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好きなものたち

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私の心にあるものたちです。
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ゴールドベルク変奏曲

ゴールドベルク変奏曲

今日は、久しぶりの雨だ。
出かけなくてよくて、雨が降っていて、本を読む時間があれば、なんだか幸せな気分になる。

以前、#おうち時間を楽しく #雨の日を楽しく  を考えていて、いつも無意識に雨の日に何を聴いているか、思い出してみた。
メロディ・ガルドー、グレッチェン・パーラトやダイアナ・クラール、ホリー・コールやモニカ・ゼッタールンドだったり、さまざま。
クラシックのことは少ないけれど、noteを書

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ペンギン・ブックス

ペンギン・ブックス

ペンギン・ブックスは、ロンドンに本拠地を置くイギリスの出版社です。
現在は、アメリカのランダムハウス社と合併により設立された、ペンギン・ランダムハウス出版社の出版物として、世界に知られています。

この本の装丁が、とても好きです。

この出版社から、
「ペンギン・ブックスが選んだ日本の明短篇29」
という本が出ています。

これが、世界で読まれるニッポンの小説!
ニッポンを知り、小説を知る。世界が

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真珠の首飾り A STRING OF PEARLS

真珠の首飾り A STRING OF PEARLS

母の形見の中に、バロックパールのネックレスがある。
歪な形であるがゆえに暖かみや優しさを持つような気がして、歳を重ねるほどに使用する回数が増えた。
真珠の白い柔らかさで、顔まわりが明るくなるような気がする。
もしくは、グレーのバロックパールを白いシャツの襟を大きめに開けてするのも素敵だ。
そんなお洒落は、若いうちは似合わない。
大人の特権だ。

私は、服も持ち物も、できるだけシンプルなものを選んで

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ANGELS OF FLORENCE

ANGELS OF FLORENCE

サンタ・マリア・ノヴェッラのAngels of florenceの箱には天使が描かれている。
この優しい香りが安心させてくれた場面が幾度もあって、引き出しにある。

フィレンツェを襲った大洪水から40周年の記念を記念して2006年に作られたのだという。

1966年の11月4日、悲劇的な自然災害で甚大な被害を被ったフィレンツェに、この街の心と歴史を救済するため世界中から若者たちが駆けつけました。ぬ

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鳥獣戯画キャラのみなさん

鳥獣戯画キャラのみなさん

温かいお茶が恋しいような、涼しい風を感じる季節になった。

柳桜園茶舗のかりがねほうじ茶「香悦」が好きだ。
味ももちろん、香りがとても良い。
そして、缶に鳥獣戯画がついている。

見つけた時に買うか、通販で買うかしていたが、何と近所のスーパーに置くようになっていて驚いた。
普通のスーパーで香悦が購入できる喜びで、機嫌が良い。

鳥獣戯画は、元気のない時に見ると、ふっと笑いが出る。

大人気もなくこ

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花の器

花の器

今日は、暖かい一日だった。
私鉄線路脇の桜の古木が、あと2ヶ月もすると満開になるはずだ。

木箱に入ったまま、祖父の家の棚の奥ににあった器は、
曽祖母が使っていたものたちで、何十年も眠っていた。
桜の花が満開で、春らしい好きな器だ。

父の話では、厳格なイメージの曽祖母だったが、器は女性的である。
何を盛ったのだろう。

こちらも花が咲いている。
そして、蝶の花挿しは、古物なのにモダンな感じがする

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母のレシピ帳

母のレシピ帳

その昔、母が若い時代には、花嫁修行というものがあったらしい。
お裁縫、茶道、華道、マナー・・・など。

他界してしまってから、母の引き出しを片付けていると、一冊のノートが出てきた。
料理教室のレシピを書き留めたり、昭和感満載の藁半紙にガリ版刷りのプリントがたくさん貼られている。
何も語らずに逝ったけれど、このノートが私の味覚を育ててくれたのかと思った。

ストロベリーのババロア、エッグクロケットに

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