チチカカコ

2015年5月に結成した親子ダンスカンパニー。活動拠点は京都。 「人生も子育てもダンス…

チチカカコ

2015年5月に結成した親子ダンスカンパニー。活動拠点は京都。 「人生も子育てもダンス」という視点で、メンバーの想いや子育て・ダンスのあれこれをお届けします。

記事一覧

今を、生きる

こんなタイトルの映画あったなー とか思いながら、 起きたら頭に浮かんでた言葉がこれ。 昨日はチチカカコ単独公演の子どもたちも参加の最終練習だった。 やりたいこと…

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パワードスーツの中は赤ちゃんの笑顔

息子は、ガンダム好き、エヴァンゲリオン好き、戦隊モノ好き、ゲーム好き、クレヨンしんちゃん好き、駄菓子好き、典型的な小2男子だ。 かっこいいもので身を固め、どこか…

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親子の距離 のびたり・ちぢんだり

この度、8歳になった息子。 小学2年生ともなると、学校の準備も親の助けが必要なことだけ「やって」と声をかけてくるだけ。学校から帰ると「今日は、Kくんち」といって一…

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ダンスの作り方

□2年生がダンスを作る 7月3日・4日に公演を控えたおやこダンスカンパニー チチカカコは稽古の真っ只中です。 チチカカコ結成当時2歳だった子どもたちが、もう小学2年生…

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今できることを

練習するために予約していた施設が、緊急事態宣言のために、閉鎖された。5月11日までの辛抱、と思っていたら、5月末に延長された。 子育てや、仕事をしながら、公演に向…

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鴨川でおどる

鴨川で、チチカカコのワークショップをしました。 新緑が美しく、河辺には菜の花の黄色がフワフワしています。遠くのお山も水色に透けて見えます。贅沢な借景です。 動く…

4

ぱっぱらぱー

公演へ向けて、稽古に集う週末。 雨で散る桜を見つつ、突然にして始まる太鼓のリズム。 子たちに誘われるように踊り出す母たち。 決めなきゃならないことを話す時間。 心…

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初公演にむけて、おけいこ。

昨日は、チチカカコの7月の公演にむけてのおけいこでした。桜満開の京都。あいにくの雨模様ですが、やっぱり桜は綺麗です。 場所は、下京いきいき市民活動センターの集会…

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自由って?

「自由」について、というお題が回ってきた。 自由ってなんだろう?私にとって「自由に踊る」ってどういうことなんだろう? ちょっと考えてみた。 自己紹介などで「ダンス…

5

自由について

ダンスをしていて、ダンスをする場所や、そこにいる人をみて、感じるのは、自由やなーということ。 ダンスは、どうしたって、その人の内側も外側も全部みえる。どうしたっ…

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くらしと子育ての定点観測 【感想】 しおみめいこ

本当だったら7月に単独公演をするはずだったチチカカコ。 今年、開催は叶わなかった。もちろん残念だった。 けれど、今年だからこそ生まれたものもやっぱりたくさんあって…

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自由に表現することを躊躇わなくなった。

【2020.11.13 太鼓とおどろう! ヒデさん&チチカカコ】 11月だというのに、まだまだ暖かい日々が続きます。 野外でワークショップをするのはもう寒いかなぁと心配する必…

くらしと子育ての定点観測 【感想】

『毎日、1日の終わりに、家の中の同じ場所で親子の写真を撮る』 これ、めちゃめちゃハードルが高いです。 新しく挑戦することを毎日続けるのは、かなり意志の力が必要で…

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くらしと子育ての定点観測

”毎日、1日の終わりに、家の中の同じ場所で親子の写真を撮る” ”その日にあった印象的なこと、気持ちなどを表すポーズをする” ”情勢が日々、移り変わっていく中、各家…

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ワークショップは大切な居場所

2020年、世の中のいろいろなことが急に変わってしまったことは、 もちろんチチカカコの活動にも大きな影響を与えました。 まずは7月に予定していた公演が延期になったこと…

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チチカカコとわたし

1.出会い 2018年秋、 京都芸術センターでやっていた明倫の文化祭でチチカカコの舞台を見た 生まれて5ヶ月くらいの我が子を抱きながら 舞台の上では、おとなもこどももき…

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今を、生きる

今を、生きる

こんなタイトルの映画あったなー
とか思いながら、

起きたら頭に浮かんでた言葉がこれ。

昨日はチチカカコ単独公演の子どもたちも参加の最終練習だった。

やりたいことと、やらなければならないことのバランスがうまく取れていない
あたしは気持ちだけ焦る。

我が子の自由気ままな動きに、

今日で最後の練習なのに!
ちゃんとやってよ!!

