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がっこう

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記事一覧

子どもに信用される大人が地球に増えていくといい

子どもに信用される大人が地球に増えていくといい

「りなっちは信用できる」
と、初めて会う子どもに言われた。

信用できない大人がいっぱいいるのだ、それは当たり前だ、と別の子どもからも聞いた。子どもたちから最近、「信用」という言葉をよく聞く。

私を信用できると言われたのは嬉しい。だけど同時に、私も大人。信用できないとひくくりにされる「大人」のその1として、あなたたちにそんなことを思わせてごめんなさい、と思う。

子どもに信用されるってどういうこ

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子どもの「夢」を応援するために、親ができること。

子どもの「夢」を応援するために、親ができること。

気付けば200記事を超えていたJUNです!

いや~なかなか感慨深いですな。読んでくださる皆さんのおかげで、こつこつと続けることができました! 本当にありがとうございます(^^)/

そして、本日話題としたいのは、マインドセットの話。

どうしようもない僕でもここまで続けてこれたという事実もマインドセッありきですからね。

「そして、ここに以前書いたマインドセットの記事を張り付けて・・・。」と探し

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【心の安定】自分の「心の余裕」をチェックするための「問いかけ」とは。

【心の安定】自分の「心の余裕」をチェックするための「問いかけ」とは。

仕事を途中で投げ出すことができた自分を褒めてあげたいJUNです。

これまで完璧主義やら不安症やら、自分が持ち合わせた特徴と何とか付き合いながら、かつ「理想」の自分方面にすり足で近づいてきました。

しかし、まだまだ「理想までは遠いな。」という現実に打ちのめされてしまうときもある今日この頃。

本日は、そんな話題。

「理想までは遠い。」と言いながらも、自分のことながら「えらい!」と褒めてあげられ

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【関係づくり】子どもとの「かかわり」を深めるために大切なこととは。

新しいスキルとして「図太さ」を獲得したJUNです!

散々、「人見知り」だの「気にしい」だのと書いてきましたが、誰からも「そうだよね!」と言ってもらえることはありません。もちろん、「本当は思っているんだけど、気をつかって言えない。」というパターンもあるでしょう。しかし、最近は自分でも「若い頃よりは、人間の中に紛れていても大丈夫になってきたな。」と思えるようになった今日この頃。

本日は、そんな話題

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学校に行きたくないあなたへ

学校に行きたくないあなたへ

日本にいたころ、子供が「学校に行きたくない」と言った。
当時、理由はなかなか言わなかった。

後から聞いたら、

休み時間に外で遊ばないといけないとか、
下敷きは絵が描いてあったらダメとか、
毎日計算カードをやらなくちゃいけないとか、
足をぶらぶらさせてはダメとか、
知ってることを自慢げに話すと嫌われるとか、
太陽を描いちゃダメって言われたりとか、

いろいろあった。
大抵の場合は、理由を聞いても

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「選択→挑戦→結果」を繰り返す海外の小学校生活

子供は、マレーシアと日本、短期を合わせると6つの小学校に通った。
マレーシアでの小学校生活を「選択をせまられる機会が多かった」と話す。

特に高学年で小学校は、とにかくユニークだった。自由で選択の機会が特に多かった。

例えば、クラブ活動は、毎週3つまで選択できる。まったくやらないという選択肢もある。しかし昨年と同じものを繰り返すことは勧められない。毎回真剣に選ぶのである。

才能を披露する「タレ

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「日本病」の原因は、「世界のトレンドと真逆の教育」と無関係ではないと思う

「日本病」の原因は、「世界のトレンドと真逆の教育」と無関係ではないと思う

野口悠紀雄先生が『どうすれば日本経済は復活できるのか』で「日本病」の話をしてました。

これですね、私はマレーシアに来て教育のあまりの違いに絶句しましたが、最近アメリカの大学で教育学を学び世界中の先生と話していて、どうやら、世界の教育のトレンドがこの20年に大きく変化したことに気づきました。

「競争から協働へ」
「暗記からITを使いこなす人材育成へ」
「大学入試目的から、生涯教育者の育成へ」

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部活が変われば日本は変わる

部活が変われば日本は変わる

私の人生で大事なことの多くは部活動で学びました。とても部活動というものに感謝をしています。一方で、今までの部活動の仕組みは今後成立しないでしょう。新しい形を見出せなければ部活動は消滅すると思います。

まず教員の長時間労働の原因の大部分は部活動にあります。教育の一環という位置づけでありながら教員の自発的な取り組みという、業務の一環なのかそうではないのか、という微妙な立ち位置に部活動はありました。そ

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「考えること」を許されない学校で苦しんでいるあなたへ

「考えること」を許されない学校で苦しんでいるあなたへ

最後まで無料で読めます。

Rita-naさんがこんなnoteを書いていました。
長男「トンガリ息子」さんは、学校のルールや議論の前提に疑問を持っています。

「エネルギーを使わない生活」の議論で、「エネルギー」の定義自体に疑問を持って意見したところ、学校の反応はこうでした。

▼学校では、彼の主張は、
---担任の先生は「難しいことを言ってるねー。」
と、コメントをくれ、
---その様子を見た他

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なぜ日本の子どもたちの心がトゲトゲしてしまうのか

なぜ日本の子どもたちの心がトゲトゲしてしまうのか

こんにちは。

新刊の帯を書いてくれた工藤勇一先生は、千代田区立麹町中学校の改革で有名です。
現在は横浜創英中学・高等学校長。
過去には新宿区教育委員会・教育指導課長を歴任してきた方です。

著書を何冊か読んだのですが、一番強烈だったのが鴻上尚史さんとの対談。

私は日本の教育はあまり詳しくないですが、マレーシアに来る子たちをみていて「なんでこんなに違うのか」と不思議でした。

その答えのヒントが

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本当のことを書くのは難しい

本当のことを書くのは難しい

こんにちは。野本です。

私は編集者なので、仕事柄、他の人の原稿を読むことも多いのですが、なかには、「あなたは本当にそう思っている?」とツッコミたくなる文章があります。

なぜ思考停止になるのかそういえば、子供が日本の公立小学校からマレーシアのインターナショナル・スクールに来て「初めて作文で本音を書けるようになった」といってました。

日本で「運動会はつまらなかった」と書いたところ、「準備した人の

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海外に来ると自尊心がバグる理由

海外に来ると、英語ができずに辛い思いをします。
これ、ほとんどの日本人が経験しているんじゃないでしょうか。

英語学校「ブライチャー」を経営する松井博さんによれば、日本人の英語力ってネイティブの3歳くらいなんだそうです。

一流大学でてようが、有名企業で管理職やってようが、幼児レベルのことしか喋れない、書けないというキツい状況に置かれるんですよね。

かくいう私もそうでした。

初めて会社にアメリ

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教室から退室を求められる子どもたち

教室から退室を求められる子どもたち

こんにちは!先日、正式に現地校での雇用契約を結んでから始めて1人の授業を担当しました。これまでにもTAという立場でありながら、パートナーの体調不良などで1人で授業をすることは数回ありましたが、今回はちょっとだけ気持ちの部分で違いがありました。

6年生の成績がオランダ全土で上位5%に入る小学校私が勤務する小学校は驚くことに(!)、小6の学業成績がオランダ全土の小学校の中で上位5%に入るそうです。「

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