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『マンスフィールド・パーク』 1
古書西荻モンガ堂さん(https://mobile.twitter.com/monga_book)で見つけた『ナボコフの文学講義』がとても面白い本でした。 モンガ堂さんにはお店の中央に貸し棚があり…
『友だち』シーグリッド・ヌーネス著
古書西荻モンガ堂さんにて、表紙の白黒の犬が可愛いなと買い求めました。
主人公(わたし)の友人である作家(あなた)が自殺し、友人が遺した大型犬を引き取って、と話は進んでいきます。
小説なのか日記なのか、不思議な作品でした。ノーベル賞作家のアレクシエーヴィチ氏にも触れられる箇所がありますが、ノンフィクション的フィクションとしても読める部分があると思う一冊でした。
また、書くこと、読むことに関して、
『琉球切手を旅する』(与那原 恵 著)
書店に行くまで全く知らない本でしたが、タイトルと装幀に引かれて先日購入しました。
琉球切手は、戦後、沖縄がアメリカの統治下にあった時代に発行された切手です。
私は数年前から、年に1、2度、とある切手屋さんに行き、通信用に未使用の切手を何枚か買うのがちょっとした楽しみです。
ある時、お店の方よりおまけの切手を一枚いただき、それがピンクが美しい年賀用の琉球切手でした。
著者はご両親、祖父母の手紙か
『マンスフィールド・パーク』3
本編を読了しました。
ファニーは強固な城のようで、しかしその城が巧みな攻め手により何度も迫られ、落とされるのかどうなのかとハラハラせずにはいられませんでした。
大団円はある意味淡々と三人称で描かれます。冷静に収まっていく文体は、読んでいる自分の想像を程よく広げるようでした。
現在、付録の戯曲『恋人たちの誓い』を読んでいます。本編に登場する戯曲ですが、メロドラマ的な感じがやたら目に付くのは本編
『マンスフィールド・パーク』2
上巻を読み終え、現在は下巻(第三部)に入りました。
途中展開が落ち着いてしまったかなと思う所もありました。しかしそれはむしろその後の展開への地ならしだったのかと、主人公ファニーとクロフォード兄妹の上巻終盤から下巻冒頭にかけての立て続けのやり取りに心底ハラハラしながら感じました。
しかし、物語全体を通してノリス夫人の存在感が大きく、ファニーとダブル主役、コインの表裏ではないかと言いたくなるほどで
『マンスフィールド・パーク』 1
古書西荻モンガ堂さん(https://mobile.twitter.com/monga_book)で見つけた『ナボコフの文学講義』がとても面白い本でした。
モンガ堂さんにはお店の中央に貸し棚があります。
その中でもM&M書店さんの貸し棚を最近はよく買わせてもらっており、今回の一冊もその一つです。
上下巻、実は流し読みしかしていません。それは、ナボコフが紹介している小説がどれも面白そうで、読んで
面白かったM-1グランプリ2021についての浅い感想
年が明けると、もう書かない気がしましたので感想を記録します。
1.決勝戦先頭バッターだったということでうまく収まったのかもしれませんが、モグライダーのお二人は実はすごいお笑いを見せてくれていたのではと、2021年12月28日放送の『伊集院光とらじおと』へのゲスト出演のトークを聞きながら、改めて思いました。(2022年1月4日まで関東エリアではタイムフリーで視聴可能です。)
2.敗者復活戦敗者復
大・タイガー立石展 @埼玉県立近代美術館・うらわ美術館 備忘録2
展示となるまでに、本当に色々な方の工夫が施されているのだと実感します。
なお、1本目の動画で触れられているように、『とらのゆめ』が福音館書店の『こどものとも』で復刊されたそうです。他の絵本も復刊されることを願いたいと思います。
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大・タイガー立石展 @埼玉県立近代美術館・うらわ美術館 備忘録1
念願だったタイガー立石さんの展覧会に行くことができました。
埼玉県立近代美術館、うらわ美術館のどちらも素晴らしかったです。
私のタイガー立石さんとの出会いは、幼少期に読んだ『月間たくさんのふしぎ』の絵本『ぼくの算数絵日記』でした。その原画を、今回うらわ美術館で見ることができたのは本当に嬉しかったです。
展示を通じて、アヴァンギャルド、漫画、商業デザインと多方面に活躍していたことを知ることがで