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摂食障害の事
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#心理学

感覚を身に付ける練習(認知療法)

感覚を身に付ける練習(認知療法)

今回は頂いた質問に答えながら「摂食障害の回復」についてシェアするnoteです。考え方の選択肢の一つとして参考に読んで下さればと思います。

感覚を掴む練習

認知=知っている事(知覚・判断・想像・推論・決定・記憶・言語理解)を指すのですが、これって「感覚」でもあるなって、私は考えています。(医者ではないので参考程度に読んで下さい)

例えば、言語理解の部分。発達の段階、赤ちゃんの時に「毎日聞いてい

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摂食障害の思考を紐解く02

摂食障害の思考を紐解く02

今回は摂食障害の当事者だった私が「思考」にフォーカスして、摂食障害についてシェアしていくnoteです。

ぐるぐる思考

摂食障害の発症の要因の一つに「心理的要因」があります。心の問題について、私は「悩み方の問題」だと捉えています。

悩みは誰にでもあるのです。心病んだり、精神疾患の発症の有無はどんな違いか?と考えると、悩みに対して巡らせる思考の姿勢や方向性、悩み方が正常な判断を鈍らせたりするので

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摂食障害の思考を紐解く01

摂食障害の思考を紐解く01

今回は摂食障害の当事者だった私が「思考」にフォーカスして、摂食障害についてシェアしていくnoteです。

はじめに

摂食障害は主に、拒食症(神経性やせ症)、過食症(神経性過食症)、過食性障害に分けられます。

それぞれの症状・思考・原因に違いがあります。更に紐解くと本人の「心の問題」や「思考」の違いがあります。好き嫌い・得意不得意が皆んな違うのと同じです。摂食障害を一概に、一括りには語れません。

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過食症と回復過食期の違い

過食症と回復過食期の違い

今回は沢山の質問や相談を頂く「過食症」と「回復過食期」の違い(差)について書くnoteです。

過食症

過食症は「食事」のコントロール(自制)ができない事で心が苦しい事や生活の優先順位の変化も含まれます。

食事量や頻度は人によって異なりますが、皆さんの想像する「食べ過ぎ」には当てはまらない量を食べる事が病気の症状です。

文献では「大量」「むちゃぐい」と表現される為、自分の基準で判断すれば「(

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過食の言葉に囚われない為に

過食の言葉に囚われない為に

はじめに

今回は「過食」をテーマに、ダイエッターから摂食障害になり約5年間「健康」や「美・容姿」などの意味と向き合い続けた私が思う事を書くnoteです。

皆さん「過食」と聞いて、どんなイメージを抱きますか?過食について悪いイメージを抱く方も多いのではないでしょうか?

体のメカニズムから、最近の「過食しない体作り」というダイエットの方法や健康の認知についての思考の偏りにフォーカスしながら「過食

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体は騙せない

体は騙せない

今回は摂食障害・摂食障害回復期の方から頂く質問やお悩みの中で多い内容をpickupして「心と体のメカニズム」について書くnoteです。

心は感情、脳の反射的な信号を「コントロール」できるものです。例えば、「あれ食べたい」という気持ちに対して、心で「でも、食べたら太る」と抑え込む。

ですが、体の反応や感情に訴えてくるサインには必ず「理由」があります。それが体のメカニズムです。このメカニズムのサイ

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