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自らを変えゴール達成するための認知科学コーチング理論

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このマガジンでは、自らを変えて、自分が成し遂げたいゴールするための「コーチング理論」をお伝えしています。
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2020年7月の記事一覧

あなたは知らないうちに挫折しているかもしれない。挫折から上手に立ち直る方法

あなたは知らないうちに挫折しているかもしれない。挫折から上手に立ち直る方法

前々回の記事では「モチベーション」「やる気」について解説しました。

そして前回の記事ではその「モチベーション」「やる気」(「エフィカシー」の一部)を下げてしまう「ドリームキラー」について解説しました。

今回は自分のエフィカシーを下げるもう一つの要因である「ゴール達成の挫折」について説明します。

おさらいとして、自分のエフィカシーを下げてしまう大きな要因は二つあります。

1.ドリームキラー(

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あなたが「ゴール」を設定すれば、必ずあなたの「ゴール」達成を阻む人が現れる本質的な理由

あなたが「ゴール」を設定すれば、必ずあなたの「ゴール」達成を阻む人が現れる本質的な理由

前回の記事では「モチベーション」「やる気」について説明しました。

今回はその続きです。
「want to」でゴール設定しているにも関わらず、「エフィカシーが上がらない」理由を解説します。

まずエフィカシーのおさらいです。

エフィカシー(efficacy)とは「ゴールを達成するための自己能力の自己評価」のことです。日本語では自己効力感と訳されます。

そしてエフィカシーが上がらない理由は大きく

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「最近やる気が出ないんだよね…」を解消する方法

「最近やる気が出ないんだよね…」を解消する方法

もしあなたが「どうも最近やる気が出ない…」「なんかモチベーションが上がらないんだよね」と感じているとすれば、それは行動する原動力を失っているからかもしれません。

行動の原動力が失われる一番の理由は「ゴール(目的、目標)が無い事」です。であればまずやらなければいけないことは「自分のゴール(目的、目標)」を急いで設定するということです。

ただ「目標は一応あるんだけど、でもなんかやる気が出ないんです

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あなたは意思決定するときに、誰のことまで考えて決断していますか?

あなたは意思決定するときに、誰のことまで考えて決断していますか?

あなたはこう聞かれたら、どこまで影響範囲を想像していると答えますか?

私は昔、走ることが大嫌いでした。子供のころから太っていた私は、校内マラソン大会ではいつもビリ。その体験から「走ること=苦手(苦しい、嫌い、(ビリであることが)恥ずかしい)」と頭の中で結びついてしまい、とにかく走ることから逃げてきました。

ところが今では、毎朝走り(月間走行距離はだいたい250~300km)、年に1~2本は10

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自分の「強み」の本質理解~強みの磨き方について~

自分の「強み」の本質理解~強みの磨き方について~

先日、自分の強みの見つけ方とその磨き方について解説しました。

強みは放っておくと鈍くなってくるので、常に磨き続ける必要があります。しかし、磨き方にはコツがあり「より多くの人の役に立つように磨く」ことが重要だと書きました。
今回はさらに実践的な強みの磨き方をお伝えします。

実際に仕事の中で強みを磨く方法は

「アウトプットの機会を意図的に設ける」
「強みの質と量が高まるように意識する」
まずは「

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自分の「強み」の本質理解

自分の「強み」の本質理解

私はよく転職の相談を受けるのですが、相談の中でも多いのが「自分の強みを活かして働きたいと思っているが、自分の強みがよく分からなくなった」というものです。

転職活動を始めると多くの人がまず自己分析を行って自分の強み、弱みを考え始めます。そして自分の強みを活かせる仕事を探し始めます。ところがここに大きな落とし穴があります。それは「自分よりその能力が長けている人が必ずいる」ということです。

当たり前

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本当にやりたいことは「今の自分」には見つけることができない理由

本当にやりたいことは「今の自分」には見つけることができない理由

様々な自己啓発系の本には「自分のやりたいことをやれば良い」「自分の理想のゴールを設定してすぐに行動する」と書いてあります。
実はこれは半分合っていて、半分間違っています。

正しくは「自分がやりたい(理想の)ゴールをまず設定するが、今の自分には本当のゴールは見えないので、行動する中で気付いたらどんどん上書きしていく」が正しい表現です(かなりまどろっこしい言い回しですがww)

今日はこの意味を説明

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あなたは「不安」を楽しめますか?

