マガジンのカバー画像

詩とエッセイ

51
ぽえまーよはんのひとりごと。
運営しているクリエイター

#人生

決壊。

決壊。

なみだって、
溜まってくものなんだ。

昨日は
逆転した立場を
大人になって
受け入れるしかなくて
ぐっと堪えて

今日は
悔しくても
もう大人なんだからって
胸を叩き叩き
飲み込んで

笑ったら
気分が変わって
どっかへ行くんだと
思ってたけど

笑いながら
扉を閉じたら
なみだがとまらない、
とまらない

もうだめだ、
今日はだめだ、
喉から息を吐きながら
そう思う自分と
そうやって泣け泣け、

もっとみる
星の灯。

星の灯。

あなたがみて
美しいと思ったことを
しんじてね

あこがれた先に
裏切りと出あうかもしれない
でも
全部ほんとだよ
全部ほんとうなんだよ

うそだとしって
信じるとき
それは
期待かもしれないし
保身かもしれないし
ただの意地かもしれない

まとめて全て受け入れたい
そんなのは、
結局やっぱり綺麗事か。

耳をふさいで逃げちゃえ
きらいになるくらいなら

わたしの心は
まっすぐなの、
これまでだっ

もっとみる

幸せ。

矛盾してるようだけど、
人のために生きたら
それが自分の幸せになるし、
だけど
自分の幸せのために、が最初の動機だと
どっかで空回って、
でも私たちは絶対
幸せにならなきゃいけなくて、

勝利感とか嬉しいって言う感情が
物やお金を得ることよりもずっと
人生を価値づけるって、
伝えるのはとても難しくて、
最終的には自分で納得できなきゃ
何にもならない

それを探して
生きているようなもの
#人生  

もっとみる
バカをめざす。

バカをめざす。

アスファルトの焦げた匂い
夏だ
夏が来たんだ

体が思い出す
この息もできないような熱の空気
苦しいのにわくわくする
アドレナリンがでる

何かのためのエネルギーにもならず
ただ放出するだけだから
それが暑さを増強させていたりして

でもそれで
地球は回っているのだし
地球のもう半分はとても寒くて
私たちの人生の半分も
とても寒いのだから

何の気なしに
喜んでいい

誰かが悲しい時に
壁を挟んだ

もっとみる
ナイフ。

ナイフ。

久しぶりに、泣いた。

もっと悲しみを知れ、 と思った。

でも、悲しみを知った人は
決して言わない、そういうものだ。

人生に優劣はない。

でも、たくさん負う人はいる。

別に、何を言ってもいい。
自由だ。
湧くものはどうしようもない。

だけど、
流されてると馬鹿にしながら
その雰囲気に流されるとか
そんな情けないこと、絶対すんなよ

ここだけの話。
本人には届かないから。

そうだといいね

もっとみる
逃げても。

逃げても。

幼い頃の自分に教えてあげたいことは、
逃げてもいいんだよ、ということ。

もっと逃げるべきだった。

でもその時は、
それを知る術がなかったんだよね。

大人になって
子どもの頃より世界が広がって
広がるんだって、知ったのに
それなのに
いまだってまだ
これより広がることを信じないでいる

せめて
逃げる可能性だけ
もしくは
新しい道を切り開く可能性
それだけ
こころにとめておいて
#poem

もっとみる
まだ。

まだ。

2021年4月16日金曜
自分の意思とは別に、
体が、親離れを感じさせてくれた日
親に、ちゃんと
子離れさせてあげなきゃならない

そういう環境があって
別に、誰も、悪くなかったよ
でも
みんなで
いつかは乗り越えなきゃいけなくて

早く大人になりすぎたのだとしても
ほんとに大人になった時
責めないで、
ゆっくりゆっくり
変えていかないといけないね

二重の苦しみだと
思うかもしれない、けど
その

もっとみる
吉日。

吉日。

2021年4月15日、木曜、晴れ。
朝の通勤電車で、ふと、
残りの20代のことについて思い至った。

確実に感じている。
昔より、時間の進みが早いということ。

たけのこが ぐん と生えるような
突き上げられる思いで
スマホのメモ帳に
ここから先、数年に迎える年齢と
その合間にめぐる月の数を打った。

昨日まで
心のどこかにあるのに
がんばれないと思っていたことが
ピンと私を引っ張った。

言い訳

もっとみる
life.

life.

梅の頃はかわいくて
元気すぎたチューリップと
ぶつかっちゃった蛾にはごめんね

桜はもっと大胆で
散る頃がいちばん

もうみどりづく
夜に散る桜の下を
もうすぐ毛虫が、と
おどおど歩くのもまた

おかしくて
おかしくて

汚れた感情が洗われるなら
散る君らと一緒にいって

世界の幸福度を上げようとして
がんばって笑ってやる日には
願ってしまう、なくすことを

そんな重荷、負わせちゃダメか
綺麗な姿

もっとみる
Rihwaさんの「春風」。

Rihwaさんの「春風」。

三浦春馬さんと多部未華子さん出演のドラマ「僕らのいた時間」の主題歌。
Rihwaさんの「春風」がふと、思い出されて。

生きなきゃな。
先が見えても、見えなくても。

その先の世界は
説明できないけれど
また会えると信じている
夢物語でも、妄想でもなく

信じることを笑う人がいても
かなしいけど
とてもかなしいけれど
笑っていようか
きみと手をとりながら

投げやり、なんじゃない
ほんとうに必死だ

もっとみる
それだけ。

それだけ。

優劣勝手につけるの、おしまい。

きっと
世界の見え方が、
生き方が、
目の前の景色が変わるよ。

「上下」
「男女」
「高低」
「老若」
 …

優劣のトリカゴから
自由にしてあげたら
平行線の反対矢印がいつのまにか

まわりはじめる。

あなたは苦しんだかもしれない
たくさんの「言葉」の中にいて
気付かぬ間にもみくしゃにされて
今、その渦中かもしれない

過去の自分が嫌いで
今の自分に自信がな

もっとみる
門。

門。

何でもかんでも、
避けて通ればいいわけじゃない。

自分を自分で殺してはいけないけれど

超えなければならない門をよけたら、
遠回りして
また同じ門の前にたどり着く。

逃げて、また戻ってくる、それでいい。

その門は、必ず開けられるもの。
必要ないものは、向こうからいなくなる。

秘訣は
正直にぶつかること。
思いを開け放つこと。
怖さや不信を声に出すこと。
そして、それを強みに変えること。

もっとみる
神様の涙。

神様の涙。

世に言う「愛」には

「鶏が先か卵が先か」
みたいな議論が、たぶんあって。

形ばかり繋がった人たちは
それを 愛だ と叫びながら

いつもいつも
形できない、確かにそこにある愛を
手に入れたくて

もがいて、もがいて、
笑いながら、泣いているのかもしれない。

ぱらっと降る雨が
神様の涙だったりする

信じなくていいし
笑ってしまってもいい
蹴っ飛ばしちゃってもいいよ

答えはいつも
そこにいて

もっとみる
空腹感。

空腹感。

お腹いっぱいでも
癒えない焦燥感

もう
何で埋めたら
何が必要か
わからなくって

目の前のごちゃごちゃは
見たくないから
他人(ひと)をただ眺めて
「人間になりたい」
なんて馬鹿なこと
腹から湧いてきて、困る

材料は揃ってるのに
この霧の中に
入っていけない

邪魔しないでよ、
全部キミのせいにしていい?
怖がりも、寂しさも、頑張れない自分も

間違ってる、この空腹感。
食べなきゃ、埋めなき

もっとみる