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写真をつかっていただいたnote

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「みんなのフォトギャラリー」に投稿した写真を使っていただいたnoteたち。 使っていただいたみなさま、ほんとうにありがとうございます。
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2021年2月の記事一覧

第一章 夜の世界へようこそ③

第一章 夜の世界へようこそ③

営業が始まり、本当にすぐに美島さんはやってきた。

あたしは、早速浜っち(はまっち)に呼ばれる。

浜っちとは、着け回しをしている人だ。

女の子をどの卓に着けるのかは、全て浜っちの判断だ。

「梨紗、七番テーブル指名美島様ね」

「はあい」

美島さんの卓へ、ゆっくりと歩いていく。

「美島さんっ♪」

「梨紗、オレ一番乗りじゃん笑」

「良かったよお、ヘルプ周り絶対嫌だし。ビール、飲んでいい?

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脳内が人生で一番忙しい1年

脳内が人生で一番忙しい1年

昨年の3月4日。父が亡くなって1年が経とうとしている。

ちょうどコロナが騒ぎ始めてまもない頃だった。

「お父さん、入院したから。もしもの事があるかもしれないから、覚悟しといて」

実家からの突然の電話から、わずか五日ほどで呆気なく父は旅立った。

夜中に知らせを受けた次の日、居住地の東京から実家の大阪へは新幹線で帰省した。平日の朝9時。車両内はかなり空いていた。あぁ、やはりコロナの影響なんだな

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おない年の酒、その他

おない年の酒、その他

※この記事は投げ銭制です。全文読めます。

 健診センターへ出向き、予定していた健診を受けてきた。

 前職場にいた頃は、とにかく早く済ませて仕事に戻ろうという会社勤めのひとたちでごったがえしていた。だが今はこういう状況なので、厳密に予約時間が決められていた。そのためかセンター内は驚くほどすいていて、予定していた検査は滞ることなく進んだ。

 検査が終わって、受付で採血、採尿の速報結果を受け取る。

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離婚しても子どもを幸せにする方法 実践編✨ 第10章 子どもからのSOS

離婚しても子どもを幸せにする方法 実践編✨ 第10章 子どもからのSOS

子供たちがまだ小さい時に離婚して育ててあげることは出来なかった。でも子供たちと離れる前にこの素敵なタイトルの本『離婚しても子供を幸せにする方法』と出会えた💕

子どもたちと離れて暮らすようになってから10年以上がたったけど、この本で私がよりどころとしてきたところや実践してみた事を書く事で、子どもと一緒に暮らしていない方へのヒント💡やきっかけになったら嬉しいです。

子どもからのSOSは早めにキ

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言葉にすること

言葉にすること

ここ数年、ずーっと週末移住をしたいと考えてきた。

数年前、仕事と子育てでいっぱいいっぱいだったけれど、自然に囲まれて黙々と種籾を蒔いていると、いつしか無心になって、とってもすっきりしたことを覚えている。自然の中にいるとエネルギーをもらえるのか、いつのまにか疲れていても元気になれた。

田舎で暮らしたいと思うようになった。コロナが流行する中、約1年間都内の街中で自然農をするうちに、都会でも命のつな

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あたらしい一日

あたらしい一日

『こんがらがった呪い』
何回も繰り返し見た『ハウルの動く城』という映画の中に出てくる言葉です。

そういうものをどんな人も何かの形で抱えていると知りながら人は大人になっていくのかもしれないと思うようになりました。

私の父や母の時代はいろんな理由で苦しんだり困ったりしている人がたくさんいました。
それは今も同じなのかもしれませんが、昔の方がそういう立場の人たちに優しい人が多かったような気がするのは

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カリリと噛んでみようか。

カリリと噛んでみようか。

ある月曜日、小学生の娘が手書きの地図を持って帰ってきました。その地図をたどって目的地へ行ってみることにした時から、私たちのワクワクする冒険が始まりました。

娘は初恋の相手に向かって自転車を漕ぎ出しました。
私はnoteの世界に飛び立ちました。

私はちょうど一年前の今日、noteにやって来ました。

noteはブログとは一味違う、交流型のSNSです。私には敷居が高いなあと思っていました。そもそも

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今朝の短歌(マラソン11日目)

今朝の短歌(マラソン11日目)

パラパラとリズム刻んで傘を打ち弾けて光る雨は水玉

風が吹く濡れた地面を乾かして新しい朝新しい夜

光る星夜空は海でどこまでも運ばれてゆく時も地球も

流れ星涙のようなそのかたち降る降る落ちるそして消えてく

目を閉じて浮かべてみても沈んでく比重の重い夢の数々

スキップを踏んじゃうような今朝の空見上げてみよう何回だって

ひりひりと吹く風沁みるひざ小僧ころんだ後のいつものやつだ

寒いけど日差し

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ほんとうをつくりたい(マラソン10日目)

ほんとうをつくりたい(マラソン10日目)

暗い中をずっと迷い続けた日々があった
それはうっすらと今も続いている

暗い中を手探りで迷いながら歩いているのは
私だけじゃない
あなただけじゃない

だから

他の人に石を投げて自分の存在をわからせようとするよりも
他の人や自分自身に刃を向けて傷つるよりも

光の方へ
明るい方へ
ただ黙って? 
歌いながら? 
笑いながら? 
時には泣いたり怒ったりしながら
どんなふうでもいいから歩き続けていき

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「素」を教えてくれたひと

「素」を教えてくれたひと

今日は、お世話になった恩師の退任記念講演会でした。

ZOOMでの参加でしたが、先生は変わらずあったかくて人間味があって尊敬できる人でした。

普段、ちょっと頑張っちゃっている色々のことなんか、ホントにどうでもいいことで、本質的に大切なものなんてほんとにほんの少しのことなんだなと。

そのままでいいし、
私というのは記憶のことで、
ただ目の前の人やことに対して最善を尽くす。

うまくいかなかった話

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まだまだと満足の塩梅

まだまだと満足の塩梅

ついに帰国して、2週間の隔離も平和に終えて、また日本での日常がリスタートした。

新しい仕事が始まって、勉強中すべきことがたくさんで、あわあわ。

でも昨日久しぶりに蔦屋書店に行って紙の本に触れて、スタバの桜色のカップに注がれたアツアツのコーヒーを飲んで、

ああこれだ....!!帰国したらこれがやりたかったの....!!!って心の中でひっそりと叫んで幸せを噛み締めた。

(ちなみに今は大阪にいる

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記憶の上書き保存

記憶の上書き保存

何故か覚えている記憶って、忘れたくない記憶とは違う。

先日、#表現者たちのエッセイ展覧会 という企画に参加するのにあたり、「何故か覚えている記憶」というテーマで、このnoteを書いた。

比較的、記憶力はいい方だと思う。
何故か覚えている記憶というと、何もなければ忘れるようなことなのに実はなかなか忘れられない記憶なのかな、というような感じがして、たくさんの記憶を呼び起こしてみた。

この企画に参

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〈 ステージ2☆4話 〉 イノチグラス作成レポ③

〈 ステージ2☆4話 〉 イノチグラス作成レポ③

今回はフレーム選びのお話です

レンズがきまったので

フレームを選ぶことになりましたが

サポートカラーのからみで

黒、茶、緑がよさそうでした

緑もおもしろいかも!と思いましたが

緑では

体に力はいりきりません

もちろん

見た目も大事(似合うかどうか)

いろいろかけてみて

体の力がぶれないかを

確認するのですが

どうも

しっくりこない

家から

再利用しようと

過去に使

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