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#ツインレイ統合
第240話 カーテンコール 愛と光と闇を込めて
埼玉県さいたま市、調(つき)神社。
浦和駅から長閑(のどか)な路地をゆく私の横にはスサナル先生……ではなくて、いつも愉快なけーこが隣を歩いている。
彼と私が再会しても、meetooとしての私たちは相変わらず必要に応じて動き回っている。今回電車で“月”までやって来たことも、行きと帰りで山手線の東西をぐるっと取り囲み、結界を強化する必要があったからということになる。
そうして賑やかにお喋りを
第239話 われても末に 逢はむとぞ思ふ
(われてもすえに あわんとぞおもう)
遊歩道のベンチにあきらと二人で並んで腰掛け、ぼんやり空を眺めていた。
なんで私、結局ここにいるんだろう……。
しばらくお喋りをしながら日当たりに暖を取っていると、一羽の鳩が餌をくれないだろかと近くまで様子を伺いにきた。
私とあきらの足の間を何往復かすり抜けていくと、その様子に勘違いした他の鳩たちがバサバサと舞い降りる羽音が聞こえ、あっという間に取
第238話 吹き消すことで灯った明かり
「今の学校はどう?」
「新しい僕の態度、みんな待ってた。
喋らない人とは喋らないけど、前より居心地もよくなったよ……。」
……
三次元認識のスサナル先生の現実面でも明るい変化の兆しが伝わると、嬉しいことにカレンダー上でも彼の誕生日が近づいてきていることに気がついた。
幼い頃から「お前なんか生まれてこなければよかった。」と言われ、成長してからもずっと無価値感に苛まれ(さいなまれ)続けてき
第237話 hEart eartH
魂を二つにして探していたもの。
私と双子の誕生時から、つまり長い分離の始まりからこれほどまでのサイレントを経験しても、その途中まで無意識で“スサナル先生にとっての自分”という他者目線の自己価値を探していることに気がついた。
『価値がない私は彼の愛など受け取ってはいけない。彼はきっと、こんな私に呆れているだろうから』と。
けれどもその『無価値感』から不真実の関係性……どこかの適当な誰かと
第236話 隠されていた本当の秘密
毒づいていた。
来る日も来る日も浄化をしても、未だ私の子宮の奥底に憑依しているヤマタ先生の意識に、もういい加減鬱陶しさを募らせていた。
もちろんこの教師の他にもいくつか憑依は残っていたが、スサナル先生との間にある『性』エネルギーをクリアに浄化しようとする度に、必ずといっていいほどヤマタ先生が表面へと浮かんできていた。
「もう!私があなたのお相手じゃないってことは嫌というほどわかってるでしょ
第232話 Twinkle Twinkle Little Star
(twin-kle⭐︎ twin-kle⭐︎ little star⭐︎⭐︎)
悠久の時。
二つに分かれてから、何光年?人間意識ではどうにも理解できない世界。
それほどの長い時間。
魂にとってはあっという間と言うけれど、人間意識で生きている以上は一年であっで一ヶ月であっても、一日であっても長い。
サイレント……。
全部終わった訳じゃないけど大変だったな。あとこの「一日」を何度繰り返した
第228話 エンディングの始まる場所
江ノ島からの帰りの車内でけーこと喋っている途中、重要なメッセージが降りてきた。今日という日から冬至を迎えるまでの期間が一体何を意味しているのか。
その深淵を覗くにつれて、自分という人間が、何故今ここに生まれているのかの意味を問わない訳にはいかなかった。
そして夜、冬至までの緊急メッセージ(※)と題してnoteに掲載するための内容を降ろし始まると、振り返るほどに過去の自分が現在の自分のため
第226話 次元間デート
目覚める直前、未知の感覚の中にいた。サードアイを起点に何段階にも渡り次元をワープしていく。夕方のチャイムが去っていくのを意識の遠くに聞きながら、外の暗さを肌で感じる。
そうして惰眠に身を委ねていると、直後に第三チャクラ、第四チャクラにズドンと破裂するような圧を感じてビジョンが広がる。
赤色灯が回っている。
人だかりの中、地面に転がっているのは私の死体。ストレッチャーに白い布が被さると、三
第223話 肥沃のみなもと
胸の真ん中が冷たい。彼の心が痛みを発している。
棘の原因となった私のことを果たして許してもいいものか、彼が逡巡しているのが伝わってくる。
「私の愛を受け入れるってことは私に屈したように感じるかもしれないけど、あなたと私の魂は全く同じ大きさだよ。
私のことが怖いかもしれないけど、私はあなたの敵じゃないよ。だっておんなじ大きさだもの。だから上も下もないよ。」
そう言ってから疑問に思う。
最初
第217話 盤上の駒は何を視る
『誰かがやらなきゃいけないんでしょ、それが私なんでしょ。
だって私以外の他の人にはこんな重たいことできないでしょ。彼らじゃ潰れてしまうでしょ……。』
シリウスから、叡智としての“意識の拡大”が与えられると、スタックしていたプレアデスのトラウマが一気に進展することになった。
かの星の破壊とは別の角度から見れば、平和な故郷が奪われる闇を体験してみたいという集合意識と、それからプレアデス自体の