セルフレジへの気まずさ

近くのセブンイレブンで新たなセルフレジが導入されてもうだいぶ経ちました。商品のスキャンを店員さんがしてくれた後は、支払いはレジに直接するという形です。完全にセルフではないので厳密には「セミセルフレジ」なのかなと思うのですが、現金で支払うことが多い私はこのレジにどうも慣れずにいます。

それは、今まで以上にこのレジが気まずいからです。小銭を探していると、店員さんの「この人、まだかなぁ」という視線をこのレジになってから今まで以上に強く感じ、それでまた「すみません」と気まずくなります。

もちろん、対面の時でもこのような気まずさあります。それで下手をすれば小銭を慌ててこぼしてしまったり、違う硬貨を出して苦笑されたりということも一度ではありません。ただ、これまでは、例えば小銭を少しずつ出していれば、定員さんもとりあえず出ているものを先に計算してくれたりと、そちらに気を向けてくれました。あるいは、こちらからも「時間かかってすみません」オーラを出して、何となく察していただくこともできました。

ただ、このレジは商品スキャン以降は店員さんは手持ち無沙汰となり、目の前のお客さんが終えていくことを待つのみとなります。(もしかすると別の仕事をしておられるのかもしれません、無知をご容赦ください。)それで、個人的にはこのレジだと、以前より視線を、「まだかなぁ」の雰囲気を感じるようになりました。加えて、店員さんとの間にはセルフレジが存在しており、先の「すみません」オーラも伝わりにくくなってしまった気がします。


とはいえ、この気まずさも今のうちなのだと思います。ただし、気まずくなくなる道筋は2つだと思っています。1つは、強まった気まずさ、店員さんからの「まだかなぁ」オーラに対してもいずれ免疫ができて、不感症になるというルートです。(不感症が重症化し、だらだらと会計して店員さんや後ろにいるお客さんを平気で長く待たせるような人間になってはもちろんダメだと思います。)

もう1つは、キャッシュレスへの完全移行です。あっという間に決済すれば、気まずさも何も万事解決です。ただ、今回は詳述しませんが、キャッシュレスで無駄遣いせずにいられる自信が自分になく、躊躇しています。

世の中の流れは明らかに第2ルートで、これに沿うのが一番現実的だと頭ではわかっています。しかし、いちいち迷っているうちに、私がたどるのは第1ルートになるかもしれません。