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自分の頭の中を実際に見る技術

自分のパフォーマンスを最大化させるためには自分が常にコンフォートゾーンにいることが大事と書きました。

(参照)良い仕事をするための必須条件

コンフォートゾーンにいるとは「自分がリラックスして平常心でいる状態」ということです。怒ったり落ち込んでだり、イライラしたり、不安になっているときはリラックスできていません。

今日は人が不安になる理由について考えてみます。
私は人が不安になるのは大きく分けて2つの理由があると考えています。

①未来に悪いことが起こると思っている
②自分にはコントロールできないと思っている

一つ目の「自分の未来に対して悪い予感がしている」とき人は不安になります。

私は自分が起業したとき毎日不安を感じていました。

(参照)人生最大の後悔。起業さえしなければ…

「お金がなくなるのではないか」「家族が路頭に迷うのではないか」「多額の借金が残るのではないか」「自分はもう社会に復帰できないのではないか」「(漠然と)自分の将来はどうなってしまうのだろう?」

しかしあれから10年経ったいま、当時感じていた不安で実現したことは

「ゼロ」です。


ただの一つも自分の身には起こりませんでした。
むしろ自分のやりたいことが見つかり仕事に対してこれまでにないやりがいを感じられるようになりました。またその時に一生懸命勉強したことが今も生きていて、収入面に関して言えば起業前に比べて2倍以上に増えました。
つまり、当時感じていた不安は全て気のせいだったのです。

自分と環境をコントロールする

そしてもう一つの不安を感じる要素は「自分には起こっている出来事をどうすることもできないのではないか」と感じることです。人は自分がコントロールできる要素が少なければ少ないほど不安を感じます。

例えば職場なら「仕事量」「仕事の難易度」「人間関係」などです。逆にこれを全部自分が完璧にコントロールできるとしたら、全く不安に感じることはなくなるはずです。つまり自分でコントロールできる事を増やすことが不安を減らす方法なのです。

コントロールできる事を増やすコツは「見えるようにする」ということです。

(参照)職場の「見えないモノ」を「見える化」する技術

見えないものをコントロールするのは難しいので、まず見えるようにすることが必要です。

例えば将来から来る不安のほとんどは頭の中で考えていると思いますが、これを書き出してみるのです。

「今自分が感じている不安はどういう構造になっているのか?」

この作業をコーチングでは「外部化」と言います。

これは頭の中にあるものを「観察」していることになります。
「観察」することができれば「分析」することが可能になり、「分析」できれば自分でコントロール出来ることが見えてきます。頭の中にある状態では「観察」と「分析」がしづらいのです。

私もこの技術を使って自分が不安に感じている事を分析し、自分がこうしたいと思う方向に一つずつコントロールしていきました。
結果的には「不安」は一つも起こらず、それよりもはるかに良い未来になりました。

ぜひ皆さんも『不安」をコントロールするスキルを高めてください。

※コーチングのご依頼はTwitterよりメッセージください。

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