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ゆるく販売のこと。

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気軽に読める販売のこと。 ガチガチのビジネス書のことではなく、 お店で「コレ使えるな!」 といった考えや戦略をまとめています。 ビジネス書や売場の本を読んだけれど、 文字を見た…
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#販売

GWはお客を3つに分けて考える

GWはお客を3つに分けて考える

ゴールデンウィーク期間に突入した当店は、大型ショピングモールの中でそれなりに忙しくさせてもらっている。
ゴールデンウィーク中のテーマを定め、それをスタッフと共有してのぞんでいる最中だ。

そのかんたんなテーマとは、お客を3つに分けて考えるという点である。

分類は次のとおり
① 既存顧客・・・いつもご利用いただいている方
② 未認知顧客・・初めて当店を知る方
③ 離反顧客・・・しばらくご利用いただ

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店の真ん中に水槽をおきなさい

店の真ん中に水槽をおきなさい

「店の真ん中に魚の泳いでいる水槽を置いてください」
ふと、そんなセリフを思い出した。

本の名前は忘れてしまったのだが、あるビジネス系書籍の中で出てくる一節だったと思う。(うる覚えなので、セリフが違うかもしれませんがご了承ください)

人通りの多い道路に面したアパレル店が売上減に頭を抱えていた。
通行人は多いがお店で買い物してくれるお客は少なく、その対策として割引セールなどでお客の気を引こうとする

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後輩を勝たせること

後輩を勝たせること

先日、仕事(アパレル・バッグの店舗販売)で嬉しいことがあった。
そのことをここに書き留めておこうと思う。

先日、後輩から「こんなことを考えたんですけど・・・」と提案があった。
それがどんな内容かというと、ラッピンングに関するもので、
現状よりも人的コスト・材料コストなどを大きく改善できるであろうものだった。

ラッピングのことまず現状のラッピングを説明しておくと、
透明の袋に包装紙を差し込んで作

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「届ける」を考えるだけでいい

「届ける」を考えるだけでいい


マーケティングとは「マーケティングとは何か」についての定義づけをメモに残しておきたいと思う。

この言葉がとてもシンプルで分かりやすくて腑に落ちる。
マーケティングの定義については堅苦しい表現が多く、なかなかスッと自分の中に入ってこない。

例えば、フィリップ・コトラーの定義で

例えば、商店街のアパレルショップの店長がマーケティングについて学ぼうと思った時、コトラー氏の定義のような日常で使わな

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分かりやすくしないという選択肢も大事

分かりやすくしないという選択肢も大事

7月31日のMBさんのVoicyを聴き、「売る仕事をする中で楽な方に流されないように気をつけないといけないな」と再認識したことをここに書き留めておきたいと思う。

「分かりやすく説明して販売しないといけないということは、そもそも分かりやすく説明しないと理解できない人をターゲットにしているのだよ」ということ。

少しややこしく感じるかもしれないので簡単な例を挙げてみよう。
もし仮にアナタに超得意分野

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子どもとオトナの境界線

子どもとオトナの境界線

オトナと同じモノを使う。

お店で若い子たちの動向をみているとオトナ・子どもの線引きって何だ?と考えることがある。

・小学生が大人用のレザー財布を買う。
・中学生の男の子がレディスのデニムを買う。
・高校生の女の子がスカートを買う。

この中でも特に小学生が使うものが変化してきていると感じる。

小学生とオトナであっても、使うものに境界線はないんじゃない?

そんなふうに考えさせられる出来事に出

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エコバッグをレジ前で売る

エコバッグをレジ前で売る

私のお店では、レジ前でエコバッグを売っている。
価格は¥3,000円くらいのエコバッグ。
エコバッグとしては、少し高いと感じる方もいるだろう。
では何故、売場の前面などに陳列をしないのか?

レジに並んだ人をターゲットにしている。

なぜ、満足度が高い人に向けている?
→この店で買うハードルが低いから。

一度、イメージして欲しい。
¥3,000円するエコバッグを買おうとする時。

名前も知らない

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ビールコーナーは学習の場?

ビールコーナーは学習の場?

普段、スーパーでしばしば立ち寄るお酒のコーナー。

その中でも、ビールコーナーは販売の仕事をしている人にすれば、

学習教材のかたまりではないかと思う。

「今日はノンアルコールビールでも買うか」と

フラッと立ち寄ったビールコーナーを観察してみると楽しかった。

そんな私の勝手な推測の話ですが、

しばしお付き合いいただければと思います。

やっぱりビールなのか。

ノンアルコールビールを目当て

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「3月26日は最強の日」をどう戦略的に考えるか。

「3月26日は最強の日」をどう戦略的に考えるか。

3月26日(土)は1年に1回しかない、3つの縁起の良い日が重なる最強の日なんです。
「寅の日」「天赦日」「一粒万倍日」の3つが重なり、
何かを始めたり、行動するのに良い日とされています。

3月26日は寅の日が重なっていることもあり、
お財布を買って使い始めようと考えている人は多いように感じられます。
(店舗販売で財布を取り扱いしている)

買う側からすれば、「この日に買えばいい」で完結するが、逆

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