かのルームメイトなのか知らないけれど、共同生活を円滑に営むには協力が必要なことは百も承知。

ルームメイトから共同生活におけるクレームが発生していたら、どうする?謝る、対応する、ルールを決める、など、良いルームメイトになるために、反省しつつ前向きな判断をするだろう。そんな面倒なルームメイトのことを別の友達に愚痴るのは日常茶飯事。ルームメイトからのクレームが発生するたびに言い合いしたり、「部屋チェンジ!」なんてやっていたらキリがないのだ。

以前、海原やすよが大阪のローカル番組で、夫婦問題について「家事は、気になるか、気になれへんかの差」と言ってて、すげえなこの人、と思った。よく気づく人は、ルームメイトがやるべきことをやっていない事実に苛立つ。だけど気づかない相手からしてみれば「やってない」のではなく「気になっていない」のであり、そこがもうズレている。

…と、話が脱線したけれど。つまりは共同生活、小さな問題の連続だ。それが積もり積もってドカーンと爆発することも多々。だけども冷静に。共同生活におけるイシューは、夫婦のイシューとは切り分けて考える。

いやまあ、共同生活も夫婦の一部と見ればそれまでだけど。じゃあ別居婚なら? もしかしてルームメイトとしてのストレスがないことで、めちゃ円満なのかもよ?

もうすぐ 1122 の日。
これは、やれ出しっぱなしだの、やれ蓋が開きっぱなしだの、相変わらず小さなことで言い合いしている結婚6年目の旦那へのご提案。

これからは「私のちょっと鈍感(or 母親みたいな)ルームメイト★」として、お互いに接してみませんか????


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