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記事一覧

アップル社CEOティム・クックと英歌手デュア・リパの対談インタビューを聴いてモヤモヤ。iPhoneは光か闇か

イギリスの美貌シンガー、デュア・リパのBBCポッドキャスト「At Your Service」で、アップル社CEOティム・クックがゲストとして登場した回を聴く。デュア・リパの自宅のソ…

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11日前
9

お笑いいたずらオリンピックでも見るとしよう

パリ五輪、男子サッカー準々決勝 日本vsスペインは0-3で敗退。審判は公平じゃなかったな。誤審ピックと書いていた方がいた。同意。 ひどい審判のレベルでしたなあ、いや…

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3週間前
2

コスパ最高のHi-Fiオーディオ「WiiM mini」 と「SMSL Su-1」で音質爆上がりの巻

ネットワークストリーマー「WiiM Mini」 とハイレゾDAC「SMSL SU-1」を買って、手持ちのオーディオプレーヤーにつないだら音質が爆上がりして感激した。 音が気持ちよく広…

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4週間前
13

どの本を旅に連れていこうか

旅行のお供に持っていく本、これは非常に重要だ。旅の途中、合間の気分をつくるし、できれば目の前の風景と文章が馴染むものであってほしい。 さて、どの本を旅に連れて行…

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2か月前
29

備忘メモ 紙とえんぴつを忘れてはいけない

「紙とえんぴつを忘れてはいけない」  先月死去したマルチェロガンディーニの言葉 (ランボルギーニカウンタックのカーデザイナー。愛用車はスズキワゴンR) リスク Ris…

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4か月前
3

ギターの天才エディ・ヴァンヘイレンが、ギターの天才レス・ポールのショーで演奏する奇跡の一曲

近ごろ繰り返し聴いているのが、ヴァンヘイレンの天才ギタリスト、エディ・ヴァンヘイレン。同じく天才ギタリスト、レス・ポールのショー「レス・ポールと仲間たち - 彼が…

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5か月前
28

ユダヤ、東インド会社、アメリカ

1600年に設立された株式会社「イギリス東インド会社」の社旗 続いて、植民地時代から1776年独立宣言後、翌年1777年まで使われたアメリカの旗 これはどういうことだろうか…

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6か月前
6

“ゆっくり読む” 読書記「ガリバー旅行記」

300年近く前に刊行されたジョナサン・スウィフト著『ガリバー旅行記』を柴田元幸さんの翻訳で。読みやすい日本語で、解説もふんだんにあり、とても面白かった。 何が面白…

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7か月前
6

「Spotifyまとめ2023」今年も耳に心地良い年になりました

今年もSpotifyまとめの時期になって、1年の音楽遍歴を振り返る。スポティファイの素晴らしいサービス。忘れないうちに書いておこう。 聴いたジャンルは、ふんふん、まあ…

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8か月前
13

ロシア料理店「ハルビン」のフィッシャーマンズパイ

まずは、世界初の保険会社「ロイズ」誕生の歴史にいきなり脱線する。 1600年代、テムズ川を多くの船が往来するようになったロンドンでの話。 コーヒーハウスがイスラム世…

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8か月前
7

圧倒的スケール!1904年、セントルイス万博博覧会の旅

1904年に開催されたセントルイス万博博覧会にハマっている。 きっかけは、古道具屋で見つけた雑誌「Campbell’s Illustrated Journal」。 1903年、120年前にアメリカで発…

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9か月前
8

プレーンオムレツ占い

ほぼ毎朝、プレーンオムレツを作り、その出来具合で、その日いちにちの運勢を占ってます、という話。 結果は大失敗になるときも多々ある。見た目はプレーンオムレツとスク…

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10か月前
6

続・カモメとリスボン - ポルトガル菓子店カステラ・ド・パウロのこと

この前、「カモメとリスボン」というタイトルの記事を書いた。 ポルトガルの首都リスボン、テージョ川を渡るフェリーのうえで撮った一枚の写真について。 すると、あのフ…

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10か月前
5

カモメとリスボン

いままで撮った写真で1番は? 真っ先に頭に浮かんだのがこの写真。 もう四半世紀も前にポルトガルのリスボンで撮った一枚。 リスボンから大西洋にそそぐテージョ川で、近…

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10か月前
11

月は私のもの - フェアグラウンド・アトラクション

黄色に光る中秋の月を眺めていたら、この曲が頭の中で流れた。 イギリスのバンド、フェアグラウンド・アトラクションの「ムーン・イズ・マイン」。月は私のもの。大好きな…

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11か月前
3

パラレルワールドを信じるかい?

