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中国日誌

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中国生活の記録。異国の地で構築されていく記憶の世界。
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2023年11月の記事一覧

【中国日誌】830日目 23.11.29

仕事のやりにくさを、思い出した。何故こうもやりにくいのか。余計な条件が多すぎるから、やりにくい。自分一人で、コントロールできないからやりにくい。意志決定者が多いから、やりにくい。やりにくい。やりにくい。自由度が少ないのである。自分で好き勝手、動かせない。未知の条件が多すぎる。目的に対して、重要度の低い条件が、足を引っ張る。やめてほしい。確かに、その条件は、組織的には、仕組み的には、重要であるが、目

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【中国日誌】829日目 23.11.28

言葉が濁ってきた。言葉を濁すや口を濁すなどの辞書的な意味ではない。本当に使う言葉が濁ってきたのである。日本語の美しさとは、ひらがなの部分に現れるという。故に、澄んだ言葉遣いとは、ひらがなの部分で決まると言っても過言ではない。そして、言葉が濁るということは、私の使う言葉のひらがなの部分が不適切になっている、のである。~やれよ、~しろよ、~して、~じゃね、~だろ、で?、分からん、~なってんの?、やれや

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【中国日誌】828日目 23.11.27

対立。意見の対立。実は対立していない。立ち位置が、単純に違うだけである。共通の基盤で、共通の土台で、議論できていない。だから、意見がすれ違うのである。意見が衝突しているように見えるが、実の所、互いの土台が違うところにあるので、衝突すらしていない。もどかしい。意見がかみ合わない。相手が、私の意見の前提を無視して、展開する。だから、次の議論に進めない。コミュニケーションが成立していないのである。自分の

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【中国日誌】827日目 23.11.26

子どもを産むことに対する認識が、次第に変わってきている。本能が有るはずなのに、子どもへの価値観は、次第に弱まっている。いや、逆に本能が、そうさせているのかもしれない。増えすぎた、人口。肥え過ぎた経済。食事にも困らず、お腹いっぱい食べれ、休日は寝て過ごす。本能が、現状維持を望んでいるのかもしれない。故に、これ以上、人口を増やす必要がないと言っている。だから、子どもに対する、価値観が、こうも、変わった

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【中国日誌】826日目 23.11.25

火とは、人の根源にある、喜びを想起させる。火をつけるのは、面白い。火にくべるのは面白い。火を眺めるのは面白い。決して放火魔ではない。ただ、火には根源的な喜びを呼び覚ます、魔力がある。すべてをわすれて、夢中になる。興奮する。手が震える。歓喜する。テンションがあがる。テンションがあがる。今年一の、または、数年で一番の、テンション。いままで、探し求めていたものが、火という、身近な、ものにあったのだ。IH

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【中国日誌】825日目 23.11.24

私の分からないを、理解するのは、とても有意義なことである。文章を読んでわからない時、何故分からないのか、理由を探すのである。しっかりと、読めていないのか。言葉の意味を知らないのか。経験不足か。こういった、ものは、自分の能力の問題である。改善は、自主努力しだいなので、改善は、それほど難しくはない。問題は、文章に原因があった場合である。読みにくい文章と、読みやすい文章、要は、文章の善し悪しを、客観的に

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【中国日誌】824日目 23.11.23

最近、私がよく気づかされるのは、私には、友だちがいないということである。私は昔の友だちと連絡を取り合うことがない。私自身、連絡の取り合いがめんどくさいから、そうなったのかもしれない。返事は、基本、そっけない。だから、友だちはもう連絡してこなくなる。これも一つの要因であろう。これが理由だと思っていた。ただ、本当にそうなのだろうか。同窓会に参加もしない。これも、一つの理由であろう。ただ、これが本当の理

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【中国日誌】823日目 23.11.22

いつからだろう。批判されることに対して、ワクワクするようになったのは。いつからだろ。批判されないことに対して、退屈さを覚えるようになったのは。私は、変わった。余裕が出て来たのか。余裕とは何か。知識的な余裕。精神的な余裕。経験的な余裕。成果的な余裕。これらの余裕が、私に、退屈さを、与えるようになった。刺激が弱い。もっと、刺激が欲しい。刺激が強すぎれば、余裕はいとも簡単に崩れるが、刺激が弱すぎれば、余

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【中国日誌】822日目 23.11.21

面談、懇親会。私が主役。喋る喜び。喋りたい衝動が、抑えられない。何を質問されるか、わくわくする。話が、いや、私の話が、流れに乗らないと、歯がゆくて仕方ない。私は、あんなに気持ちよくしゃべったのに、その時間が、終われば、空しい。私の話には、感動があったのか。すべて、私は、相手の掌の上だったのか。相手の相槌を思い出してみると、共感であったり、独り言のように感動を示したりと、よく考えれば、模範的な相槌で

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【中国日誌】821日目 23.11.20

私の仕事の役割について考える。私は何のために、仕事をしているのか。一つは、給料。一つは経験。これは利己的な理由。外部的な動機で考えれば、世間体がある。ニートになることは、まだすこし、勇気が出ない。現在の仕事であれば、利己的ではあるが、利他的にもなる、理由としては、教育、がある。私の知識を、ひたすら、相手にイメージさせて、理解させる。相手が、その知識を、どのように解釈し、どのように将来活用していくの

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【中国日誌】820日目 23.11.19

心地よく終える、レッスンの帰り。心地よさを感じるのは、レッスンを終えた瞬間ではなく、レッスンを終えて、間もない外に出て歩いている途中、である。やり切った、満足した、新たな希望が見つかった、新たな目標が見つかった、そんな感じである。とても良い、心理状態である。こういう状態を有意義、と言うのであろう。同然、他社と比較すれば、私の変化や、状態は、霞んで見えてしまう。けれども、自分の人生の中で、見たのなら

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【中国日誌】819日目 23.11.18

昨日の中国教室からの帰り道。地下通路へと続くエスカレータにのり、いつものように何気なく、していた。すると、目の前の前に居た、60歳くらいの女性が、突然、前へ向かって倒れた。私は、その時、傍観者になった。とても、冷静に、客観的に、なった。主観は、捨てた。その女性のすぐそばには家族と思しき、中年の男女が二人いた。故に、片方の男性が、倒れた女性の、両脇に手を通して、必死に抱きかかえようと、していた。私は

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【中国日誌】818日目 23.11.17

太陽の高さが、角度が、動きが、ちょうど、私の、この19階の部屋を、直接、照らし続ける。故に、この部屋の室温は、肌寒さを感じる、この時期ですら、30度を超える。冬を迎えたがゆえに、空調設備は、暖房、しか使えない。また、窓は半開き迄しか、開けることができず、窓を一面にしかない為、風通しする、術が無い。故に、この時期に、この部屋の温度を、下げる術が無いという事である。なんとも、雑な設計なのだろうか。いや

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【中国日誌】817日目 23.11.16

脱線しない。普通。許容範囲。故に、斬新さがない。いまいち、すごみを感じない。賢いとは思う。しかし、想像の範囲内。外れ値ではない。予測可能。推測可能。推測と現実の乖離が大きくない。故に、乖離の修正に要する、思考または、行動の修正幅は、決して、大きくない。ゆえに、予定調和。驚きが少ない。確かに、それをきっかけに、想起される思考や感情群によって、情緒の動きはある。何か、刺さるものが有る。しかし、決して、

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