と、「ここでこうして」とかつい声かけしたり、服の裾を引っ張って制

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パワードスーツの中は赤ちゃんの笑顔

パワードスーツの中は赤ちゃんの笑顔

息子は、ガンダム好き、エヴァンゲリオン好き、戦隊モノ好き、ゲーム好き、クレヨンしんちゃん好き、駄菓子好き、典型的な小2男子だ。

かっこいいもので身を固め、どこからか仕入れてきたかっこいい言葉づかいで話す。母とは違う感性で、彼なりの価値観を身につけて成長している。彼好みのパワードスーツを身につけていっているという感じ。

成長とともに、人に見られるのが恥ずかしくなり、写真をとられるのも嫌。年長の頃

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親子の距離 のびたり・ちぢんだり

親子の距離 のびたり・ちぢんだり

この度、8歳になった息子。
小学2年生ともなると、学校の準備も親の助けが必要なことだけ「やって」と声をかけてくるだけ。学校から帰ると「今日は、Kくんち」といって一人で出て行く。休日の予定も、お友達と相談して、約束してくることもある。彼には彼の生活が、私の知らないところで展開していることを、たのもしく感じるとともに、ちょっとビックリしてしまう。
ダンスを始めた2歳の頃は、こんな日々が訪れるなんてこと

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ダンスの作り方

ダンスの作り方

□2年生がダンスを作る

7月3日・4日に公演を控えたおやこダンスカンパニー チチカカコは稽古の真っ只中です。
チチカカコ結成当時2歳だった子どもたちが、もう小学2年生!!!
大きくなりました。
今回、その2年生たちだけで踊るシーンがあります。そのシーンは子どもが自分たちで考えてダンスを作りました。
演出家のエリンギちゃんが「どんなダンスがしたいか話し合って決めてね」と伝え、後は子どもたちにお任せ

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今できることを

今できることを

練習するために予約していた施設が、緊急事態宣言のために、閉鎖された。5月11日までの辛抱、と思っていたら、5月末に延長された。

子育てや、仕事をしながら、公演に向けて限りある時間で練習しなければならない私たち。会場選びや、会場予約も、ギリギリの時間からやっと出来たことが、くつがえされるのは、正直とてもとても痛い。

音を出しながら、子どもも大人も気持ちよく、練習できる場所はなかなかない。あったと

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鴨川でおどる

鴨川でおどる

鴨川で、チチカカコのワークショップをしました。

新緑が美しく、河辺には菜の花の黄色がフワフワしています。遠くのお山も水色に透けて見えます。贅沢な借景です。

動くとちょっと汗ばむくらいあたたかく、ちょうどよい風がふきます。

ここにいるだけで、充電される。ヨレヨレとなっていた身も心も、パリッと立ち上がる感じ。そして、無駄な力はぬけていきます。

光と風を感じながら、自分の体にも光と風が流れ込むこ

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ぱっぱらぱー

ぱっぱらぱー

公演へ向けて、稽古に集う週末。
雨で散る桜を見つつ、突然にして始まる太鼓のリズム。
子たちに誘われるように踊り出す母たち。

決めなきゃならないことを話す時間。
心のもやもやが飛び出す時間。
聞きたい声が子たちにさえぎられる。
おなかすいた!おやつ!
こけた!ぶつけた!
お花つんだ!ねえかわいいでしょ!
聞こえそうで聞こえない声。
なんとか受け取れた言葉にうんうん。

子たち、母たち、みんな一人一

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初公演にむけて、おけいこ。

初公演にむけて、おけいこ。

昨日は、チチカカコの7月の公演にむけてのおけいこでした。桜満開の京都。あいにくの雨模様ですが、やっぱり桜は綺麗です。

場所は、下京いきいき市民活動センターの集会室。壁に大きな鏡があって、大きすぎず、小さすぎず、私たちの練習にぴったりの場所でした。いいわあ。

春休みだから、2歳さん、3歳さん、4歳さん、7歳さん、13歳さん、いろいろな年齢の子どもたちがいます。中学生のお姉さんの存在で、子どもたち

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自由って?

