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人間について

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#人生

個性と価値のルーレット。

個性が重要視される時代になると同時に、価値のあるなしも声高に言われるようになった。

私は価値があるのか。
私の個性は価値があるのか。
個性に価値をどうやってつけるのか。

そんな悩みを持つ人も少なくない。
私も自分の価値がどう役に立つかは気になるし、どうやったら役立てられるかと考えている。

そんな相談を知人にすると、こんな話が返ってきた。

生存のルーレット彼は言いました。
ちょっと考えてみて

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最後のおっさん

最後のおっさん

ヘルメットのつばで前がみえなくなって空振りした。

好きな女の子にたった一言が言えなかった。

3年間一度もレギュラーになれなかった。

大人になったのに面接官から鼻でわらわれた。

せっかく入った会社で成果をだせなかった。

どんどん世界の隅へと追いやられていく感覚。

いつしかそんな暗くて陽の当たらない場所に
慣れてしまっていた。

情けなくなった。
他人を妬んだりもした。

そんなどうしよう

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人間はこのどちらかと一緒に生きなければならない。

人間はこのどちらかと一緒に生きなければならない。

大人になるにつれて、生きるって大変だなと感じることが多くなった。

この大変さとはなんなのか。
考えてみました。

私と同じように生きるって大変だなって感じている人に読んでいただければ幸いです。

それではいってみましょう。

不〇の種生きることを大変にしているのは何だろう。

はじめに結論を言いますと、原因は不安と不満です。

人間はこのどちらかと一緒に生きなければいけません。

仕事に例えると

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10億回目の鼓動。

10億回目の鼓動。

冬の朝は静かで好きだ。

雪のクッションが
いろんな物音を消してくれる。

そういえば、

小さい頃はよくしていたのに、

大人になってからしてなかったことがあった。

心臓の音を聞くこと。

胸に手をあてると、
ドクンドクンと少しだけ押し返してくる力。

耳をふさげば、
ドクンドクンとわずかに聞こえる音。

そうやって自分の命の鼓動を聞くことが、
大人になってからしなくなりました。

そういえば

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目的に高さはいらニャい。

目的に高さはいらニャい。

3人のレンガ職人のお話はご存知でしょうか。

ドラッカーの本で見た記憶があります。

こちらの話の解釈もだんだんと変わってきたように感じます。

1人目のレンガ職人は、目的はありません。

2人目のレンガ職人は、お金をかせぐため。

3人目のレンガ職人は、世の中に貢献するため。

以前の私は、同じ仕事であっても、高い目的意識を持つことが重要だと学びました。

だからといって、、、しかし、3人目のレ

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こぼれた人生に火が通るとき。

こぼれた人生に火が通るとき。

私は人生で大きな間違いを犯したことがある—

こだわりが強く仕事一筋だった私は、
よく上司のことを批判していた。

『彼は何にもわかってない。』

優柔不断な上司。
判断できない上司。
自己保身の上司。
無責任な上司。

そんな名ばかり上司に心底腹が立っていた。

当時の私は自分の評価が欲しかったわけでない。
結果を出して、上司が昇格してくれればいいのにとさえ思っていた。

私は自分の能力をトコト

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「めんどくさい」の誤解。

「めんどくさい」の誤解。

「めんどくさい。
「あー、めんどくさい。

職場でそんなことを言いながら仕事をしている人を見たら、あなたはどう思いますか?

(つべこべ言わずやってくれ。
(あーうるさなぁ。

そんな言葉を言い返したくなりますよね。

実はこの言動、
なんと宮崎駿さんなんです。

ジブリで有名なあの宮崎駿監督です。

「めんどくさい」に込められた思い。多くの人は、
めんどくさい。と聞くと、
やりたくない。と解釈し

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なぜ優劣は存在するのか?

なぜ優劣は存在するのか?

仕事ができる人、できない人。
頭がいい人、よくない人。
運動ができる人、できない人。

いろいろ比べられる社会です。

あの人の方がよかった。
私ではダメだった。
自己責任で考えてしまいがちな人に向けて書きました。

今回は、
私やあなた、という個人としての問題ではなく、
人間という生物的な観点から、なぜ優劣が存在するのか?をお話しします。

はじめに断っておくと、
できるようになれ、とか
できる

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綺麗好きのブタ。

綺麗好きのブタ。

社会人になったばかりの私は会社に貢献しようと毎日働いていた。

ハードワーカー気質で仕事が何よりも重要だった。

もっと上へもっと上へ。

そんな風に毎日考えていた。

自己保身的な上司の判断や指示に反抗することも多々あった。

何度か繰り返すたび、私は気づいてしまった。
仕事とは責任と地位を明確することだと。

責任は自分でとり、地位や名誉は他人に譲る。
これだけで大抵の仕事は進んでいくのだ。

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自己責任って言うやつはバカ。

自己責任って言うやつはバカ。

最近よく聞く自己責任。

今の状況はあなたの責任だ。
ってやつ。

私はこれを言ってるやつはバカ認定します。

思いあたる節がありますか?
大丈夫、思い返さなくても目の前にいます。

何を隠そう、私がそうだったのです。

バカな理由は3つ。

1、自分は努力してきたというマウント
2、人生をコントロールしている勘違い
3、世界の中心だという無知

それではいってみましょう。

***

自分は努力

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信用はゴミ箱に捨てました。

前回の話で
人生に一貫性は取らなくていい。
という話を書きました。

しかし、
一貫性に欠ける人は、
信用を失います。

これは覚悟しなければなりません。

大人になると信用というものを
大切にしなさいと教わります。

私も信用を大事にしてきました。

でも、
時に失ってしまうこともあり、
その都度、
もっとちゃんとやらないと…
と、自分を責めてきました。

でも、
いまは違います。

誤解をおそ

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