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「ハイパフォーマー」が思い描く「臨場感」とは

仕事で高い成果を出せる人の共通点は、その仕事を行う前から「最終的な状態と、その過程に高い臨場感」を持つことが出来ることです。

臨場感とは「実際にその場にいるかのような感じ」という意味です。
ちなみに「臨」はその一文字で「その場に居合わせる。その場にあたる」という意味になります。
(例:臨席・臨床・臨場・臨戦・臨機・臨時・臨月・臨終)

例えば自分が営業の仕事をしている人であれば、お客様に商談に行く前からお客様の表情や態度、商談中の具体的な会話の中身や、考えなど細かいところまで、まるでその場にいるように感じています。

そのため事前準備の段階でお客様が言うであろう言葉に対して効果的な返答を用意しているので、実際の商談は想定内として進んでいきます。
これは私も営業の仕事を行っているときに、持っていた感覚です。

(参照)「売れない営業」が「売れる営業」に変わるためのマインドセット

この臨場感を高める方法としては、大きく分けると3パターンあります。

【臨場感を高める方法】
①体験する(場数を踏む/経験値を高める)
②知識をつける(その物事に対する勉強をする)
③イメージトレーニングする(ケーススタディ、ロールプレイングなど含む)

通常仕事では①体験と②知識の習得を通じて臨場感を養っていきます。
またスポーツの世界では③イメージトレーニングは古くからおこなわれている手法です。

ストレスが臨場感を下げてしまう

ただ、私が最近気になっていることとして、この臨場感をいくらやっても持てない人たちがいるということです。
例えば長年同じ会社の営業をしているにも関わらず、なかなか売上を上げられない人がいます。そういった人の話しを聞いていると、臨場感を持てていないことがよく分かります。
仕事に関する質問すると「たぶん〇〇だと思います」「よく分からないですが△△でしょうか」と不確かな返答が返ってきます。

これは明らかに臨場感を感じられていません。
もちろん個人の能力もあると思いますが、私は大きな要因として「ストレス」が原因ではないかと考えています。これは自分に置き換えても思い当たります。

自分が会社員として営業しているときは、商談前にほぼお客様の反応を想像することができていたので、商談に行く前から受注イメージを持つことが出来ました。ところが自分が起業しているときに自社の製品を売りに行こうと思っても、その商談に臨場感を持つことができませんでした。この時私は資金ショートや株主とのやり取りなどで強いストレスを感じていました。

つまり臨場感を高めるためには、まず自分のストレス状況を把握しなければいけないということです。

ストレスには大きく分けると「肉体的ストレス」「精神的ストレス」に分けられますが、特にここでは「精神的ストレス」が強い影響を与えていると考えています。
精神的ストレスの解消方法は以前記事にしましたので、ぜひそちらを参照してください。

(参照)自分の頭の中を実際に見る技術

具体的に臨場感を高めるための方法については別途書きたいと思います。

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