パラレルワールドは存在するのだろうか? パラレルワールド、並行世界、世界線。 この世界と同じような、でも違う世界が別にあって、そこに移行したり、時には行き来したり…

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1年前
33
アップル社CEOティム・クックと英歌手デュア・リパの対談インタビューを聴いてモヤモヤ。iPhoneは光か闇か

アップル社CEOティム・クックと英歌手デュア・リパの対談インタビューを聴いてモヤモヤ。iPhoneは光か闇か

イギリスの美貌シンガー、デュア・リパのBBCポッドキャスト「At Your Service」で、アップル社CEOティム・クックがゲストとして登場した回を聴く。デュア・リパの自宅のソファで収録したという。

デュア・リパが、タイニー・デスク・コンサートに出演したときのシンプルなバンドサウンドが好みである。

ポッドキャスト「At Your Service」に戻る。
当然、2人は英語で話しているわけで

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お笑いいたずらオリンピックでも見るとしよう

お笑いいたずらオリンピックでも見るとしよう

パリ五輪、男子サッカー準々決勝 日本vsスペインは0-3で敗退。審判は公平じゃなかったな。誤審ピックと書いていた方がいた。同意。

ひどい審判のレベルでしたなあ、いやはや。細谷の幻のゴールシーン。背中側の相手を体でブロックしながらボールを止めて、急にクルッと反転、相手が詰めてくる前にすぐにシュートして相手の股の間を抜いたレベルの高い、技術が詰まった素晴らしいゴールが、ビデオ判定で、まさかのオフサイ

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コスパ最高のHi-Fiオーディオ「WiiM mini」 と「SMSL Su-1」で音質爆上がりの巻

コスパ最高のHi-Fiオーディオ「WiiM mini」 と「SMSL Su-1」で音質爆上がりの巻

ネットワークストリーマー「WiiM Mini」 とハイレゾDAC「SMSL SU-1」を買って、手持ちのオーディオプレーヤーにつないだら音質が爆上がりして感激した。

音が気持ちよく広がる。今まで聞こえなかった音が奥の方で聞こえる。何度も聴いてきた曲が別のバージョンの曲のように感じる。

今までベースの音がよく聞き取れなくて、自分が知覚できる低音の範囲が狭いのかもしれないと思っていたのだが、どうも

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どの本を旅に連れていこうか

どの本を旅に連れていこうか

旅行のお供に持っていく本、これは非常に重要だ。旅の途中、合間の気分をつくるし、できれば目の前の風景と文章が馴染むものであってほしい。

さて、どの本を旅に連れて行こうか、旅の準備でいちばん楽しいのはこの時である。あまり重い本では持ち歩くのが億劫。ずっと読みたいと思って手元に置いている積読本は、この機会を逃したら今後ずっと読まないかもしれない。

読みやすい軽い本がいいのか、記憶に深く刻まれるような

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備忘メモ 紙とえんぴつを忘れてはいけない

備忘メモ 紙とえんぴつを忘れてはいけない

「紙とえんぴつを忘れてはいけない」
 先月死去したマルチェロガンディーニの言葉
(ランボルギーニカウンタックのカーデザイナー。愛用車はスズキワゴンR)

リスク Risk はアラビア語語源。意味は「海図のない航海」

偉大なものは締め切りである

ニューヨークは、昔はニューアムステルダムと呼ばれていた。オランダとイギリスは、植民地ニューアムステルダムとインドネシア地方のスパイス諸島を交換した

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ギターの天才エディ・ヴァンヘイレンが、ギターの天才レス・ポールのショーで演奏する奇跡の一曲

ギターの天才エディ・ヴァンヘイレンが、ギターの天才レス・ポールのショーで演奏する奇跡の一曲

近ごろ繰り返し聴いているのが、ヴァンヘイレンの天才ギタリスト、エディ・ヴァンヘイレン。同じく天才ギタリスト、レス・ポールのショー「レス・ポールと仲間たち - 彼が音楽を変えた」のゲストとして出演したときの1988年の演奏がすごい。いつものバンドメンバーではなく、名うてのセッションミュージシャンたちと演っている。

もう、めちゃくちゃカッコいいし、信じられない演奏スキルだし、バンドの一体感も超絶。元

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ユダヤ、東インド会社、アメリカ

ユダヤ、東インド会社、アメリカ

1600年に設立された株式会社「イギリス東インド会社」の社旗

続いて、植民地時代から1776年独立宣言後、翌年1777年まで使われたアメリカの旗

これはどういうことだろうか?
2つの旗はほとんど同じじゃないか。

初期のアメリカの旗にはアイルランド旗が含まれていないが、これはアイルランドが英国に合流したのが1801年だから当然だろう。

アメリカ国旗はその後、イギリス国旗🇬🇧部分に替わって

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“ゆっくり読む” 読書記「ガリバー旅行記」

“ゆっくり読む” 読書記「ガリバー旅行記」

300年近く前に刊行されたジョナサン・スウィフト著『ガリバー旅行記』を柴田元幸さんの翻訳で。読みやすい日本語で、解説もふんだんにあり、とても面白かった。

何が面白いって、まず設定が独特。

ガリバーは、冒険好きなイギリスの船医。毎度毎度、海で災難に遭う。難破したり船員に裏切られて島に置き去りにされたり。そしていろいろな未知の国に行く。

【1部 小人の国に行く】
小人の国リリプットでは、敵対国の

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「Spotifyまとめ2023」今年も耳に心地良い年になりました

