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自己責任って言うやつはバカ。

最近よく聞く自己責任。

今の状況はあなたの責任だ。
ってやつ。

私はこれを言ってるやつはバカ認定します。

思いあたる節がありますか?
大丈夫、思い返さなくても目の前にいます。

何を隠そう、私がそうだったのです。

バカな理由は3つ。

1、自分は努力してきたというマウント
2、人生をコントロールしている勘違い
3、世界の中心だという無知

それではいってみましょう。

***

自分は努力してきたというマウント

自己責任のフレーズは誰かに対して使う言葉です。

『それって自己責任ですよ。

でも相手の背景もよく知らないまま言える言葉ではありません。

つまり、本当に言いたいのは、
君ってダメだよね。
そのままじゃダメだよ。
俺は自分でやってきた。
頑張って今の地位を手に入れたんだ。

って言いたいだけなんです。

人生は自分で切り開くもの。
これには同意します。

しかし、
だからといって、
起こったことすべてが自己責任で片付けられるほど人生は単純じゃあありません。

自己責任と口に出せるのは、
まだ自己責任で納まるほどのことしか
人生に起きていない人なのです。

そもそも人生に困っている人や悩んでいる人に
自己責任なんて論点がズレてます。

トマトってなんで美味しいの?って質問に対して、
リコピンがどうのこうの話してるようなもの。

本来語るべきことはトマトではなく味覚なのです。

人生ってやつはモノじゃなく
人間なんすよ


人生をコントロールしているという勘違い

自己責任論を話す人は、
現状うまくいってる人でしょう。

それは自分が努力して、
人生をコントロールして、
思い通りの人生を歩んでいると
自負しているからです。

少し話がずれますが、
こんな話があります。

売上トップの営業マン。
成績トップを取り続けて優秀です。
今月は5000万円を達成しました。

俺は一人で売上を達成した。
お前ら努力が足りない。
なんて言い出します。

一人で仕事をしているわけではありません。

私がここで言いたいのは、
周りの人のサポートがあって〜
ということではありません。

買った人が存在するということです。

では49,915,899円ピタリ売上を
作ることは可能でしょうか。

100%コントロールすることは不可能なのです。

なぜなら、
ほかの人間も存在しているからです。

何が言いたいかというと、
この世界にたった一人で存在するなら、
100%のコントロールは可能ですが、
そんなことはありえません。

どれだけ頑張って売上達成しても、
買う人がいたからなのです。

買わせる努力、
売る努力をしたとしても、
やはり、
最後に買うと決めたのは
他人なのです

自己責任論を話す人は、
この感覚がごっそり抜けている人が
多いような気がします。


自分が世界の中心だという無知

総論になりますが、
人生をコントロールするというのは、
自分が世界の中心になるという考えです。

人生にはどうしても防げない部分があります。
コントロール外のこともあります。

なぜなら、
自分以外の人間が存在しているからです。

ましてや他人の人生を採点するなんて、
まるで100点の人生がある前提です。

学校で教えてもらったのか、
権力者に洗脳されたのか、
正解がある人生の宿題をこなす人間。

自己責任なんて得意気に口走って私は
バカだったのです。

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