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○○年前の自分へのアドバイス

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店舗設計を仕事にして10年超え。就職、独立、結婚、育児。人生中盤スタート地点、キャリアも中堅を迎えた今だからこそ伝えたい、昔の自分へのアドバイス。
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2018年8月の記事一覧

傷つくような批判から心を守る方法

傷つくような批判から心を守る方法

以前、友人からこんな話を聞いたことがある。

「世の中の人のうち、2割の人には何をやっても嫌われてしまう。6割の人は状況によって変化する。でも、残りの2割の人には、何をやっても好きになってもらえるんだって」

なるほど!と腑に落ちた。

「何をやっても2割の人は味方でいてくれる」と思うと勇気が出る。
「何をやっても2割の人には嫌われる」と思うと、そういう仕組みになっているなら仕方ない、応援してくれ

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巨大企業のCEOもとなりのお姉さんも、根本的には同じ

巨大企業のCEOもとなりのお姉さんも、根本的には同じ

昨日は涼しかったので、ひさびさに家まで歩いて帰った。いかにも東京らしい大通り沿いを歩きながら、これくらいの気温だと排気ガスにも「うっ」とならないな、といい気持ちで渋谷から2駅、すたすた歩く。

仕事帰りに40分も歩くのは、決して健康のためじゃない。どこかいい飲みどころを開拓したいという下心込みの「夜ピク」だ。わたしが使う沿線の区間は地下を走っているから、ときどき地上を歩かないとお店の盛衰に気づけな

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逃げられないから、逃げるんだ。

逃げられないから、逃げるんだ。

いったいカツオは、なにを慌てているのだろう。

夏休みのこの時期、カツオは毎年夏休みの宿題に追われている。サザエから叱られ、ワカメにたしなめられ、タラオから頓狂なアドバイスを受け、居間に陣どる波平の目を、逃れようとする。小学生のころ、ぼくはその気持ちがまるで理解できなかった。自分のなかに「夏休みの宿題を出す」という選択肢が、まるっきりなかったのだ。カツオの学校はたいへんなのだろうなあ、と思うくらい

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ドブ板営業のススメ

ドブ板営業のススメ

フリーランスや副業で仕事が欲しい〜!!!となったときに、まず最初に何をしますか?

知り合いのツテ?
ネットで検索してクラウドソーシングに登録?
それともtwitterやnoteで仕事募集中とか書いてみる?
いっそ目星つけて飛込み営業や電話かけたり?
それとも異業種交流会とか行ってみる?

これ、本当にはじめの一歩って人それぞれで、独立しても打開できずに出戻ったり転職したり色々。

でも、フリーラ

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ストレングスファインダーと弟子と社員

ストレングスファインダーと弟子と社員

ライターズカンパニーbatonsはいま、代表の古賀さん+社員のわたし、ふたりの会社だ。40代男性と30代女性(設立時は20代だった)。いままで「えっ、オフィスにずーっとふたり? 気まずくないの?」と100万回くらい聞かれてきたけれど、少なくともわたしは気まずさとか緊張を感じたことはない。

古賀さんが「弟子」ではなく「社員」として、というより「個人」として尊重してくれること。威圧的でないこと。わた

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会社カーストの決裁者と仲介者

会社カーストの決裁者と仲介者

仕事をしていると、誰かしらが決定権を持っていて、承認が下りて初めてコトが進むという状況になることがある。

この決定権や決裁権を持っている人をキーマンと呼んだり、決裁者と呼んだりするのだけれど、真摯に何かをしようと思うと決定権のある人と話さなければ遠回りになる。

じゃあ、途中の中継役はいなくていいのか?というと、そんなことはない。決裁者は大抵多忙なので、円滑な調整や段取りのできる番頭的ポジション

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ぼくが短パンを脱いだ話。

ぼくが短パンを脱いだ話。

足もとを見れば、そこにはスニーカーがある。

きょうのぼくは、アディダスのスニーカーを履いている。犬がおおよろこびでくんくんしそうなスニーカーを、履いている。ちなみに、ひとの弱みにつけ込んで、ちくちく婉曲な嫌がらせをする慣用句に「足元を見る」なんてことばがあるけれど、ほんとうに足もとを見てくれるなよ、という場面がたまにある。

ドレスコード、というやつだ。

それがどういうお店なのかぼくにはわから

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【フリ虎】誰も教えてくれなかったフリーランスのお金話

【フリ虎】誰も教えてくれなかったフリーランスのお金話

フリーランスの虎の巻っぽいネタで、やっぱり知りたいお金の話。でも、あんまりみんなしてないんですよね。

なかなか売上公開って度胸もいるし、謎のマウンティングされても気が滅入るし。

実際は、フリーランスになるとサラリーマン時代と違って業務経費の幅が広がるので、年商≠年収(手取り)です。だから一概に比較はできません。

年商=トータルの売上
年収=年商 - 諸経費/外注費など

うちもたくさん稼げる

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ロリコンを内在化させてしまった女たちへ

ロリコンを内在化させてしまった女たちへ

物心ついてはじめて母親に年齢を聞いたとき、
冗談めかして「18歳」と言われたことを今もはっきりと覚えている。
そのときの自分は5歳かそこら、母親の年齢がわかってからも、なぜ18歳というのか、全然わからなかった。

自分が小学生、中学生と年を重ねるにもかかわらず、母親はずっと「18歳」のままだった。ついに自分が18歳になった時、「親の年齢になっちゃったわ」と冗談を言って、どうして18歳と答えてきたの

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新卒研修なき後の社会人の学びについて

新卒研修なき後の社会人の学びについて

ちょっと前から色々と言われている新卒研修問題、これって実は日本独自の問題らしいですね。

ある意味では時代遅れとか、前時代的とか、昭和wとか言われそうですが、それでもやっぱり大企業は大企業で凄まじいスケールメリットを持っています。

もちろんスケールデメリットも多いのだけれど、質のいい苗を雇用してから育てるというやり方は大企業ならではの戦法なんですよね。

ある意味では合理的であり、実際に大企業で

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本当に建築家の設計料は安いのか-時代に分野を合わせるという思考-

本当に建築家の設計料は安いのか-時代に分野を合わせるという思考-

「建築家(特にアトリエ系建築家)の設計料が安い」

この言葉は建築に携わっていない人には分かりにくいことだとは思いますが、建築業界では結構話題になる話です。

僕が社会で設計というお仕事に携わった時、設計料に関してまず知った言葉が「住宅であれば工事費の約10%」という決まりのような事実でした。

家を建てられたことのある人は分かると思いますが、例えば工事費3000万円であれば約300万円が設計料と

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僕は君じゃないから君のやりたいことなんて僕もわからない

僕は君じゃないから君のやりたいことなんて僕もわからない

大抵の欲しいものごとは遅れてやってくる。
というか僕らは喉が渇いたらコンビニに行き、お金を払ってジュースを買う。欲しいものはすぐ手に入る。でも、世の中の特に人生に関わる多くのものが、お金では買えず、今欲しいといって手に入るものではない。

例えば、お金が欲しいなってなったら、すぐお金が降ってくるなんてことはないのを僕らは知ってる。楽しいこと起きないかなといって、その場で面白いことが起きることもない

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