自由って?

「自由」について、というお題が回ってきた。
自由ってなんだろう?私にとって「自由に踊る」ってどういうことなんだろう?
ちょっと考えてみた。

自己紹介などで「ダンスをしてるんです」と伝えると「どんなダンス?」と決まって聞かれる。
「えーっと、振りや形が決まっていなくてー…」
「あぁ、自由に踊るんだ」
「あー、自由に踊るんだけど、全くの自由というわけでもなくて…」
その時にしっくりくる言葉を、私はま

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自由について

自由について

ダンスをしていて、ダンスをする場所や、そこにいる人をみて、感じるのは、自由やなーということ。

ダンスは、どうしたって、その人の内側も外側も全部みえる。どうしたって、自然体なのだから、余分な力がだんだんぬけて、そのまま、を出すことになるのだと思う。どんどん自由になっていく。

自由な時。
私の周りには優しい選択肢がいつも漂っている。
やってもいいし、やらなくてもいい。
では、わたしは、どうするの?

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くらしと子育ての定点観測 【感想】   しおみめいこ

くらしと子育ての定点観測 【感想】 しおみめいこ

本当だったら7月に単独公演をするはずだったチチカカコ。
今年、開催は叶わなかった。もちろん残念だった。
けれど、今年だからこそ生まれたものもやっぱりたくさんあって、
もうそれは本当に、感謝しかないなあなんて思う。

「毎日同じところで、同じ時間帯に、親子で写真を撮る」

幼稚園も学校もなーんにもない自粛期間。
我が家にとって、定点観測は一日の締めくくりの儀式ようなものだった。

私が忘れていると、

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自由に表現することを躊躇わなくなった。

自由に表現することを躊躇わなくなった。

【2020.11.13 太鼓とおどろう! ヒデさん&チチカカコ】

11月だというのに、まだまだ暖かい日々が続きます。
野外でワークショップをするのはもう寒いかなぁと心配する必要もなく、
秋の柔らかい日差しが降りそそぐ最高の天気。

10月の時とは木々の色づきも変わり、目にも鮮やかな紅葉に心奪われました。

そんな空間の中、思いっきり身体を動かすのは最高に気持ちいいです。

初めましての小さな子

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くらしと子育ての定点観測 【感想】

くらしと子育ての定点観測 【感想】

『毎日、1日の終わりに、家の中の同じ場所で親子の写真を撮る』

これ、めちゃめちゃハードルが高いです。
新しく挑戦することを毎日続けるのは、かなり意志の力が必要です。
さらにそれを親子でするなんて、どれだけ大変なことか容易に想像できることと思います。

でもそれをクリアしていくために、どう工夫すればいいか。
まずは環境設定を。

わが家は、写真を撮る時間を17~18時に設定。
おふろに入るのはいつ

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くらしと子育ての定点観測

”毎日、1日の終わりに、家の中の同じ場所で親子の写真を撮る”
”その日にあった印象的なこと、気持ちなどを表すポーズをする”

”情勢が日々、移り変わっていく中、各家庭の在り方や感情に変化はあるのか”
”各々が1日の終わりに身体を通して振り返り、1枚の写真に表現することでその変化を見ていく”


京都市文化芸術緊急奨励金採択事業の1つとして、こんな取り組みもしていました。
自粛期間真っ只中、1日の楽
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ワークショップは大切な居場所

ワークショップは大切な居場所

2020年、世の中のいろいろなことが急に変わってしまったことは、
もちろんチチカカコの活動にも大きな影響を与えました。

まずは7月に予定していた公演が延期になったこと。

そして、いつものワークショップ。

親子ではない大人と子どもがくっつきあっているなんて、
「とんでもないことだ!」と世間から鋭い眼差しが突き刺さるような感覚でした。

それでも私たちは「今だからできることは何か」と、
オンライ

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チチカカコとわたし

チチカカコとわたし

1.出会い

2018年秋、
京都芸術センターでやっていた明倫の文化祭でチチカカコの舞台を見た
生まれて5ヶ月くらいの我が子を抱きながら

舞台の上では、おとなもこどももきらきらしてた

こどもと一緒にこんな舞台に立てたら、なんてステキなんだろう
って、憧れの眼差しでずっと見つめていた

わたしたちもこの中に入れてもらえたりしないかしら
って、淡い期待を抱きながら

始まる前に舞台裏からちらちらの

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