あなたは「不安」を楽しめますか?

「不安」には「ポジティブな不安」と「ネガティブな不安」があります。

「不安」とは将来の不確かさから感じる感情です。
自分が将来どういう影響を受けるか分からないことがあると、人はそれを不安と感じます。逆に自分が将来をコントロールできるのであれば不安は感じません。

一般的に不安はネガティブな感情と思われると思いますが、それはどれだけ「不安」の仕組みが分かっているかによって変わります。

ネガティブ

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自分の頭で考える勉強方法。「want to」で勉強すれば答えを見つけることができる

自分の頭で考える勉強方法。「want to」で勉強すれば答えを見つけることができる

私は以前、起業で失敗した時に自分のマネジメント力を本気で高めたいと考え、ある経営コンサルタントの私塾のようなスクールに通っていました。

そこは教え方が非常にユニークで、基本的にはテキストが与えられたらあとは理解できるまで自分一人で勉強するというスタイルでした。

このスクールでは、最初に学び方を教えてもらえるのですが、それ以降はテキストに書いてあるマネジメント理論を自分で勉強し、自分が納得できた

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一流が持つ「臨場感」を高めるための具体的な方法

一流が持つ「臨場感」を高めるための具体的な方法

前回ハイパフォーマーが持っている臨場感について書きました。

(参照)「ハイパフォーマー」が思い描く「臨場感」とは

今回はその中で紹介した臨場感を高める3つの方法の具体的なやり方を説明します。

【臨場感を高める方法】
①体験する(場数を踏む/経験値を高める)
②知識をつける(その物事に対する勉強をする)
③イメージトレーニングする(ケーススタディ、ロールプレイングなど含む)

①体験する(場数

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「ハイパフォーマー」が思い描く「臨場感」とは

「ハイパフォーマー」が思い描く「臨場感」とは

仕事で高い成果を出せる人の共通点は、その仕事を行う前から「最終的な状態と、その過程に高い臨場感」を持つことが出来ることです。

臨場感とは「実際にその場にいるかのような感じ」という意味です。
ちなみに「臨」はその一文字で「その場に居合わせる。その場にあたる」という意味になります。
(例:臨席・臨床・臨場・臨戦・臨機・臨時・臨月・臨終)

例えば自分が営業の仕事をしている人であれば、お客様に商談に行

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「主体性」がない部下の「主体性」を引出す方法

「主体性」がない部下の「主体性」を引出す方法

管理職の人と話している中で困りごとの上位にあがるのが
「部下の主体性の無さ」です。
今回は部下の主体性の引出し方について書きたいと思います。

具体的な解決策は二つ
・部下の主体性を引き出してあげる
・主体性のある人だけ採用するところが主体性のある人を採用したつもりでも、時間が経つと主体性がなくなる人もいるし、一度モチベーションが下がると自分で上げられない人もいるので、やはり部下の主体性を引き出す

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「1」を聞いて「10」を知るためのコツ

「1」を聞いて「10」を知るためのコツ

人は意識的、無意識的に外部環境から情報を受け取っています。
例えば本を読むことも、外部環境から文字化された情報を自分の中に取り入れていることになります。

このように自分が外部環境から情報を受取る機能のことを「モーダルチャンネル」と言います。

「モーダルチャンネル」とは、脳が外部世界の情報を認識する際に、その情報を取り入れる入り口のことです。いわゆる「五感」と呼ばれる「視覚」「聴覚」「味覚」「嗅

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自分が無意識に使っている言葉が、自分のセルフイメージを作っている

自分が無意識に使っている言葉が、自分のセルフイメージを作っている

自分が普段よく使ってしまう「セルフトーク」に
「面倒くさい」と「なんだよ(怒)」があります。

「面倒くさい」は自分が苦手だと思っている業務を急にやらなければいけない時や、嫁から突然家事を依頼された時に思わず心の中で「面倒くさいなぁ」と呟いてしまいます。

一方で「なんだよ(怒)」は、例えば電車で座席に座ろうとしたら、突然横から他の人に割り込まれたりすると「なんだよ」とイラッとします。他にも車の運

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