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【ジャンル不問】LGBTQな話題のまとめ

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LGBTQな話題の記事や、ちょっと触れたりしてる記事をまとめました。
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#多様性を考える

もらった勇気の備忘録

もらった勇気の備忘録

※この記事は僕が友人から勇気をもらった備忘録です

2023年7月13日。
前日、12日にひとりのLGBTQ+インフルエンサー(この表現は正しくないかもしれない)が自ら命を絶ってしまった。
なぜ、どうして、もしかしたらこれが原因?という憶測は置いておくとして、SNSのトレンドワードやニュースサイトに並ぶ自死の言葉が信じられなかったし、信じたくなかった。

彼(They)がもうこの世にいないことは、

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プライド月間にスタエフにゲスト出演したのでみんな聴いて!

プライド月間にスタエフにゲスト出演したのでみんな聴いて!

友人のちゃんまりちゃんと相方のめいちゃんがジェンダーや性教育について発信しているStandFM、『Mellowing Coke』にゲスト出演させてもらいました。

6月が世界的なプライド月間だったことから、LGBTQ+当事者をゲストで招いての企画で、僕もLGBTQ+当事者として参加しました。
パートナーとのことや、今当事者を取り巻く社会的政治的な面に感じていることについておふたりとおしゃべりしてい

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LGBT当事者は“時代の最先端”じゃない

LGBT当事者は“時代の最先端”じゃない

プライド月間ということで、LGBTQ+当事者として暮らす中で最近モヤモヤしていることを書いてみようと思います。ポジティブなテーマの方がいいかな?とも思いましたが、等身大のものを選びました。
あまり長くないのでサクッと読めるはずですので、読んでいってください。

身体の性は女性で、心の性は男女どちらにも定めないxジェンダーのLGBTQ+当事者として生きてきた。女性のパートナーがいて、平凡ながらに幸せ

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メンズファッションが好きで楽しい。

メンズファッションが好きで楽しい。

ライター用インスタアカウントを開設したものの、メインコンテンツはメンズファッション。
平たく言うとLGBTQ+当事者で、もう少しちゃんと言うと身体は女性で心の性は定めていない――――Xジェンダーの僕が愛する、メンズ服でのコーデやアイテムの写真を載せています。

今回は少し写真が溜まってきたので、投稿をまとめてみたいと思います。

体形とかの基本情報は下記。詳しくはインスタからぜひ。

▲ 韓国アイ

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すべての愛し合うふたりに、「ハッピーエンド」を

すべての愛し合うふたりに、「ハッピーエンド」を

子どもの頃にみたおとぎ話のラストシーンは、お姫様と王子様が結ばれるハッピーエンドだった。
この頃、僕と彼女には物語でいうハッピーエンドが本当の意味では訪れないのだろうな、と、ふと思ってしまった。

21歳で「自分の心の性別を男女のどちらにも決めない」と決めた僕に、もうすぐ34回目の誕生日がやってくる。
13年の間に、世の中はゆっくりと、しかしたしかに僕を含めたセクシャルマイノリティにとっていい方向

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僕がライターとして顔出しをしていない理由。

僕がライターとして顔出しをしていない理由。

こんにちは、椎名です。

2020年の秋ごろから細々と見よう見まねでライターのようなことをはじめ、21年7月からは「by them」さんというメディアで不定期でコラムの連載をさせていただいています。

今は複数、定期でリピートいただいているそれぞれ別のクライアント様の案件をいただいています。本業があるので今はちょうどいい量と言えば量なのですが、ライターの端くれとしてもっと色々なところで書いてみたい

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ばらとたんぽぽ #マンガ感想文

ばらとたんぽぽ #マンガ感想文

こんにちは、椎名です。
今回も最近読んで面白かったマンガのレビューをさせていただこうと思います。今回もBLです。

『ばらとたんぽぽ』作:遠浅 よるべ
※上下巻

主人公はアラサーゲイカップルの征士郎とトモちゃん。
征士郎は人気少女漫画家でありながら、ラジオのパーソナリティとしてもゲイを公表しあけすけ赤裸々で歯に衣着せぬトークが人気を博している“ハイスペ彼氏”。

この話の軸になっているのは「性行

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【by them更新のお知らせ】「性」を決めない僕の転職活動

