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意思決定基準たち

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仕事や生活をより充実したものにできる、あるいはより効率・効果を高められる、そんな「意思決定基準」を日々打ち立て、あるいは改善していく。
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#新型コロナウイルス

またしても緊急事態宣言とはこれいかに

またしても緊急事態宣言とはこれいかに

こんなことになるのだったら、
最初から東京五輪など招致しない
方が良かったのではないか。
そう感じざるを得ない。

東京に4度目の緊急事態宣言が
発出されることが決まった。
「緊急事態」の言葉を見る度に
虚しい思いに駆られる。

依然として、諸外国に比べて
極端に低い感染者数や死亡者数で
推移する我が国。
ワクチン接種の進み具合が遅い、
そんな批判も確かにあるが、
最近はかなり進捗良さそうだし、

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コロナ禍に伴う同調圧力のはなし

コロナ禍に伴う同調圧力のはなし

最近、妻が仕事帰りに見かけた
光景。
人通りの多い駅前でガールズバーの
客引きをしていた若いお兄さんを、
おじいさんが叱りつけていたのだ
という。
「時期を考えろ」
というようなことを吠えてそう
なのだ。

公共交通機関では、依然として
「新型コロナウィルスの感染防止の
ために、マスクを着用頂きますよう
お願い申し上げます。」
というような放送を繰り返している。
TVをはじめとする公共放送でも、

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事実と意見の峻別

事実と意見の峻別

今日は「幸せ」をテーマに書く予定
だったのだが、とてもそんな気に
なれないことが生じてしまい、
取り急ぎ別のテーマで殴り書き。

法律の勉強をしていたときに、強く
意識するよう心掛けさせられたこと、
それが、事実と意見を峻別せよ、
ということ。

事実は、動かしようのないこと。
意見は、あくまでもある人の
「ものの見方」なので、常に
揺れ動く可能性がある。

最近のコロナウィルスの情勢を
TVでチ

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現場の仮説検証を経て判断する

現場の仮説検証を経て判断する

某貸しスペースビジネスの
責任者をされている、
私の親しい先輩との経営談義。

先輩の本業は学者(大学教授)なのだが、
縁あってそのビジネスを経営する立場と
なり、このコロナ禍で悪戦苦闘している。

とはいえ、話を伺っていると、
なんとも筋の良い打ち手を次々と打って
いるように感じられ、経営者としての
センスが元々あったのか、学者として
鍛えられたロジカルシンキングの汎用性
がなせる業なのか、いや

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人をマネジメントできると思うのは不遜なことなのか

人をマネジメントできると思うのは不遜なことなのか

オンラインで良質なセミナーの類が
毎日のようにあちらこちらで開かれ
ており、興味あるものに出続けて
いたら首が回らなくなりそうな今日
この頃。
昨日は、Yahoo!アカデミアの学長
であり、最近ベストセラー続出の
伊藤羊一さん、
同じくベストセラー作家で、慶應の
理工大学院特任教授、キャリア論の
大家として活躍中の小杉俊哉さん、
そして「経営者JP」というヘッド
ハンティング会社の社長である
井上

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デマの心理学

デマの心理学

昨今のコロナウイルス蔓延に伴い、
世の中には様々なデマが飛び交った。
そして、今も新たなデマが日々生まれ、
TwitterやFacebookのようなSNSを中心に
広がりを見せている。

これに関して、『広報会議』の記事で
非常に興味深い内容が書かれていた。
筆者は、田代光輝さんという
慶應義塾大学政策・メディア研究科の
准教授。

1952年、つまり約70年も前に書かれた
『デマの心理学

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危機下のリーダーシップ

危機下のリーダーシップ

危機にあるときこそ、
リーダーシップのあり方が問われる。

どう進めば良いのか?
何をすれば危機を脱するのか?
誰もが顔を見合わせて困惑する、
そんな場面でこそ、リーダーは
立ち上がらねばならない。

今はまさに世界中が危機真っ只中、
あらゆるところでリーダーシップが
求められている。
特に、政治の世界では、それが
ひときわ目立つところ。

安倍首相のリーダーシップが
散々批判されているが、
批判

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コロナ騒ぎによる浮き沈み

コロナ騒ぎによる浮き沈み

今回のコロナ騒ぎで、消費生活が
一変している。
影響を受けている業界、企業、個人は
数限りない。

例えば、旅行業界は、宿泊から移動に
至るまで、壊滅的な打撃を受けている
筆頭だろう。
花業界は、卒業式などのイベントが
軒並み中止や規模縮小となり、
あまりにも悪すぎるタイミングでの
禍いだ。
外食も、これまた軒並み歓送迎会の類が
中止、延期の憂き目に遭い、フードロス
がものすごいことになっているら

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