マガジンのカバー画像

なかやまかずはの『ささめごと』

63
"えっくす"のタイムラインのように、時系列で"なかやまかずは"の映画感想・自由律俳句・140字のショートエッセイ等もろもろを「こしょこしょ……」とささめています。
運営しているクリエイター

#眠れない夜に

【#詩】 リフレイン

【#詩】 リフレイン

名前を付けれぬこともある
見知らぬ誰かが言っていた

言葉に出来ぬ夜もあると
知らん顔してくちばしる

ねえアタシ「素敵でしょ?」
聞く耳持たず 日が昇る

ねぇアタシ「ごめんなさい」と
言葉も無しに 目を伏せる

時空を超えた 愛してる
これは決して恋ではない

きっと、恋ではない
知ってるよ、でもすきなんだ

来世に持ち越し「また逢おう」

またね、またね。
逢えるならまた

いつの日か また

もっとみる

自分であるために闘ってきた。
闘うことでしか自分を守れなかった。
負った傷は目に見えないくせに酷く痛む。
闘わず生きられる人を羨むこともあった。

この闘いに勝ち負けも引き分けもない。
孤独や痛みの代償は確固たる自分自身。

失うと同時に得た自由は
寂しさと誇りを混ぜた味がする。

私は言葉を主軸とした表現に携わっているけれど、「言葉がなくても想いが伝えられたらいいのに」と思ってしまうこともある。

うまく言葉を探しても、意味をなせない。
気持ちが涙と溢れ出て、意味をなせない。
泣いていいのは私ではない。

優しさで悲しみを溶かすよな言葉を使えたらいいのに。

【#3行日記】 古傷を指でたどる

【#3行日記】 古傷を指でたどる

野良猫に浮気して引っ掻かれたふたつの傷は

目を凝らしても皮膚の青白さしか映さない

思い出だけがじくじくと疼きだす午前二時

「あなたの作品が大好きです」
「あなたのことをとても尊敬しています」

生き方や作品に影響を受けた方を昨年亡くし、とうとう本人にこの想いを伝えることができなかった。

──その後悔こそが、抱いた感動や尊敬の念を"言葉"にしてまっすぐ相手に伝えてしまう最大の理由だとやっと気づけた。

「さて、これから動くぞ」というときに限って思わぬ足止めを喰らってしまうことがある。

それは、悲しみだったりやりきれなさだったり、カタチを変えてぐにゃぐにゃと目の前に現れる。否応なしに。

それでも私にできるのは、言葉を紡いでいくことだから、もがきながらなんとか綴って生きてくよ。

忘れられない夜、というものがある。

それは"忘れられない"とも言えるワケで、思い入れがあればあるほど美しい部分を妥協せずにひとつの作品へと昇華させるのがむつかしくってたまらない。

それでも、記憶を外側まで留めておきたいから。

("忘れられない夜"がテーマのエッセイ執筆中!)

脳内キャパオーバー×体調不良が重なりすぎたが故に本腰入れて執筆に取り組めない現状に嫌気がさしたり。2年前に自分の中で何かが半壊してしまってから、日を追うごとに影の部分が大きくなっちゃって。中々こちらでは活動出来ておりませんが、生きて、"書いて"います。今日はありのままを綴りたく。

【中山のささめごと】
書いてる内に日付をまたぐ現象が最近多い。
気付けば「あれ、もう0:00(日曜)!?」となって中々金or土に投稿出来ていない…。
自分でプレッシャーかけといてプレッシャーに負けてる。向き不向きって本当にあるのね……。
出来たエッセイ、あす日曜に投稿します。