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2024年3月の記事一覧
【小説が書けずに悩んでいるあなたへ】行き詰まったときの対処法(2015年1月号特集)
あなたもこうすれば書ける! 以前から作家になりたいと思っていたけど、その夢をずっと先延ばしにしてきた方、あるいは、今作家になりたいと思っている方、そして、にもかかわらず、書けないで悶々としている方。
『僕は小説が書けない』(角川書店刊)という単行本があります。
タイトルのとおり、小説を書こうと奮闘する話です。
この小説は、小説としても楽しめますが、小説が書けない主人公がいかにして書くかという
『プロだけが知っている小説の書き方』(森沢明夫著)を読む|1|
今後この本を使って「読書会」を行うことになりました。
順番に考えを整理していって、「読書会」で参加者さんの意見を聞きたいなと思います。
STEP1 ネタを考える: Q1 ネタがひらめきません。
最初のQ&Aです。
ここは私は素直に納得。ここでは親しい人に「心の上がり下がり」の経験を聞いたり、それをミックスしたり、と書かれてますが、さすがにそれはなかなかに親しい人でないと難しいので限られるかも
【海外の文化を創作に取り入れる】一度は読みたい世界文学のススメ(2014年5月号特集)
翻訳もののもどかしさ たとえば、ここに『殿中でござる』というタイトルの小説があるとします。日本人なら、この題名を見ただけで「忠臣蔵ではないか」と思うはずです。それが現代小説だったとしても、「やってはいけない場所でやってはいけないことをしてしまった話だろう」というぐらいの察しはつくはずです。作者もそれを狙ってタイトルをつけるでしょう。
ところが、これを英訳し、タイトルも「It´s in the
【短編を制する者は小説を制す】短編で学ぶ小説講座(2014年6月号特集)
短編の書き方の特徴 短編小説は、400字詰め原稿用紙で言うと、100枚以内の作品になり、文学賞で100枚以内の枚数のものは短編の賞に分類されます。
もちろん、はっきりした決まりはありませんので、単行本になった短編集の中には150枚ぐらいのものもありますが、短くて10枚、長くて100枚、多くは60~80枚ぐらいという感じでしょうか。5枚、3枚、もっと少なくて300字といった枚数の短編は掌編と呼ば
【「謎」を生み出す難しさ】ミステリー小説の神髄(2012年9月号)
宗家は本格推理 「謎」のあるエンターテインメント小説はすべてミステリーとしてくくり、推理色の強い「推理小説」と、謎解きは主眼ではない「サスペンス」とに分けてみました(表1参照)。
推理小説の筆頭格は「本格推理」です。
「本格推理」は密室殺人や不可能犯罪などを扱う謎解きプロパーの小説で、別名パズラーと言われるものです。
「本格推理」の名付け親は甲賀三郎で、「純正探偵小説論」(大正15年)
【これでアイデアには困らない!】日常のすべては創作に通ず(2018年12月号特集)
漫然と暮らさない。創作する目で探る。 書くネタは、見つけようとしないと見つからない。アンテナを立てると言うが、創作する目で日々探すことが肝要だ。
集めるネタは、あなたの心に引っかかったものならなんでもいい。
「【年輪の幅が広いほうは南側】はウソ」のような「へえ」という事実でもいいし、意見や分析結果、真理、名言でもいい。また、うまい言い方だという表現もチェックしよう。中には、真偽の不確かなも
小説を書くときにいちばん重要なこと
小説というものを書くときにいちばん重要なこと。それは主人公の変化を描くことです。
小説だけではなく、映画や漫画など「物語」と呼ばれるものは、ほぼすべての作品が主人公の変化を描いています。
しかし小説投稿サイトの小説や小説コンテストへの応募作品を見ると、主人公の変化を描けていない作品が多い印象です。
ですので今回のnoteでは、主人公の変化とはなにか?変化を描くとはどういうことかをお話ししたい
「これ、誰のセリフ?」会話シーンの書き方
今日はセリフそのものではなくて、セリフが混じる会話シーンを、どう書くかについて記事にします。
特に三人以上が登場するシーンを想定しました。
いつものように、これが正解ということではなく、私が小説を書きながら
考えていること、私はこんな風に書いていますということです。
○私の書き方
「○○は言った」「○○が言う」と書かずに、セリフを言った人物の動作を
書くことで、直前、直後のセリフが、その人物