【by them更新のお知らせ】「性」を決めない僕の転職活動

こんにちは、椎名です。

僕は今年、長年勤めた勤め先から今の職場へと転職をしました。
その際、セクシャルマイノリティである僕(身体は女性で心の性を定めないXジェンダー)は新しい職場で自分らしく働けるように、セクシャルマイノリティであることをオープンにして転職活動をしていました。自分を偽り異性愛者であるかのように振る舞うことをしない転職活動での体験談や、転職活動で実際にやってみたこと、転職活動を通し

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11/1から東京都でパートナーシップ宣誓制度がスタート 都内に暮らす当事者として感じたこと

11/1から東京都でパートナーシップ宣誓制度がスタート 都内に暮らす当事者として感じたこと

今月1日、ついに東京都で“都”としてパートナーシップ宣誓制度がスタートしました。
都内に暮らすセクシャルマイノリティ当事者として、こんなに喜ばしいことはありません!暗いニュースの方が目立つ昨今、本当に明るいニュースだなと思いました。
なので今日は都内に暮らす当事者として、今感じていることを率直に書き残しておこうと思います。

はじめにお伝えしておくと、僕は身体の性は女性ですが心の性を定めていないセ

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「どうしてセクシャルマイノリティだと公表しようと思ったのですか?」

「どうしてセクシャルマイノリティだと公表しようと思ったのですか?」

およそ8ヶ月にも及んだ僕の転職活動の中で一番印象に残っている質問は、

「どうしてセクシャルマイノリティだと公表しようと思ったのですか?」

という質問だった。
セクシャルマイノリティ当事者を否定する意味を含んだネガティブなものではなく、未だ理解されにくい状況がある世の中で顔出しをしていない、ペンネームとはいえWEBメディアやSNSでセクシャルマイノリティ当事者であると公表し文章で伝えていく活動を

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【by them更新のお知らせ】“身体を変えない”と決めた僕のはなし。

【by them更新のお知らせ】“身体を変えない”と決めた僕のはなし。

こんにちは、椎名です。
今回の更新は“身体を変える”ためのオペに対する僕自身の場合に考えたことを書かせていただきました。
身体の性は女性で、心の性を定めないと決めたXジェンダー、LGBTQ+当事者としてのあくまでひとつのケースとして読んでいただけると幸いです。

膨らむ胸が邪魔。“女性のカラダ”への違和と、受け入れるという決断

心の性と身体の性がどんな組み合わせ、SOGIであっても体の性の在り方

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「わからないなら調べなよ」の持つ残酷さについて

「わからないなら調べなよ」の持つ残酷さについて

突然ですいませんが、僕は自分のことをあまり賢い人間ではないと思っています。

子どもの頃から勉強をすること自体が得意ではなかったし、得意科目は単に興味関心があったから苦ではなかっただけで、苦手なものはテスト勉強をしても赤点をとるのが珍しくありませんでした。大学も出てはいるけれどいわゆるFランと呼ばれるランク。それでも母方の近い親族で大学に進学したのは僕だけです。
勉強や頭の出来にはコンプレックスが

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【by them更新のあとがき】それって同性愛者からのアプローチだから怖いの?

【by them更新のあとがき】それって同性愛者からのアプローチだから怖いの?

こんにちは、椎名です。
以前は笑えるエピソードトークとしてメディアで話されていた、「同性愛者から迫られて怖いから逃げた!」という話題。近年はかなり減ってきたなと感じていますが、最近たまたまそういう発言をとあるメディアで耳にしまして。
それが「なぜ異性愛者は同性愛者からのアプローチを怖いと感じるのか。それは同性愛者だからなのか?」と考えるきっかけになったので、今回記事に書かせていただきました。
読ん

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【by them更新のあとがき】“理解できない”にも向き合いたいと思った。

【by them更新のあとがき】“理解できない”にも向き合いたいと思った。

「LGBTを理解できない私は悪なのだろうか」
そう考える方に対して、ひとりのLGBTQ+当事者として向き合ってみたいと思い、今回記事にさせていただきました。

この記事に書かせていただいた内容はけして、「LGBTを理解できない」という考えや、そう考えるかたの人格を否定するためのものや、上から目線で考えを改めさせようというものではありません。
同時に、「理解できない」ことを理由に当事者へ誹謗中傷や差

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