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[ 宛名のない言葉の行方 ]

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「エッセイ」というにはくすぐったい。 "誰かに宛てた手紙"のような記事たち。
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2019年2月の記事一覧

カップルだから、カップルだけど。

カップルだから、カップルだけど。

もうすぐお付き合いして、3ヶ月になる。
3ヶ月目が、カップルにとっての最初の壁とか分岐点なんていうけれど、どうだろう。少し恋愛コラムを読んで、思うことがあったから少し振り返ってみよう。

・・・

倦怠期、そして別れにつながりやすい2〜3ヶ月目。

付き合いはじめの頃、かっこいい。素敵。毎日会いたい。デートの後は寂しい、もう会いたい。そんなハッピーな感情ばかりが浮かんでは、LINEを見つめ、既読が

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夜は昼より、ずっと私の味方だと思う

夜は昼より、ずっと私の味方だと思う

親元を離れたのは、高校を卒業してからすぐのこと。10枚の福沢諭吉を鞄に詰め込んで、ローカルバスに乗り込んだ。

高速バスに乗り換える頃には、不安でドキドキしていた心は、これからの生活への期待でいっぱいだった。

裕福ではなかった学生時代。専門学校に進めたことも感謝かもしれない。節約をしながらも複数のアルバイトを掛け持ちして、帰ったら学校の宿題をする。そして、4時に寝て7時には起きる生活を続けていた

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カラフルな外見とモノクロームな心

カラフルな外見とモノクロームな心

私は派手な髪色が好きだ。
10代の頃から赤のメッシュを入れて、どんどんエスカレートした結果、全部赤にしたりピンクや緑、最終的にはごちゃ混ぜな髪色になった。

髪色を派手にしている時期に、必ず出会う人たちがいる。私の場合を紹介したいと思う。

・・・

「私も派手髪したいです」という自分の願望を伝えてくる人。

私からすると「したいならしたらいいじゃない」。「したい」と言ったはずなのに「してみたら」

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「あなたの頑張りは、誰かが見てますよ」なんて幻想だと思ってた。

「あなたの頑張りは、誰かが見てますよ」なんて幻想だと思ってた。

noteを始めてから5日経った頃から、フォロワーさんがつくようになった。私はとても嬉しくて、スクリーンショットを撮ったのを覚えている。

実は昨日、さらに衝撃的なできごとがあったから、伝えたいと思う。

noteを始めてから、初めてサポートをいただいた。

サポートは、最初にnoteを始めたとき「よくわからないけれど、みんな設置してるっぽいしやっておこう。」と、見よう見まねで設置したものだった。

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劇場版シティーハンターが良すぎたから、少し語らせて。

劇場版シティーハンターが良すぎたから、少し語らせて。

(※この記事を書くにあたり、ネタバレはしないよう注意をしたけれど、少しでもネタバレをしたくないという人は、そっと閉じて欲しい。)

シティーハンターは、私が幼い頃、父の影響で観た数少ないアニメだ。調べてみたら、シティーハンターのアニメは1987年に放映されたらしい。

私にとっては夏休みに一挙放送しているアニメのイメージしかないのだが、きっと父にとってはリアルタイムで楽しんでいた思い入れのある作品

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「誰かのために」は、自己犠牲の始まり。

「誰かのために」は、自己犠牲の始まり。

・自分の話をするより、人の話を聞く方が好きだ。
・嫌な思いをした。でも言い返すのも面倒だ。
・矛盾点を見つけたが、言わない方が相手のためだ。
・相手以上に、相手の悩みごとに真剣になる。
・マシンガントークが苦手だ。