「Spotifyまとめ2023」今年も耳に心地良い年になりました

今年もSpotifyまとめの時期になって、1年の音楽遍歴を振り返る。スポティファイの素晴らしいサービス。忘れないうちに書いておこう。

聴いたジャンルは、ふんふん、まあこんな感じだろうね。70年代、80年代のソウルミュージックが好きだから。

1 ”In Love With You” Los Amigos Invisibles
でも、いちばん聴いた曲はベネズエラのファンキーなバンドの曲。マルーン5

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ロシア料理店「ハルビン」のフィッシャーマンズパイ

ロシア料理店「ハルビン」のフィッシャーマンズパイ

まずは、世界初の保険会社「ロイズ」誕生の歴史にいきなり脱線する。

1600年代、テムズ川を多くの船が往来するようになったロンドンでの話。

コーヒーハウスがイスラム世界からヨーロッパに広がり、1650年、イギリス・オックスフォードに初めてのコーヒーハウスができる。1686年、ロンドンの港で船員向けの24時間営業のコーヒーハウス「ロイズ・コーヒー店」をエドワード・ロイズが開店する。

海難事故が多

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圧倒的スケール!1904年、セントルイス万博博覧会の旅

圧倒的スケール!1904年、セントルイス万博博覧会の旅

1904年に開催されたセントルイス万博博覧会にハマっている。

きっかけは、古道具屋で見つけた雑誌「Campbell’s Illustrated Journal」。
1903年、120年前にアメリカで発行された、セントルイス万博博覧会特集号。
これは!と迷わず買って帰った。120年前のアメリカにタイムスリップする。

セントルイス万博博覧会開催を翌年に控え、イベント概要や開催決定までの経緯、主催団

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プレーンオムレツ占い

プレーンオムレツ占い

ほぼ毎朝、プレーンオムレツを作り、その出来具合で、その日いちにちの運勢を占ってます、という話。

結果は大失敗になるときも多々ある。見た目はプレーンオムレツとスクランブルエッグの中間、これは何の料理?と問われるとほとんどの人はスクランブルエッグ?と答えるであろうシロモノで、おおまけで20点。凶です。

なんだか落ち着かず集中してなかった。ちょっとイライラもしてた。今日は気を引き締めて、注意して、何

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続・カモメとリスボン - ポルトガル菓子店カステラ・ド・パウロのこと

続・カモメとリスボン - ポルトガル菓子店カステラ・ド・パウロのこと

この前、「カモメとリスボン」というタイトルの記事を書いた。

ポルトガルの首都リスボン、テージョ川を渡るフェリーのうえで撮った一枚の写真について。

すると、あのフェリーのことをNoteに書いてらっしゃる方を見つけた。

なんと、あのカモメの写真を撮ったときは、この方、智子ドゥアルテさんとご主人のパウロさんが営む菓子店Castella do Paulo(カステラ ド パウロ)に行って、カステラを買

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カモメとリスボン

カモメとリスボン

いままで撮った写真で1番は?
真っ先に頭に浮かんだのがこの写真。

もう四半世紀も前にポルトガルのリスボンで撮った一枚。

リスボンから大西洋にそそぐテージョ川で、近くを飛ぶカモメを撮った。奥にリスボンの街が写っている。

白黒フィルムで撮り、自分で印画紙にプリントしたアナログなもので、今回その写真をデジタル画像にした。

あの頃、一眼レフカメラを首からぶら下げて街なかを歩き回っていた。古い建物の

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月は私のもの - フェアグラウンド・アトラクション

月は私のもの - フェアグラウンド・アトラクション

黄色に光る中秋の月を眺めていたら、この曲が頭の中で流れた。
イギリスのバンド、フェアグラウンド・アトラクションの「ムーン・イズ・マイン」。月は私のもの。大好きな曲だ。

1988年発表のフェアグラウンド・アトラクション唯一のアルバム「The First of a Million Kisses」に入っている曲。アルバムタイトルが「百万回の最初のキス」なんて洒落ていて、写真家エリオット・アーウィットの

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パラレルワールドを信じるかい?

パラレルワールドを信じるかい?

パラレルワールドは存在するのだろうか?
パラレルワールド、並行世界、世界線。
この世界と同じような、でも違う世界が別にあって、そこに移行したり、時には行き来したりする。

SFめいた話だが、ここしばらく、パラレルワールドはあるんだ、と感じている。別の世界を感じるというよりは、別の世界に移行した、という実感。

人間関係が微妙に前と変わっていたり、好きだった場所をそれほど心地よく感じなかったり。それ

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