見出し画像

離婚しても子どもを幸せにする方法 実践編✨ 第10章 子どもからのSOS

子供たちがまだ小さい時に離婚して育ててあげることは出来なかった。でも子供たちと離れる前にこの素敵なタイトルの本『離婚しても子供を幸せにする方法』と出会えた💕

子どもたちと離れて暮らすようになってから10年以上がたったけど、この本で私がよりどころとしてきたところや実践してみた事を書く事で、子どもと一緒に暮らしていない方へのヒント💡やきっかけになったら嬉しいです。


子どもからのSOSは早めにキャッチして必要なことをしてあげたい。

この本には「家庭の崩壊に対する子どもの反応は、正常なものと小児科医やメンタルヘルス専門家の介入が必要な異常なものとに分かれ、両者のあいだには明確な境界があります」とある。

注意しておきたい”子どもの反応”は

*別居や離婚の直後に起こった反応が半年から1年近くも続く

*うちひしがれる、悩み、ひとりで感情の処理が出来ない

*泣いてばかり

*以前はひとりでやれたことが出来なくなって助けを求めてくる

*成績が下がったまま

*子どものまわりの人たちが子どもの異変に気付く

*ぼんやりしたりくよくよしている、不安そう

*非現実な恐怖を抱く

*集中して取り組むことが出来ない

*関心が家庭の崩壊や修復に集中して他のことに向かっていかない

*子供らしさがなくなり遊びに興味を示さなくなった

*自己刺激行動(指しゃぶり、髪を引っ張る、けがをするほど強く何かに頭をうちつけるなど)

*よくケンカするようになる

*ひとりぼっちでいることが多くなった

*頻繁に死を口にする

*自尊心や自信が以前より低下したように見える

*しつこい睡眠障害がある

*挑発的な性行動を示し始める

これらの症状が3つ以上あるときは専門家に相談すべき、とある。

大切なのは「親が問題が発生する可能性があることを大きくとらえておくこと」と、もう一方で「ほとんどの子には大きな回復力がある事、離婚後1,2年以内だったら新しい生活に十分慣れていけるいけることを心に留めておくこと。」

そして子どもが問題を抱えているとわかったときはかかりつけの小児科医やセラピストに相談する。


私は子どもたちと離れて暮らす様になってから、子どもたちにもし何かあったら、身体的、精神的につらそうだったり、

何ならグレたら私の出番だから、それまでに自分の生活や経済力をつけておかなくちゃ、と考える様にしていた。

私が家を出た直後にチックの症状が出た当時9歳の息子も、しばらくの間頭痛が続いた当時7歳の娘も新しい環境に順応していき、グレることもなかった。

母親がいなくても子どもたちが新しい環境に馴れていくことは私の様な別居親にとっては複雑な気持ちもあるけど。😊💦💦

大好きな子どもたちに様々な症状が出たり子供らしさが失われてしまうくらいなら、子どもたちの順応力に本当に感謝する。

私は大人だから、自分のさみしさとかは何とか出来る。子どもたちが楽しく生活出来ていること以上に大切なことはない✨✨✨


ある日突然父親、母親と離れてしまった子供たちの中には不登校になってしまうケースもある。

別居親と話していると一時的でも学校に行けなくなってしまう、学校を辞めてしまうなど、聞くことも多い。

不登校が悪い、という意味ではないけれど、

昨日まで友達がたくさんいて、学校も野球も頑張っていた男の子が4年生の時、父親が前触れもなく息子を連れて家を出て、その子は友達と明日遊ぶ約束をしていたのに急に引っ越しと転校、そして母親と会えなくなるようになり、そこからほとんど学校にいかなくなり、数年経過している。

別のご家庭は小学校低学年の男の子と女の子がいて、父親は遺産を相続しているから働かず、お母さんがパートに出ていたけどうちを追い出されてしまってからは、お父さんだけでなく子どもたちもひきこもる様になり、そこから数年たっている。


これらは極端な例かもしれない。でも子どもが新しい生活や環境に慣れて、子どもらしくいられる時間を少しでも守ってあげたい。💕

ただ神経質になることも弊害があるから、バランスが大切なんだと思う。


面会交流支援をしていて、私の様な第三者が介入しないと別居している親と子どもが一緒に時間を過ごすことが難しい、現時点では葛藤の高い元夫婦を見ていると、子どもが『病気』だと決めつける様なケースもある。

離れて暮らす父親(母親)が厳しくしたから、または暴言や暴力があったから子どもにはトラウマが残ってしまったと医者からの診断書をもって、別居親と子どもが会えないケースも良くある。

前に離婚家庭の子どもの気持ちについて大学の先生が言っていた。

親とケンカした直後に子どもが親の事を嫌いだと言ったりすることは良くあるけれど、何年も会っていない親に対して、今でも怒りをあらわにしたり、絶対に会わないとか嫌いだとか子どもが言う場合は、それは子どものSOSサインである可能性がある。そしてその子どもの言葉をもって離れて暮らす親と会わせるべきでないと結論づけるよりは、子どもからのSOSの可能性を考えるべきだと。

DVや家庭内暴力や暴言はもちろんいけない。ただ日常的な暴力や暴言と、離婚までに夫婦の意見が衝突して言い過ぎてしまったり声を荒げてしまうこととを一緒にすることもすべきではないと思う。

それ以上に、子どもに対して片方の親を『悪い人』だと、子どもを『被害者』としてレッテルを貼ってしまうことも子どもに悪い影響を与えてしまう。


完璧な人はいない。それでもこどもの変化に気づける賢さと、子どもを安心させてあげられるおおらかさや寛容性を持っていたい。


子どもの順応力は高いから心配し過ぎずに見守る。

その見守る目も、片方の親だけでなくて両親ともに持てるといい。


両親が、どちらがより良い親かを張り合って競争するより、

子どもの為に少しづつでも協調、協力できたらいいなと思う。

簡単ではないけれど、不可能でもない。🍀





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?