上記に、1つでも当てはまる人はいないだろうか。

これは、私の傾向をまとめたものだ。もし、1つでも当てはまったのなら、誰か他に吐き出せる場所を確保することをオススメしたい。

昔から

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女の子を可愛くする"スパイス"。

女の子を可愛くする"スパイス"。

私は、洋服やアクセサリーは好きだけれど、オシャレには少し疎い方だと思う。

個性を求めているわけではない。
しかし、同じような服ばかりを買ってしまい、今年のトレンドカラーや流行のファッションを取り入れたりするのが苦手なのだ。

靴も毎回似たようなデザインを探して買い、洋服はワインレッド、黒、グレー、ネイビーこの辺りを徹底して選ぶ。

きっと、自分を変えることが苦手なのかもしれないし、あるいは簡単に

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「頑張らなくちゃ」という言葉の呪い

「頑張らなくちゃ」という言葉の呪い

私は「頑張る」という言葉が苦手だ。世界で1番、自分自身言い聞かせている言葉だからだろう。

「頑張らなくちゃ」
「頑張ろう」
「頑張ったら…」

小さな頃から、なにかと励ます時に使われている言葉ナンバーワンだとと思う。親から、友達から、運動会などの学校の行事で、職場の同僚や上司、お客さまから…。

さらに、ひとりっ子というオプションも付いているからだろう。自分で自分を鼓舞することに慣れている。

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何もかも忘れたいから、眼を閉じた。

何もかも忘れたいから、眼を閉じた。

気づけば、21時間くらい寝ていた。
定期的に起きたけれど、平均して3時間も起きてなかったかもしれない。

それほど疲れていたのか、何も考えたくなくてひたすら寝て過ごした。

昔から、楽しいできごとが続けば続くほど、終わった後に少しだけ心が窮屈になって、頭がボーッとしてしまう。祭りのあとの静けさの中にいるような、そんな感覚になる。

放っておいた仕事が溜まっているのに、動けない。明日から出勤だと思う

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懐かしい言葉に、私は何度も恋をする。

懐かしい言葉に、私は何度も恋をする。

この3日間、地元である沖縄で過ごしていた。

5ヶ月ぶりに帰った故郷は向かっている最中から、とにかく"あたたかい"と感じた。

「はいたい、ぐすーよーちゅーがなびら」
(訳:こんにちは、皆さま調子はどうですか?)

飛行機が空の旅へと向かう頃、客室乗務員が柔らかく心地よい声で挨拶をする。久しぶりに聞く懐かしい方言、うちなーぐち。

忘れていた故郷への思い出が蘇ってきた。

汚く意味が通じない方言も

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小さな幸せを、コレクションして。

小さな幸せを、コレクションして。

今使ってるトイレットペーパーが硬い。それだけで、柔らかいトイレットペーパーのありがたみを感じた。

早く後8ロール使い切って、新しいものを購入したい。少し高くても買ってしまいそうだ。

あの柔らかいトイレットペーパーを使うことが、どれだけ幸せなのかを考えさせられて、気づいた。

そういえば最近、小さい幸せに敏感になっている気がする。

この間作ったジャーマンポテト、ホクホクで美味しかったな。今日は

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会いに行ける幸せは"今"しかない

会いに行ける幸せは"今"しかない

もし、最初から会えなくなる時がわかっていたら、「会いに行けば良かった。」ということもなくなるかもしれない。

でも別れはいつも突然だ。

「活動休止します」「解散します」
「引退します」「卒業します」

言葉を変えて、いつも現実を突きつけてくる。

支えてきたファン内外で、大きな言葉の波がやってくるのが聞こえる。

「あの曲が好きでした」
「お疲れ様です」「ずっと待ってます」
「久しぶりに聞きたい

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あの日、「私がいないとしたら」を繰り返した

あの日、「私がいないとしたら」を繰り返した

ある日突然、思考が止まった。動けない。眠れない。食べられない。
食べても味がわからない。

仕事に行きたくない。誰とも会いたくない。
幻聴・幻覚が止まらない。

そうなる数日前、私の中で1番長く活動していたコピーバンドが終わりを告げた。大成功で幕を閉じたと言っても過言ではないだろう。たくさんの人に囲まれて、とても楽しかった1日が終わって、フリーズしてしまった。

・人よりメンタルが弱い。・すぐに情

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自分のことは、他人がよく知っている

自分のことは、他人がよく知っている

占いとか心理学が好きだ。

テレビや雑誌、はたまた友人の会話で「占いを信じるか信じないか」と話題に上がる時「良いことしか信じない」と言う人が多いと思うけれど、私は信じているというより、占いは「背中を押してもらうための魔法の言葉」だと思っている。

だって、迷いや悩みがある時、占いに行くことが多いから。

それにそう考えて歩いていると、いつもはいないはずの占い師が露店を開いていたり、人気でなかなか予

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