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life.
梅の頃はかわいくて
元気すぎたチューリップと
ぶつかっちゃった蛾にはごめんね
桜はもっと大胆で
散る頃がいちばん
もうみどりづく
夜に散る桜の下を
もうすぐ毛虫が、と
おどおど歩くのもまた
おかしくて
おかしくて
汚れた感情が洗われるなら
散る君らと一緒にいって
世界の幸福度を上げようとして
がんばって笑ってやる日には
願ってしまう、なくすことを
そんな重荷、負わせちゃダメか
綺麗な姿で、去ってく君に
眠りに落ちて美しいものだけ
それだけの世界ならと
あこがれに
手を伸ばしても、走っても、
朝にはそんなこと忘れてる
それでいいような気がする
どこか別の世界に、
そうっと逃してあげるの
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