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ぱっぱらぱー

公演へ向けて、稽古に集う週末。
雨で散る桜を見つつ、突然にして始まる太鼓のリズム。
子たちに誘われるように踊り出す母たち。

決めなきゃならないことを話す時間。
心のもやもやが飛び出す時間。
聞きたい声が子たちにさえぎられる。
おなかすいた!おやつ!
こけた!ぶつけた!
お花つんだ!ねえかわいいでしょ!
聞こえそうで聞こえない声。
なんとか受け取れた言葉にうんうん。

子たち、母たち、みんな一人一人、それぞれの日常。
愛しいみんなそれぞれの今。泣いて笑って踊って踊って。

内とか外とか、なんだろうって思う私。
境なんてなさそうよねと。
こっち側とあっち側を行ったり来たり。
常に「お変わり」ありまくり。
そう言い切る親しい友人はとても楽しそう。

「こうあらねばいけない」を楽しいあまり手放した、
チチカカコに出会ったころの喜びが蘇る。

日々変化の「今」の自分。
ないものはないけど、あるものはある。
誰かと重なったり離れたりまた重なったり。

軽やかに変化し続ける子たちと一緒に踊るのはやっぱりすごく楽しい。
あとどれくらい一緒に踊ってけるんやろうって、
たまには先のことを気にもして。

まあ何でも良い!
ここのところの私はこればっかし。
あれもこれも良いよね!って、どんどんぱっぱらぱー。

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